信あっちの世界ゾ〜ン・第四十八夜「事の発端」
Lelielさん談
自分の体験を書かせていただきます。 大して怖いものではございませんが、目を通していただければ幸いです。 奇妙な体験をし始めた経緯とでも言うのでしょうか。 私は当時小学校4年生でした。 当時の家庭環境には少々複雑なものがございましたが性格の悪さを除きさえすれば、 普通の少女だったと、自分では思っております。 (知人に言わせれば別のコメントが来そうですけれど) その日の朝、私は学校に行く前に身支度を整えるため洗面所前で髪をとかしていました。 二つに髪を分けておさげに結うのが、当時の私の定番スタイルだったのですが、 きれいに髪を二つに分けるには、一度くしの尖った部分で髪を分けてから鏡で確認するんです。 そしてまがって分かれているのであれば、やり直すなりするんですけれど…。 そのときもいつものように洗面台の鏡に背を向け、 手鏡でその鏡に映るはずの自分の後姿を確認しました。 しかしそこには自分の後姿は無く、 緑色のものすごい顔をした老婆のようなものが映っていたのです。 私は手鏡をほおりだし、洗面所から一目散に逃げ出しました。 その後心を落ち着けてから二つの鏡をよく調べ、 異常の無いこと確認してもう一度同じ事を試してみたときはなんともありませんでした。 この後からです、私が何度か奇妙な体験をするようになったのは。 そのことは、また折を見て書きますね。 最後まで読んでくださった方、もしよろしければコメントください。 |
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