侵あっちの世界ゾ〜ン・第三十六夜「摩周湖」
し〜ろさん談
| はじめまして。し〜ろと申します。 皆さんのお話読んでいて、思い出しモードに入っていたのか、 忘れかけていたことをある人のメールから触発されて思い出して しまいましたので書き込ませていただきます。 13年前ですが、北海道に一人旅に行きました。 予定も何も組まず、行き当たりばったりのいいかげんな旅でした。 その途中、「摩周湖の普通の展望台の反対側にもう一つ展望台がある。 裏摩周展望台といって、人も少なく更に湖畔まで降りて行ける」というのです。 早速、近くを通ったときに寄ってみました。 寂れた休憩所のおばさんに一声かけて、下に行ってみますと 結構な崖状態で苦労しますがもう止められません。ずり落ちて? 湖畔へ。静かです。圧倒的に静寂が支配しています。 それに負けて、上へ上がることにしました。(ここまで霧はなく、晴天でした) 上がり始めて湖が見えなくなった頃、どうも道を間違えた感覚に襲われました。 慌てて周りを見渡しても、覚えの有るような無いような。 タイミング良く(悪く!)ガスが周りを取り囲みました。 2メートル程度しか視界が効きません。 焦って上り始め、また周りを見渡そうと上方を見ると、人がいます。 男で痩せ型(と思うのですが)普通の身なり。 「お兄さん、どうした?こんな所で。」 「下から上がるとき、道を間違えたみたいで」 「あ、じゃあ展望台にいくんだね。ついといで。危ないから。」 地獄に仏!助かったぁ!!とししゃむについていきますと、 早いの何の・・直ぐに声を頼りにする状態になりました。 「もっと右右。早く早く・・・」こんな感じですね。 早い登りに焦って、熊笹を引っ張ったとき手のひらをざっくり切ってしまいました。 痛みに我に返りますと・・・・見渡す限りの熊笹です。 いつのまにか・・・・崖からも脱していました。が!さっきの人が何処にもいません。 大声で呼んでも返事が無い。 展望台なんて何処にも見えない。一人ぼっちで首までくる熊笹の中&霧の中。 霧の摩周湖なんていってられません。 思いっきり焦りました。何かの視線を痛いほど感じます。 バックパックから、大型ナイフを取り出し、鞘を払いじっくり考えます。 「休憩所の背後は森林状態だった。けど、ここは白樺と熊笹だけ。 あっち(左)か 右か・・・」「お〜い」(あの男の声)と右からかすかに聞こえます。 けど、おかしい。 大声で来るようにお願いしてもただ呼びかける声が聞こえるだけ・・・・ あの人の顔は?思い出せない!服装??解らない!!! ここで初めて恐怖が一気に襲いました。 恐いと思ったら逃げるの一手!(正直私は臆病者です) 右から聞こえるから左に逃げます。 両手で笹をかき分けるようにして動いていると、 先の声がいつのまにか左右両方から聞こえます。 パニック!右手のナイフをシッカリと握り締め、 ついに大声で喚き出しました(気が狂うと思った)。 その内、前方からおばさんの声が聞こえます。 その声に導かれ、見覚えのある駐車場にヒョッコリと出ました。 おばさん「あんた!どこ行ってたの!心配したよ!!」 私「・・・・途中で男の人にあったんだけど・・・・略」 おばさん「あんた!そりゃ人間じゃないよう。なんで気づかないの!」 私「・・・・(膝が震えてしゃべれない)・・・・」 おばさん「でもよかったね。こういう所って沢山いるから。 下手すりゃあんたも仲間入りだったんだよ!」 ここまではっきり言われると、泣けますね。一言も言えない私。 (震えているだけ) 休憩所でお茶を貰い、手のひら手当てしてもらって・・・。 お礼を言って、帰りました。 恐かったので、封印していたつもりでした。 でも「摩周湖って魔が居着いているようだ」というメールですべて思い出しました。 あれは一体なんだったんでしょう。 霧に巻かれて迷った挙げ句ヒグマに殺られた人だったのでしょうか。 最近知りました。あそこってヒグマの巣だそうです。 --------------------------------------------------------------- ※後日、この話のレスに対してのし〜ろさんのレスから・・・・・ RENさん、かにゃさん、有り難うございます。 摩周湖には僕はついているのかいないのか解らない状況です。 なぜ?いままで3度いってるのですが、 霧がかかって見えないということが一度も無いのです。 ガスっても必ず直ぐ晴れる? おかげで伝説の「晴れた摩周湖を見た者は晩婚!」というジンクスは大当たりでしたが。 あの時だけは別格でしたね。(最初晴れてて。それで下に行く気に なったのでしたが、スープみたいな霧にまかれて、 その直後あいつがでてきたんですもん。) 裏摩周いっても、なにかしら防御はされたほうがいいと思います。 お守り?のほか、ビニールロープで道を明示するとか。 え、最期に事後報告を。 あの書き込み会社でしたのですが、ショールームのガラスを何度か平手で叩かれました。 最初は「酔っ払いの悪戯!」と 思って飛び出したのですが・・・・だ〜れもおりゃせん(-_-#) 。 恐かったです。ホント。だって、叩く手のひら見えたのに・・・。 恐怖に取り巻かれて書き込み終わりました(T^T) 。 その後、神社に行ってみても寒気は取れず、 結局玄関で塩ぶっかけてもらいました。ちゃんちゃん・・・・ では。失礼致します。 |
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