あっちの世界ゾ〜ン第六十五夜「あっちかな?」

JUNさん談


僕が小5の時、卒業生にきいた話を思い出したので書きます。

よくある話(?)ですが、あるクラスの担任の先生が妊娠のため

産休にはいることになり、臨時教師がやってきました。

20代後半の若い女の先生だったらしいです。

異変がおきはじめたのは臨時教師がきて5日後のことでした。

クラスで飼っていた九官鳥がいなくなってしまったのです。

かわいがってたらしいので皆悲しんだらしいのです。

それから1週間後のこと・・・。

学校の鶏と兎がなにものかにころされたそうです。

刃物らしきものでズタズタにひきさかれていたらしいです。

警察も一応きたらしく騒ぎになってました。

しかし、死体が一体ものこっておらず血の形跡と

鶏の羽があたり一面にひろがっているだけでした。

そんな、ある日・・・。

僕も所属していた学校の野球チームのキャプテンと友人が、おそくまで(9時頃)

練習していて、道具のかたずけをして、

倉庫にしまいにいこうとすると、「ザク、ザク」と音がするのです。

彼らは音のするほうに走っていくと、なにかが土を掘っているのを見かけました。

彼らはじっとその姿をみていました。

その「なにか」がいくのをみはかっらってそこへ近ずくと、

土をほった形跡があり、彼らはほりかえしてみると・・・。


合計して8匹ほどの鳥と兎の死体、そして悪臭がありました。

彼らは学校から一番近い野球チームの監督の家に走り、

理由をはなし、警察に連絡しました。

捜査がすすむにつれて臨時教師が犯人だったらしく、捕まりました。

話をlきいたところ先生は

「宇宙人の実験」とかわけのわからんことを話していたそうです。

しかし、「あっち」より怖いものは人間かもしれません・・・。




目次に戻る
     戻る
次の話を読む