あっちの世界ゾ〜ン第六十九夜「誰が教えてくれたの?」

koji3824さん談


こんにちは

はじめて投稿します。

いつも見ているだけなんですが、この話だけは聞いてください。

でも長いかもしれません…あしからず

この話は私の友人から聞いた話です、聞くところによると新聞にまで載ったらしいんです。

話はかれこれ10年以上まえにさかのぼります。

ある女の子(仮にA子とします)と、その彼氏(B君)、B君の友達三人(C君、D君、E子さん)

が、あるキャンプ場へ向かったところから話は始まります。


五人はあらかじめ予約してあった小屋(宿泊施設?)に向かっていました。

A子とB君はB君の運転するバイク、その他はD君の運転する車にのって、

途中コンビ二なんかに寄りながら盛り上がっていたらしいんです…

あと三十分ほどで目的地とゆうところで突然雨が降ってきた。

A子「あぁ〜 雨が降ってきたはね〜」

B君「これだからバイクは…」

B君達はスピードをあげた。

予定時間より二十分ぐらい遅く小屋に到着し、時間は夜の6時前後だったそうです

若い五人が集まれば盛り上がらない訳がない!

みんな騒がしく、飲みながら暴れていました。

(この小屋にいるのは五人だけ、だから遠慮は要らなかったらしい)

しかしそのうち…

A子「う〜ん…飲み過ぎたかしら…」

B君「どうかした?」

A子「ちょっと頭痛がするの…」

C君「ちょっと奥のへやで休んだら?」

A子「そうさせてもらうね…」

A子を心配そうに見ながらB君は部屋まで送っていった。

B君が戻り四人で宴会は続いた、しかしB君はA子のことを気になってる様子だった。

E子「ま〜いいから飲もうよ!」

B君「う、うん」

D君「おまえが見に行ったって、治るものでもないし…」

C君「A子はもともと飲めないからな〜」

B君「いや、わかってはいるんだけど…」

しかし、B君は行動にでた!

B君「俺、今から町まで行って薬を買ってくるよ。」

一番近い町までバイクで約1時間、確かにそんなに遠くはない…

しかし外はどしゃ降りの雨、時間はもう九時をまわっている。

E子「やめなよ、危険だよ〜」

C君「お酒も飲んでいるし…」

D君「明日にすれば、明日に…」

B君「いや〜 でも…行ってくるよ!」

どしゃ降りの中B君はバイクに乗って町へ向かった…

一方、バイクの音を聞いたA子は気になってみんなの所へ向かった。

A子「あれ? B君は?」

C君「薬を買いに行くって町まで」

E子「愛されてるね〜」

D君「ところで、大丈夫?」

A子「あ、うん 平気」

D君「んじゃ、飲みますか」

A子「私はお酒はもう…」

そんな会話をしながら待つこと2時間…

E子「B君遅いね」

A子「この雨だもんね〜」

さらに1時間…

C君「本当に遅いな〜」

D君「まさか、まさかね」

A子「やめてよ! 縁起でもない…」

C君「ちょっと見てこよっか?」

A子「酔っ払っているでしょ…みんな」

E子「大丈夫だよ」

D君「酔い覚ましにはちょうどいいかもね」

E子「んじゃ ちょっと待ってて、 すぐ戻ってくるから」

A子を残し3人は車に乗って出かけた。

残ったA子は、

「う〜ん…あのときは頭の中が真っ白だったんですよ

…何も考えられない状態って言えば分かるかな…」 と、申しておりました。

ごめんなさい、僕には分かりません…


30分ほどしていきなり小屋のドアが開いた。

A子がびっくりしてドアを見ると、先程の3人がドアの前で立っている…

E子「ねえ、A子… 今から私が言うことをちゃんと聞いて…」

A子「は?」

E子「B君がね…B君が…」

A子「え?」

D君「B君がここから少し行った先で事故を起こしたらしい…」

A子「え? は?」

D君「おまえの彼氏が死んじゃったの!!」

A子「また〜 からかって…」

E子「本当なのよ!」

そういえば、みんな顔色が悪い…

本当に? A子はなかなか信じることができなかった…

C君「現場に行けば分かる!」

突然C君がA子の腕を引っ張り車に乗せようとした。

A子「ちょ、ちょっと何なのよ!」

  「ねえ、E子も何か言ってよ〜」

車の中は終始無言、A子以外は目に涙を浮かべていた…

10分ほど走ると道路際に土砂の山が…

車を止めた。

A子は土砂のそばまで行くと見覚えのあるバイクがつぶれているのを見つけてしまった…

驚きのあまり泣き叫ぶA子…

「10分ぐらい経った後かな…」

後にA子は語ったそうだ・・・


遠くから聞こえる足音… 雨の中でも人影が近づいてくるのがわかった…

それはどう見てもB君…

半狂乱のA子はなぜか‘それ’に近づいた…

B君?「あれ、A子?」

A子「B、B君!!!」

B君?「こんなところになぜ?…」

A子「あなたが死んだって聞いたから…」

B君「冗談じゃない!! 転んだだけだよ、今それで近くの公衆電話を

探していたんだ… ちょっと足が痛いけど…」

A子「え!! そうなの?」

B君「でも、なんでおまえがここに? 雨も降っているのに…」

A子「E子達が・・・ 強引に…」

しかし、振り向いたA子の後ろには誰もいない…

B君は不思議そうな顔をしていたが次第に険しい表情に変わった…

B君「あ、あれ…」

A子「え?」

B君の指差す方向には壊れたガードレールが…

おもむろに近づいた二人が見たものは、

道路から10メートルぐらい下にA子が乗ってきたはずの車が…

中には複雑に絡み合った3人の死体が見えたらしい…

後にA子は語った…


「死んでるんだもん、顔色いいわけないよね…」


………

二人は朝になるまでその場所から離れられなかったという…



長い話でしたけど、すいません…

感想あれば聞かせてください。

チャンスがあればまた次の話を…


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「本当ですか?」 kumaZさん


>koji3824さま

初めまして。 kumaZと申します。

いきなりで失礼かとは思いますが、これって本当の話なんですか。 

同じ様な話を多数 聞いた事があるんですが。

でも そういうのって元になった話がどこかにあったりしますし。

この話ってA子さんから直接聞いたような感じで書かれていますが、

そうならA子さんって この話の証人ですよね。 

それにB君は 雨の中、離れた事故

現場にA子さんが突然一人で現れた事の証人になりますよね。

今まで聞いた話の中では一番 信憑性が高いと思うのですが。


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「たぶん」 koji3824さん


この話、私と友人で怪談話をしているときに友人から聞いた話なんです。

そんなにうそを言う人ではないんですが…

けど

KumaZさんの言うとうり何かうそ臭いですよね〜

私もあらためて読んでみて思いました。

でもこの話を聞いたときはめちゃめちゃこわかったんです〜

A子さんには会ったことはあるんですが、なんだか不思議な人でしたね…

そんな人の話を真に受けた友人、そして友人からの話を聞いて信じていた私…

私バカなんでしょうか?(笑)

そう思う人は

「そうだ! おまえはバカだ!!」係り

まで返事ください。




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