あっちの世界ゾ〜ン第五十四夜「遊び半分が命取り」

くろねこさん談


どうも、くろねこです。

今年こそは流行の水着を着るぞとダイエットをはじめて2ヶ月。

気合を入れて6月に買った水着を着ることなく、

結局おととし買ったワンサイズ大きめの水着を着ています。

おまけに最近やったリンゴダイエットが失敗し、

左足は痩せたものの右足が前よりぶっとくなってしまいました。

どええ、どゔじよ゙ー。


ま、そんなことはどーでもよくって、今回も怖い話です。



こっくりさん、って交霊術みたいなのが小学校の頃(えーと、今から5年くらい前かな・・・・うそ。)

異常に流行りませんでした?

今回は中学校の時、私がそれをやってて体験したことです。

あんまり書きたくないけど、他でこんな話することないから、書いちゃいます。

遊び半分で放課後友達5,6人とそれをゲーム感覚で一時間ぐらいやってたんです。

私は他の友達と一緒に帰る約束があったので、もう帰ろう、って言いました。

けれど、その十円玉の上にやってきた人(?)が帰ってくれなくなったんです。

何を言ってもやってもぐるぐると机の上を回るばかり。

十円玉を動かす役だった友人は困って、とりあえず質問を続けることにしました。

「あなたの顔を教えて下さい」

他の友達が質問しました。

十円玉を操っている友達にシャーペンを持たせると、机の上のルーズリーフの上に気味の悪い、

怒り狂ったライオンと龍のキメラみたいな顔を描き始めました。

「うわ、きっしょい(気持ち悪い)」

見ていた友達は思わず声を上げました。

その時です、

私の帰り友達が約束の時間になっても私がこないので、私の教室まで迎えにきました。

彼女は教室のドアを開けてすぐ、私の名前を呼ぶ前に

「わるいけど、今日先帰るわ。」

と言って、さっさと先に帰ってしまったのです。

「えー、待ってよー!」

と私は教室の中から叫んだのですが、彼女は無視して下駄箱のほうへ行きました。

帰ってくれるように再度頼んだのですが、それはがんとして帰ろうとしません。

しかも、下校を促す校内放送が流れ、私達は焦り始めました。

案の定、見回りの先生がやってきて、

「こらあ、おまえら何やっとんじゃ、はよ帰らんか!!」

と言うが早いか、ビリービリーと、コミュニケーションに使う紙を破ってしまったのです。

どひゃあ、なにするねん、このばちあたりじじい!!

私を含めてその場に居た友達全員が心の中でそう叫びました。

それから、私達はおはらいも何もせず、先生から急き立てられるようにして教室を出たのです。

帰り道、私はそのうちの一人の友達と一緒でした。私はその子に言いました。

「なあ、大丈夫やろか。」

「何か私左足重いわ。自分(私のこと)何ともないんか。」

「いや、私は別に・・・」

するとその時、前のほうから、

正確には前方の山の木々の間からカチカチカチという音が聞こえてきたのです。

別に気にしてなかったのですが、どんどん近づいてくるのです。

おや、と思った時、その音は私と彼女の間を擦り抜け、どこかへ行ってしまいました。

しかしそれが耳元を通り過ぎる瞬間、

私にはその音が歯をかちかちと噛み合わせる音のように聞こえたのです。

そう、イメージしたのはしゃれこうべ。

でも、不思議と怖くありませんでした。

彼女に聞くと、彼女も同じだったようです。

なんだかねー、やっぱりねーと言いながら、二人は分かれ道で別れました。

ほんとにぞっとしたのは、次の日です。

前日私をほうって帰ってしまった帰り友達を私はなじりました。

「昨日何で先に帰ったんよー、もお、待っててってゆうたんにー。」

けれどその友達は真剣な顔で私に言いました。

「昨日あんたの教室はいったとたんに、冷たい空気ダアッて流れてきて、なんか知ら

んけどめっちゃ怖くなって先にかえったんや。」

そうして私にペンで絵が書いてある一枚の紙を見せました。

「なあ、これ見てや。昨日私の夢に出てきてなあ、

あんまり怖かったから起きてから忘れんうちにノートに書いたんよ。」

それを見た私は、思わず叫んでその紙を投げてしまいました。

そこにかかれたのは、昨日どうしても帰ってくれなかったモノの似顔絵そのものだったのです。

そして一週間近く、私達に関係した人はいろいろ怖い思いや、骨折などの怪我をしました。

しかし、不思議なことに紙を破った先生と私だけは何事もなく、平穏無事だったのです。

みなさん、遊び半分には(そうでなくとも)絶対にそういう遊びをやっちゃだめですよ。

しまった、と思ってからでは、遅いですから。


ああ、忘れてたのに、また余計なこと書いてしまったー。

夜一人でトイレ行くのが怖いー。

でも、今日食べた照焼きハンバーガー3個がもっと怖いー(だから、やせねんだよ)。





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