侵あっちの世界ゾ〜ン・第弐夜「予知夢?」
MKさん談
あっちのみなさんこんばんわ〜(^^) 突然ですが、「予知夢」ってあるんでしょうか? 私の体験談ですが、あれは小学校5〜6年生くらいの頃でした・・・ ------------------------------------------------------------------- 夢を見ていました。 その頃、私は大層な母親っ子で、 いつも「お母さんお母さん」と言いながら後をついていっていました。 そして、その夢の中でも、二階建てのちょっと大きな スーパーマーケットに母と一緒に買い物に行っていました。 そこは見慣れない店でしたが、母との買い物はよくある風景の筈でした。 ところがその日は、何故かスーパーマーケットの電気が薄暗く、人影もまばらで、 たまに通り過ぎる人たちも寂しそうに、ぼそぼそと何かをつぶやいていました。 青くうす暗い店内の中で、私はちょっと不安になりながらも母の手を握り、 ひとしきり買い物をすませて、1階へと降りるエスカレーターに乗りました。 外は夜。車は通っていません。人もいません。 見慣れない街角は、青く暗い光で照らされています。 ガラス越しにそんな不思議な風景を眺めながら、 まるで閉店後のように静まり返った店内のエスカレーターを下りていきます。 突然、私は急激に不安と悲しさで胸が張り裂けそうになりました。 暖かい母の手を握っているのに、いつもの楽しい買い物の筈なのに、 何故か私は涙が止まりません。とめどなくぼろぼろと涙があふれてきます。 やがて、「どうして泣いているの?変な子ねぇ。」と母が尋ねてきました。 私にもそれはわかりませんでしたが、何故か私は「さびしいよ」と言ったのを覚えています。 それを聞いた母は、 「どうして?私がいるじゃない。」と優しく、少し困ったような表情で私に答えました。 すると私は、 「でも一人になっちゃう。いやだよそんなの!」と叫んだのです。 母は「なにを言ってるのよ」と少し微笑んで私を見ました。 それを見て私は少し落ち着きを取り戻し、そしてエスカレーターは一階にたどり着きました。 スーパーマーケットの外に出て、バス停に向かう母と私。 ところが、バス停の前に来て 突然母の手が離され、母は突然バスに走って乗っていってしまいます。 私が呆然としているとすぐにバスのドアが閉じられ、バスは無情にも走り出して行きました。 ところがその時!そのバスは一瞬空中に飛び上がったかと思うと、もの凄い勢いで 地面に叩きつけられ、もの凄い破壊音とともに粉々になってしまったのです! ---------------------------------------------------------------------- それと同時に私は目が覚めました。 夢と同じく、涙があふれて止まりませんでした。 やがてそんな変な夢を忘れかけたある日。 母は、交通事故で亡くなりました。 その時、その夢の意味を知ったのです。 |
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