あっちの世界ゾ〜ン第五十弐夜「祝卒業!!赤い着物の女の子の巻」

モクレンさん談


はじめまして。モクレンです。いつも楽しませてもらってます。

このたび無事大学を卒業できたので(笑)、記念に投稿したいと思います。


私は霊をみる体質ではないのですが、

そういう話が大好き!でS大学オカルト研究会というのを友達と一緒に作っていました。

とはいっても、活動内容は北野誠の心霊バスツアーは必ず見ようね!というもので、

会長の私と副会長の二人だけのくーだらないものでした(笑)。

でも卒業とともに解散しちゃうので、その最後の思い出にと。。


私の唯一の心霊体験(たいしたことないんですが、、)をお話したいと思います。

それはモクレンが高校生の頃のことでした。

色が白くて病弱そうにみえたらしく(実際は風邪もひかねえ健康体)、

それをいいことに保健室でサボリの常連さんでした。

その日も1時間め終了後にいつものように保健室に行きました。

「はいはい。気分が悪いのね、じゃ寝てていいわよ。私ちょっと11時半まで出てるわねー。」

「しめしめ、きょうもうまくいったぜ。」

私はベッドに潜り込みました。

はー、ぬくぬくー。たまんねー。うとうと。。私は眠りにおち、夢を見始めました。

夢のなかで、赤い着物の市松人形が暗闇のなかでポーンポーンと飛び跳ねていました

(変なゆめー。なんか怖いなー。。。)

そのうち人形の顔がはっきりして、その女の子の目がギラギラと輝きだしました。

そしてポーンポーンというその音に合わせてポーンと力強く肩をたたかれたのです。

はっと目がさめました。

肩をたたいたのは先生かな??と思い、私はヨロヨロと教室にもどりました。

寝ぼけた頭で、ふと教室の時計を見てみるとまだ11時5分。

先生はいるはずもなく、最初からあの部屋には私以外だれもいなかったのです。

私は急にゾッとして霊感の強いN美に今の事を話しました。

「やだ。。あそこで寝たのー。あの奥から3番めのベッドって自殺ベッドといわれてて、

あそこで寝ると、私も絶対金縛りにかかるんだよねー。

しかも見ちゃったんだよねー。

うちのセーラー服着てうずくまってるおかっぱの女の子。。」

なぜ自殺ベッドというのかは結局わかりませんでした。。

私がみたあの赤い着物の女の子は誰だったんでしょうか。

でもN美よ。早く言え。





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