深あっちの世界ゾ〜ン・第四夜「押入」
さんがつうさぎさん談
たった今、あっち体験しちゃいました。(^-^;マジ、リアルタイムです。 うちの猫は押入を自分の部屋にしています。 お昼寝も押入、お気に入りの玩具も押入に持ち込んでいます。 ぴったりと戸を閉めていても建て付けの悪いうちのマンションの 押入の戸の隙間に手を突っ込み、全身で開けて入り込んでしまいます。 今日も、押入の中でガタガタとうるさいので、 「ばんでぃ(猫の名前)!うるさいよ!」 と、怒ったら、 「なに?何で怒っているの?」 と言う顔で台所からひょっこり顔を覗かせました。 きゃぁぁぁ(T-T)押入の中には何がいるのぉぉ? 恐くて開ける勇気がありません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 結果報告が遅くなりましたが・・・ 押入、ダンナに開けさせてみました。が、何もいませんでした。 「一体何だったんだろう?」 猫と私とで雁首揃えて押入をのぞき込みました。何にもありません。 ここで、お札とか、見慣れないものとか、 そんなものが落ちてたりしてたらそれは怖いなりに納得がいったのですが・・・。 気のせいだったのかなぁ・・・?猫もそう思ったらしく、一日ぶりに押し入れに入りました。 さて、今朝の明け方頃。猫が押入から飛び出してきました。 怯えるように鳴いて、私の膝に駆け上がりぶるぶると震えています。 その時、聞いてしまったんです。 押入の中でくすくすと笑う子供の声を・・・(T-T) 私は猫を抱えて布団を被って寝ました。こう言うときは寝るに限ります。 すると奇妙な夢を見ました。 幼い頃の夢です。近所の幼なじみ達とカゴメカゴメをして遊んでいます。 鬼になったこの回りをみんなで手をつないでグルグルと回ります。 「後ろの正面だぁ〜れ?」 私と手をつないでいる隣の子が鬼の後ろになりました。 「だぁ〜れだ?」 「う〜〜〜んと?え〜〜〜っと・・・???」 鬼になった子はいつまでたっても答えません。とうとう、鬼が半べそをかきながら言いました。 「分からないよ(T-T)知ってるけど、名前が分からないよ(T-T)」 私は隣の子を見つめました。その子もにっこりと微笑んで見つめ返しました。 おかっぱ頭の可愛い女の子です。 大きな目がくりくりとして、えんじの着物に黄色いへこ帯がよく似合います。 知っている顔です。押入の中にいた子だと言うこともその時分かりました。 でも、私も名前が出てこなかったのです。 他の子はみんな幼なじみ。名前も知っているのに・・・。 そこではっと目が醒めました。 夢の中の子は私の知らない子でした。夢の中では知っていると思ったのに・・・。 けれど、不思議と怖くありませんでした。知らない子なのに何か懐かしいような・・・。 ほんわかと暖かい気持ちが胸に残っていました。 たぶん、猫と遊びたかっただけなのかも。押入の中の子。 でも、臆病者のうちの猫は初めての人には慣れないからなぁ・・・(^-^; 結局、押入の中の子が何者なのか?全く分かりません。 でも、悪さをするわけじゃなし、このまま同居してもイイかな?なんて思っています。 もうすぐ(後2ヶ月)でお引っ越しだし・・・。 |
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