あっちの世界ゾ〜ン第十弐夜「ちょっと思い出したので」

RENさん談


皆々様、こんにちは。

こないだ、「自殺」について皆さんとお話をしましたが、私、素朴な疑問があります。

神様から頂いた貴重な命を自ら絶つと地獄に行くと聞かされました。地縛霊になるとかも。

自殺した人の末路は不幸と後悔しかないかのように思ってました。

けど、思い出した事があります。

あれは小学生1、2年生の時。

近所にK美ちゃんというお友達がいて、学校が終わるとよく遊びに行ってました。

そのお家ではお母さんがスーパーか何処かでお仕事をしてて、お父さんがいつも在宅でした。

とても優しいお父さんで私も大好きでしたが、少し無口な感がありました。

ある日いつものようにK美ちゃんちへ直行。

表の道に面してK美ちゃんの住むアパートの側面があり、塀越しに窓があります。

その窓の一つはお手洗いの窓で、K美ちゃんのお父さんが調度立って用をしているのが見えました。

私に気付くと あふれる笑顔でにっこり。

早くK美ちゃんと遊びたい私は走ってぐるっと周った所にある玄関へ。

その玄関はすごい人だかり。

大人の下をくぐって一番前に出た私が見たものは、

K美ちゃんのお父さんの青白い二本の足が毛布から出ているものでした。

お巡りさんが何人もいて、おばさんとK美ちゃんと妹が台所にいました。

私に気付いたおばさんが 「今日は遊べないの。ごめんね。」と言いました。

その夜、おたーさまに、「おじちゃん、トイレにいたの。本当だよ。」

と訴えましたが、相手にしてもらえず、、。

子供だったので事情はわかりませんが、首吊りだったらしいです。

でも、あの笑顔。とても暖かい いい笑顔。

あの後、地獄に行く人の笑顔とは思えません。





     戻る