あっちの世界ゾ〜ン第五十五夜「心霊写真と言えば」

沙羅さん談


初めまして、こんばんは。心霊写真のお話があったので出てきました。

私の手元にも心霊写真らしきものがあります。


一枚は小学校の修学旅行の時のもの。

修学旅行の集合写真と言えば、前列は椅子に座り、次は地上に立ち、

そこから後ろの子は段違いの高さになった台の上に立ちますよね。

子供の頃から背の高かった私は、その一番高い台の上に立って記念写真に写っています。

ところが・・・

その一番上の台の上に立っている私の後ろから、覗き込んでいる女の子が写ってるのです。

あの台って後ろに人が立てるような高さじゃ無いし、

後ろを通った人だったら2メートル以上の身長があることになっちゃう。

その女の子はあまりはっきりとは写っておらず、時代劇で言う農民の子供って感じの雰囲気です。

(分かりますか?)纏め上げた髪がちょっとざんばらで落ちてきているって感じ。

その辺りまでしっかり分かるような写真です。場所は伊勢神宮。

私の後ろに子供が写っているのに気が付いたのは、

私が高校生ぐらいになってからだったと思います。


もう一枚は・・・

祖母のお葬式での写真です。

葬式後に遠方に住む祖母の兄弟姉妹が集まって、遺影の前で写真を取りました。

その中の一枚に白くて丸いものが写ってます。

他の写真で確かめましたが、その場所にそんなものは無いんです。

その一枚だけにその丸いものは写ってます。

でも・・・私には祖母が最後にみんなでの記念撮影に

写りたくて出てきたんだと思えて仕方がありません。

ちっとも怖くないのです。

賑やかなことが好きだった祖母が、久しぶりに集まった親戚の中に入りたかったのでは・・・と。

写真に写っている祖母の姉ももう亡くなってしまい、今では大切な思い出の写真となっています。




目次に戻る
     戻る
次の話を読む