あっちの世界ゾ〜ン第八十壱夜「すいません、思い浮かばないので・・・」

固持虎児さん談&皆さんの感想



「すいません、思い浮かばないので・・・」 固持虎児さん談


今日、体験したばかりの事を送ります。

ちょっと、まだ動揺しているので、文章がヘンなのをお許し下さい。


お昼前、玄関のチャイムが鳴り、インターホンを取ると、女性の声で

「地球が・・・、地球が・・・」

と、えぐえぐ泣きながら聞こえてくるのです。

「!!!」

とっさにドアののぞき穴を見ると、年の頃なら40歳後半位で、

ママさんコーラスが着ていそうな、白のヒラヒラブラウスにジーンズ、

髪の毛は肩位の長さで、今時珍しいフラッパーっぽいヘアスタイルの出で立ち。

どうやら肩からポシェットをたすき掛けにかけているようでした。

もちろん、私は居留守を使いました。

彼女は5分ほど家の前で

「地球が、地球が」や「仲間が空から裁きに来る」

あるいは「宇宙が裂ける!!時間が無い!」などと繰り返しながら、

たたずんでいました(その間、私ものぞき穴で見続けてましたケド)。

少しして、やや落ち付いたらしく、のろのろと体を横に向けたので、

そのまま隣の家のドアに行くかと思いきや、

いきなり凄い早さでのぞき穴をのぞいて来たのです!

びっくりして思わず

「ひゃあ!!」

と悲鳴をあげてしまった私。

すると彼女は、ドアをドンドン叩きながら

「救ってやろうって言うのに!!救ってやろうって言うのに!!」

と繰り返し叫び続けました。

私は怖くて、生まれて初めて「腰を抜かす」経験をしました。

騒ぎに気付いた隣の奥さんが、管理人さんに電話連絡をしてくれたので、

数分後には管理人さんとおまわりさんが2名来て、彼女を連れていってくれました。

その後、私は管理人室で、お巡りさんに事情を説明したりしましたが、

彼女の姿は、そこにはありませんでした。

警察で事情聴取されているとのことでした。



さてコレは、あっちなのでしょうか?

こっちなのでしょうか?

(ふぅ、だいぶ落ち着いてきた)

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「固持虎児さん」 いたこ28号


「 あ っ ち の 世 界 」です。(^^

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「良い人なのかも......」 信長波平さん談


もし私が『宇宙が裂ける』という事実を知っていたら、他人のことなんかにかまわず

逃げる準備あるいは諦めて死ぬ程遊ぶ準備に大忙しだろうな.......


しかし、地球が避けるのに一体どうやって助けてくれるんだろうか........?

今度からそれを聞いてから警察を呼ぶといいかもしれませんね。


そういえば昔

『ノアの箱舟にのって1999年を生き残りませんか?先着500人様までです。』

という怪奇文書をもらったことがある..........とりあえず船は見ときたかったな....

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「いたこ様&信長波平様」 固持虎児さん談


やはり「あっち」ですか・・・。あうっ。

実は、

今日の午前中に昨日のおまわりさんが来て、昨日の方の事を教えてくれたんです。

どうも、彼女は警察での事情聴取の最中にも、おまわりさん達に

「いかに地球が危ないか」を延々と3時間も諭していったようです。

ちなみに信長波平様、

「地球が避けるのに一体どうやって助けてくれるんだろうか」の答えですが、

それは「裏宇宙に行くこと」なんだそうです。

じゃあ、どうやって行くのかって、おまわりさんが聞くと、

彼女曰く「肉体を自ら滅ぼし精神を分離させること」と答えたそうです。

コレって「死ぬこと」ですよね。

彼女のポシェットからは凶器類は出なかったと、

おまわりさんは言ってましたけど、彼女、まだ取り調べ中みたいです。


あのまま知らずに出ていたら、私、どうなってたんでしょうか。

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「でた〜裏宇宙!」 信長波平さん談


.......危なかったですね......


私も昔街でぶつかった人に『無礼もの!そこになおれ!』って叫ばれ

切り捨てご免にされそうなことがありました。


それにしても肉体を精神から分離するなら、地球と一緒に死ぬのと同じですよね?

夏は五月蝿いやからが多いですな.....

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「いますね、五月蝿いの・・・。」 POM!さん談


5年くらい前に深夜の雨の中をコンビニ行く途中で、

ずぶ濡れになった中年の女性に道をきかれのたが、「知らない」と答えたとたん

「どうして、どいつもこいつも嘘ばっかり言うんだいっ!!」と絶叫されてしまった。

僕は、なまらビビッて逃げました。(だって本当に知らなかったんだもん)

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「壁の中」 ウインナ〜団さん談


この間、交差点で信号待ちをしていた時に目撃したのですが

その交差点の所にある建物と建物の間(人一人入れる位)に人がいたんです。

その人は、建物の中に入ろうとしてグイグイと体を壁に押しつけているんです。

私は最初「ドロボウ?それとも変質者?窓から入ろうとしてるのか?」

と思ってしばらく様子をみていたのですが(そこの信号はけっこう長いので)

よく見るとそこには窓もドアもなにもないんです。ただ壁があるだけなのです。

それでも彼は一生懸命、壁(?)に入ろうとしてるんです。

「なんだ、こいつあぶないやつか?」

と思っていたらこちらの視線に気づいたらしく、こっちに向かってくるんです。

「やば!こっちくるよ。」

なんて思っていたら、

今度は私の車の横の歩道にある花壇の中に入ろうとしているんです。

土に体をグイグイ押しつけて・・・。

彼には、私には見えない扉が見えていたのでしょうか?

でもあの目つきは恐かった。

夕暮れ6時12分位の出来事でした。

この話は、「あっち」なのか「こっち」なのか・・・謎。

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「やっぱり・・・」 いたこ28号

98.8%、「 あ っ ち の 世 界 」です。(^^

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「いるんですね、まだまだ・・・」 固持虎児さん談


なんか、沢山あるんですねぇ、そういうこと。

もう、当分の間、怖くて外に出られないカンジです。




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