あっちの世界ゾ〜ン第五十七夜「公衆電話」

ユカさん談


今宵は、私の経験した、あっちともこっちともつかないお話を。

私は、深夜、あるタクシー会社の待ち合い室(そんなのがある!!)の

受付嬢のようなものをバイトでしていたんですが、そこでのお話です。

ある夜、1時くらいに、店の公衆電話がなりました。

店には店用の電話もあるんですが、それはお客様が使うため

設置されたものだったので、一応電話番号はあるんですが、

バイトの子しか電話番号を知りませんでした。

だから、それが鳴るという事は、今日非番のバイトの子が、

何か用事があって、かけてきたという事なんですよね。

誰だろう?と思いつつ、

ユ)「ハイ、ありがとうございます。○○でございます」

(とりあえず、電話を取る時は

こういう対応をしなくてはならなかった。お客さまの手前。)

謎)「......。」

ユ)「もしもし、○○でございますが?」

謎)「....................!√#$%&£」

ユ)「はい?」

なんか言ってる?!でも、ぼそぼそいってて、何言ってんのかわかんない!!

声は、男の人のものでした。

30代くらいの、男の声。

バイトの子は女ばかりだったので、バイトの子じゃない、と思いました。

誰か、間違えてかけてきたか、でも、もしかしたら、

この番号をどこかでどうにかして知ったお客さまかもしれない。

謎)「....................$£¢∞†$#」

ユ)「はい?」

謎)「・・・・・・・・・・・・・・・・・・#$%¢£∞§」

ユ)「....申し訳ございません、お客さま、聞き取れないのですが。」

謎)「........お∞§¶%$#・・・・・£¢$い$#%・・・・」

だんだん声が大きくなってきた。

声を出すタイミングも早くなってきた。

聞き耳を立てて、受話器に集中するユカ。

なんだ?なんだ?この客、いったい何がいいたいんだ?

謎)「.......おっ¢£ほ%$・・・・・・・・√†¢いほ¶§・・・・

†£¢いほ$#・・・・おっ#$ほしい・・・おっ#$ほしい・・・

そして、私はついに、その言葉を聞き取ったのです!!!

それは、、、


「おっぱいほしい」


きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ただのイタ電でしたとさ。





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