辛あっちの世界ゾ〜ン・第六十六夜「母の声」
ぴぃにゃんさん談
はじめまして。 私は霊感というものが全然なくて心霊体験をしたことがないのですが つい最近不思議な出来事がありました。 私の母は看護婦をしていて、帰りはいつも18:30くらいになります。 その日、私は夕食のカレーを作るため、台所に居ました。 台所の隣は車庫になっていて、飼い犬が居ます。 我が家はみんな玄関を使わず、台所にある勝手口を使っています。 そしてその日、私は台所の椅子に座って本を読んでいました。 すると、外のほうから自転車を止める音が聞こえ、 「ゴン(飼い犬の名前)ただいま」という女の人の声がきこえたのです。 私は母が帰ってきたのだと思っていましたがいつまでたっても いえのなかに入ってくる気配がありません。 ふと時計を見ると18:10でした。 母は今まで遅く帰って来ることがあっても、早く帰ってくることはありません。 外を見ても誰もおらず、そのときに読んでいた本が 「新耳袋」だったのでぞっとしてしまいました。 その日母は18:30に帰ってきたのですが、母に18:10頃は何をしていたのかと 尋ねたら「仕事が忙しくて長引きそうだから 「あー帰りたいなー」って思いながら椅子に座ってせのびしてたわ」と答えました。 結局あの声は誰のものだったのか今でも分かりません。 幻聴にしてははっきりしてたし、じゃあやっぱり母の生霊か何かかといわれると そうでもないような気がするし、家の中では 「お母さんがあくびをしたときに魂が抜けちゃった」 ということでみんな納得しています。 家の犬の名前を呼んだことと「ただいま」といったことから考えると、 やっぱり母なのでしょうか・・・ でも今思い出してみると、あの声、母の声じゃないんですよねぇ・・・ |
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