辛あっちの世界ゾ〜ン・第九十壱夜「母の話」
こまさん談
皆さん初めまして! 霊感の全くない私は、皆さんのカキコを 不思議だったり怖かったりしながら読ませて頂いてます。 私は本当に全くあっち体験がないのですが、 母の幼い頃の体験をお話させて下さい。 母が5歳の頃、祖母の家で遊んでいた時のことです。 家の中で遊んでいた所、着物を着たおかっぱの女の子が ふわりと現れたそうです。あれ?どこの子だろう? 当時は昭和30年後半、着物を着ているのは年輩の方やいわゆる 「お母さん」世代の方が多く、着物は七五三等で着るようになって いたので小さいのに、七五三の時期でもないのに着物を着ている 少女が不思議だったそうです。 その子は母に向かってにこっと微笑むと、 そのまままたふわりと消えてしまったそうです。 驚いた母は祖母の元に向かい事の顛末を話しました。 祖母は「あの子は座敷童といって、 このお家を守ってくれてるの。怖がらないで平気」 と言ったそうです。 母も、全く怖いといった感情はなかった、 今でも鮮明に覚えている、と言います。 そのお家は当時から立派な建物だったそうで、今でもあるそうです。 今もあの女の子は居るのかな、と懐かしそうに教えてくれました。 それでは、また遊びに来ます! |
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