あっちの世界ゾ〜ン第八十五夜「伯母は、いわゆる霊能者」

北海Do〜!さん談


いたこさん、みなさん。初めまして。

いつも楽しくROMってたのですが、今日はちょっと僕の体験(?)した

不思議な話を聞いて欲しくて書き込みさせていただきます。


昨年の夏、父が亡くなりました。

父は大阪在住で仕事をしており、僕は北海道で学生をやっていました。

肝臓が悪かったらしいのですが入院したときはもう手の施しようがないくらい悪化していたそうです。

結局、入院先の病院で亡くなり、お骨の状態にして弟が飛行機で北海道に連れてきました。

なにしろ急なことだったので葬式は身内だけで済ませました。


その帰り、従姉が車を出してくれ、僕とO市在住の伯母はそれに乗って帰ることになりました。

O市の伯母は、いわゆる霊能者のようなひとで、僕の親戚の女性たちはなにかあるごとに

彼女に相談を持ちかけ、男の親戚はそれを余り良く思ってなかったようなんですが。

僕も半信半疑といった感じなのですが、伯母に会うのも随分と久し振りであったし、

なにか会話をしなくてはといった気持ちで、相談というより好奇心に近い質問をしてみました。

僕は下手の横好きですが少し絵を描きますので、

「伯母サン、俺、漫画描いたら売れるかなー」

「うーん。一生懸命やればできるさ」

(・・・一生懸命やればできるって、まあ、当たり前だよなー)

「Do〜!が考えてるのは、なんか、ロマンチックな話でしょう?」

「え?ロマンチック??」

僕がその時分実際に書いていたのは漫画でなく、時分のHPで連載(?)

していた割と固い小説もどきだったので。

まあ、多少恋愛っぽい部分もあったので、

それのことかなー、でもロマンチックとはおよそ言い難い・・・

「う〜ん・・・ロマンチック〜?」

と疑問符満載でした。

困っている僕に、伯母サンは続けました。

「ホラ、あの、なんて言ったっけ・・・池田なんとかって漫画家みたいなさ」

「池田・・・(貴族、は漫画家じゃないし・・・)?」

そうすると従姉が

「ベルサイユのバラじゃない?(<池田)」


んんん?あっ!!


僕は少し前に考えていた、王子様やらお姫様やらが出てくる設定の漫画ネタを思い出したのです。

それは、エロ漫画だったらすぐデビューできるかなー、

と安易に考えた僕が設定を色々考えてるうちにすっかりお話が長くなってしまい、

結局はお蔵入りしてしまったエロな内容のネタだったのです。


「Do〜!がいま考えてるようなのじゃあんまり売れないだろいうけどねぇ」

(・・・エロ漫画じゃなぁ・・・・・・)

その後僕はなんとも恥ずかしい気分になり、すっかり無口になってしまいました。





     戻る