あっちの世界ゾ〜ン第五十八夜「夢の老婆のこと」

あきぷさん談


いたこ様こんにちは。

いつも楽しく読ませてもらってます。


第89夜の老婆の探し物の話ですが、私はこれの別バージョンを聞いた事があります。

すいません、どこで聞いたかは忘れちゃいました。


その内容ですが、


その老婆は河原で何かを探しています。

通りかかった人(夢を見ている人)が、そのあまりの困りっぷりを見かねて、

「手伝いましょうか?なにを探してるんですか?」

と聞くと、自分の小指がないので、探してくれと云います。

老婆の右手を見ると、確かに小指がありません。

そして二人で河原を探すのですが、老婆の様子がなんだかおかしいのです。

自分が探してほしいと言ったわりには、さりげなく、

時にはあからさまに小指探しの邪魔をするのです。

不審に思いながらも、小指は見つかったので老婆にそれを差し出しました。

すると老婆は「ありがとう」と言いつつもどこか残念そうでした。


このように見つかれば何でもないのですが、見つからない場合には死んでしまうと聞きました。


また、小指発見のところも、人によってだいぶ違うらしく、

ある人は河原の石の下から見つけましたが、

変わったところでは、河原を探したものの、どうしても出てこなかったので、

探し疲れて入ったハンバーガーショップ(なぜか)で

「残念だったね、元気だしなよ」とかいいながら二人でハンバーガーを食べていました。

そのとき、ハンバーガーの中に


がりっ


とおかしな感触を感じました。

口の中から出してみると、それはどういう訳か、小指でした。

「あったよ、良かったね、噛んじゃったけど、ごめんね」

と、渡すと、老婆は

「畜生」

「え?」

聞き返すと、

「あと少しだったのに」

と言ったそうです。


ちなみに私は聞いた日の夜に、この夢を見ました。

無事に見つけることが出来ました。


友人の話によると、老婆は死神の変形バージョンではないかとのこと。

そのほかにも色々都市伝説ってありますね。

ベッドの下の斧持った男の話も色々ありますね。その辺の話もまたいずれ。


更新、楽しみにしてます。

ではでは。





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