あっちの世界ゾ〜ン第七夜「夢」

さんがつうさぎさん談


うたた寝の時に変な夢を見たのでちょっとご報告。

夢の中で私と主人は引っ越しをしているのです。

今住んでいるところよりちょっと大きめのマンションで

何故か前に住んでいた人の家具が沢山置いてあります。

ずっと欲しいと思っていた一人掛けのソファとか、アンティークのライティングデスクとか・・・。

今まで転勤が多くてあまり家具を持たなかった私達にとっては嬉しいこと。

部屋を開ける度に美しい家具に歓声を上げていました。

最後の部屋を開けるとそこには真鍮のヘッドボードのついた

青いキングサイズのベッドが置いてありました。

嬉しさのあまり2人でベットの上に飛び乗りマットレスの上でぽんぽんと弾みました。


さて、主人は外に置いてある車に荷物を取りに行き、私は掃除をすることになりました。

まずは寝る場所を確保しようと例のベッドのある寝室に掃除用具を運び入れ掃除をはじめます。

すると寝室にあるクローゼットの中に気配がするのです。

クローゼットを開けてみると何故か奥にもう一枚引き戸の扉があるのです。

おそるおそる引き戸を開けてみると床の間のある和室がありました。

床の間には経文が書かれた掛け軸があり、その手前には花が生けてあるのです。

引っ越してきたばかりなのに花が生けてあるなんてことは・・・。

そしてもっと異様なのは和室なのにベッドが置いてあるんです。

しかもベッドの上には布団が掛かっている。

それは主が今抜け出したばかりのように掛け布団が乱れていました。

部屋の中をよく見ようと部屋の中に入った時ににおいに気が付きました。

線香の香りがするのです。

よく見るとベッドの脇に文机が置いてあります。

その上には小さな仏壇が置かれ、その前には線香と火の点いた蝋燭が!!!


恐怖のあまり部屋を飛び出して主人の名を叫びました。

で、その声で目が覚めたというわけです。


夢判断の出来る人にでも聞いてみようと書かせていただいたわけなのですが

書いていて思い当たる節がありました。


今日は敬老の日・・・。

20年前の今頃なくなった母方の祖父が夢で見たような文机と小さな仏壇を持っていました。

あの部屋にいたのは祖父だったのかも・・・。





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