あっちの世界ゾ〜ン第九十九夜「偶然」

Sさん談


こんにちわ。はじめまして。

匿名希望で・・・Sと名乗らせていただきます。

実は、ゲーム「怨霊戦記」で検索していて、このPageにたどり着きました。

正直、「私は嘘や作り話を言っているわけではない!」とか、

「気が狂ってるわけではない!」と断言しても、

到底信じてもらえるとも思っていないのですが、メールしてみました。


あの事が、どんな意味があるのかわからないんですが、

たまたま思い出して「怨霊戦記」という

キーワードを入力した結果、こちらに行き着いたので・・・

あと、誰かに話せば、少しは、あの時の事が、自分なりに決着がつくと思うので・・・


匿名を希望するのも、色んな理由があるのですが、

考え方によっては、逆に話に胡散臭さが増しますね。


さて、本題に移ります。

私は、特に霊感のたぐいに優れてるわけでもなし、

特殊な血筋でもなく、いたって普通な環境で生まれ育ちました。

幽霊とか、そういった物に、夏になると興味を抱いたりする、普通の人間だと思います。


子供の頃、父の仕事の関係でパソコンを覚え、どういったルートだったかは

記憶にありませんが、「怨霊戦記」というゲームを手に入れました。


両親が基本的に学者肌の人間だったせいもあって、ゲームをするよりも、

ゲームの解析に興味があって、そのゲームがどうやらBASICから

アセンブラを呼び出して動いていた事にまず驚いたのを覚えています。


それはさておき、ゲームをプレイする事、数日目の夜、

あるシーン(主人公のコンピュータからマップを開いた時、

画面が真っ赤に点滅するシーン)にたどりついた時、

突然、私の部屋のベッドが一人でに小刻みに揺れ始めました。

地震のたぐいの揺れとは、明らかに違う、なんて表現したらいいのか

わからないんですが、とにかく不自然に揺れ始めました。


私は、隣にいるはずの弟に助けを呼ぼうとしましたが、

気を失って、そのまま朝を迎えました。


この日から、私たち兄弟にちょっとした変化がありました。


翌日、その事を弟に話すより早く、弟が母に、昨夜、金縛りに遭ったと言いました。

そして、妹は、夜中に誰かに足を引っ張られたと言いました。

何かの偶然なのでしょうか?


兄の私が言うのもなんですが、弟も妹も嘘を言う事ができない人間です。

ましてや、物事を科学的に考える家の人間ですから、

そんな馬鹿げた話を朝からするわけもありません。


でも、それ以来、私たち兄弟は、何度か不思議な体験をするのですが、

祖母が何かをしたらしく、ぷっつりと何も起きる事はなくなりました。

(祖母から聞き出す事はついにできませんでした。)


あのゲーム、何かあるのでしょうか・・・





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