あっちの世界ゾ〜ン第四十七夜「こんなことって、あるのかな?」

ひろみさん談




またまた、ひろみです。


今度は霊体験をはなします。


20歳ぐらいのときですが、そのとき2LDKのマンションに住んでました。いきなりリッチ(笑)

もちろん一人暮らしには、広すぎるので

リビングと寝室だけを使いもう一つの日当たりの悪い部屋は使ってませんでした。

ある日、先輩が遊びに来ました。

つい、長話をしてしまい、時間は夜中の2時頃でしたので、先輩はとまっていくことになりました。

いくら女同士とはいえ、先輩なので一緒に寝るのも照れくさいので

あたしの寝室を先輩に、あたしは、使ってない部屋に布団を敷いて寝ることにしました。

しばらくして、うとうとしているとき、金縛りにあいました。

眼をあけると、目の前が天井です。

もう、パニック状態でどうすればいいのか、、、とあせっているときに、

心の中で『もどれ』といえば、戻れるという話を聞いたのを思い出し、必死で念じていました。

どれくらいたったのか、眼をあけるともどっていました。

今だ!!!とおもい、起き上がって先輩のいるところに、逃げよう!と思って、電気をつけようと

電気のひもに手をかけた時、、、、、ひもがあたしの手をすり抜けていくのです。。。。。

何度も何度もくりかえし、ひもを掴もうとするのですが、どうやっても、つかめないのです。

その時はあたしは、ユウタイ離脱というものではなかったのに、、、、。

もう、電気をつけてる場合じゃない!これは、やばい!っておもい、

ドアを開け廊下に出ようとした時、なんと、ドアからむこうの、床がないのです。

真っ暗やみの世界のように、ぽっかりと、、、、、、、、、。

もう、恐怖の限界でした。

このままこの部屋にいるよりは死んだ方がいいと考え

泣きながら足を伸ばしてみたら、いつのまにか床があるので、一目散ににげました。

なのに、いつまでたっても先輩のいる部屋にたどりつけないのです。

3歩も歩けばドアなのに、、、、走っても走ってもだめなんです。。。。

ああ、、、もうだめだ、、、とおもったとき、

ドアがガラガラっとあいて、先輩が泣きそうな顔でこっちをみてました。


輩は震える声でいいました『あんた!なにやってるの?さっきから!!』

あたしは、先輩に泣きながら今までのいきさつを話しました。

でも、これだけじゃないのです。

先輩の寝ていた部屋はすりガラスのドアで向こう側がぼんやりとみえるのですが、

先輩はなれないせいか、なかなか眠れずにいたとき、あたしの部屋のドアが開く音をきいて

『ああ。こっちにくるのね』

と、おもっていたのに、なかなかこないので、眼をこらしてすりガラスをみていたそうです。

そこにスローモーションで歩いてるあたしが写っていたそうです。

ゆっくり、ゆっくりと、歩いてるあたしが、恐ろしかったそうです(笑)

あたしは、力の限り一生懸命はしっていたのに、

先輩にはスローモーションだった!と、いいはります。

どうりで、なかなかたどり着けなかったはずだ、、、

と感心したけれど、、、。(感心してる場合じゃないけど)

その日は、朝がくるまで、先輩と肩を寄せあって起きていました。


あたしは、幽霊を見たことがありません。それどころか、霊感もこれっぽっちもありません。

なにも感じないし、、、、、、、だからあまり信じていないのですが、、、、

先輩がいなかったら夢でおわってたんでしょうけど、、、、なんだったのでしょう??


それ以来そのへやには入ることはありませんでした。


後日この話を聞いた友達カップルがぜひこの部屋で寝てみたいというので、

こころよく、泊めてあげました。

翌日、彼女の方はスッキリした顔で起きてきたけど、彼氏は『夜中に足をつかまれた』

と、いってました。。。。。。

危ない部屋だったのでしょうか??



ちなみに、友達のお兄さんが、霊感があるらしく

あたしに会うたびに、『お払いにいきなさい』っていいます。

理由を聞いても教えてくれなかったのですが、とうとう、友達から理由を聞きました。

あたしの顔の横に男か女か人間か動物かわからない悪霊がついてる、、っていうんです。

正面からみると、見えなくてあたしが横をみると、出てくるそうです。。。。

いわれてから6年程たちますが、まだお払いはいってません。。。。。

どうも、信じられないので放っといてるんですが、、、いいのでしょうか??

別にあたしのまわりで、不幸が起きることもないので、気にしてないです。







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