唇あっちの世界ゾ〜ン・第二十九夜「犬みたいな」
ゆーりんさん談
| いたこ28号様、皆様、初めまして。 ここのサイトは最近になって来させて頂くようになりました。 興味深いお話が多くっていつも楽しく(怖がりながら(^^))読ませて頂いてます。 で、私も少しだけそういった経験がありますので書き込みさせて頂きます。 21の時、二間の下宿を借りていました。 玄関口には四畳半、その隣に六畳間と勝手口があります。 表は幅2メートルくらいの砂利道でした。 その日はする事があって少し寝るのが遅くなり午前一時位に寝たと思います。 寝室になっていたのは狭い四畳半の方の部屋でした。 寝転んでしばらくすると表の砂利道から子供達の遊び回っている声が聞こえました。 夜遅くにおかしい、と思っていると 次の瞬間、子供達の声が不意に聞こえなくなりました。 そして砂利道の少し離れたところから重い鎖を何本も引きずる音が聞こえだしました。 その音はゆっくりゆっくり玄関口に近付いてきました。 無気味な感じに捕われた私は玄関の鍵が明けっ放しだった事に気付き 鍵を閉める為に起き上がろうとしました。 しかしその時には金縛りが始まっていたのです。 音は玄関を素通りしました。 少しほっとしたのもつかの間、3Mくらい離れた勝手口の前で止まりました。 勝手口の鍵はいつもかけてありますが 粗末なものでその気になれば外からいくらでも開けられるのです。 不安になっていると戸を開ける事もなしに何かが中に入って来るのがわかりました。 勝手口から隣の六畳間へ大型の犬みたいなものが入ったと感じました。 荒い息をしながら六畳間をグルグル回っていました。 何周かすると不意に四畳半に入って来て、私に被いかぶさってきました。 その時、仰向けに寝ていたので必死で目を閉じてました。 そしたら犬みたいな息をしたもの(なぜか 絶対オスだと感じました)は私の顔を舐め回し始めました。 気持ち悪くて逃げようとしたらほんの少しだけ自分の体が動いたので 少しずつのけぞっていく事が出来ました。 でもそれは私がのけぞるのにあわせて体を乗り出して来たので 結局しばらくの間、顔をなめられるままになってました。 そして不意に右手を握られました。指を絡ませてがっちりと。 犬じゃなかったんです。 心の中で絶叫した私は(声は出なかったです) 無我夢中で逃げようとしました。そしたら金縛りが解けました。 気配も消えたのでしばらくしてからおそるおそる目を開けましたが やっぱり何もいなかったです。 そのまま布団に潜って寝ちゃいました。 朝起きて唇の辺がもごもごすると思ってティッシュで拭き取ったら 無臭の白い半透明の汚れがいっぱいついてました。 舐められていた顔中って事ではないのです。なぜか唇の上だけ。 やっぱり疲れていたのかも知れません。 もう一度だけ、すっごく疲れてた時 朝起きたらその汚れだけがついていた事がありました。 その時は金縛りとか全然覚えが無かったのです。 以上です。 書いちゃうとあまり怖くは無さそうなお話なんですけど 体験した時はほんとに怖かったです。 私の数少ない怖い経験でしたので聞いてもらいたいと思い書き込ませて頂きました。 長々とすいません。 |
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