深あっちの世界ゾ〜ン・第六十五夜「光」
空飛ぶもーぐらーさん談
はじめまして、空飛ぶもーぐらーと申します。 私は全然霊感のない人間なのですが、どうもおかしな現象にあいます。 小学生の頃、弟と従兄弟の三人で寝ていたところ、急に天井が眩しく光ったんです。 二人に問いただしても、そんな光はなかったと流されてしまいました。 高校から大学にかけても、おかしな物を見ました。 バイトの帰り、先輩と友達の三人で山道を下っていたときのことです。 工事現場からかえるところで、 一本道のはるかむこうから車のヘッドライトが、こちらのほうに向かってきたのです。 狭い道なので、待っておこうということになりました。 前にもう一台同業者の車が走っていましたが、その一行は先に行ってしまいました。 一分たち、二分たち、五分待っても結局来ませんでした。 後で、前を走っていた人たちに聞いてみたのですが、 車なんて来てないぞ、それよりお前ら遅すぎる!と怒られてしまいました。 もしあの車とすれ違っていたら、どうなっていたのでしょう? ちっとも怖くありませんが、未だに私の中では謎の出来事なのです。 もう一つ、二つあるんですがまた後で。 |
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