あっちの世界ゾ〜ン第七十夜「忘れられたキャラなど」

ちゃるさん談


>かずさん

後日談 楽しく(?)拝読しました。

井戸って神様がいるからやはり埋め戻すにもそれなりの作法があるんでしょうね。

でも、井戸だけの影響なんでしょうかなんともいえませんが・・

さて 週末でうれしいので 書き込みをさせていただきます。

後輩が「ヒバゴン」を見た話です。

(もう知らない人もいるかも (^-^; )


後輩の家は 岡山の田舎。どちらかといえば山の村だったそうです。

彼の家は両親が学校の先生。

祖父母が農業という家族構成だったそうで田舎ではめずらしい鍵っ子だったそうです。

彼が小学5年生の頃、夕方 家で漫画本を読んでいたそうです。

兄は少し年が離れており高校生。まだ帰宅していません。

祖父母は野良。両親は仕事だったそうです。

一番 家に帰る時間が早い彼は 風呂の掃除と戸締まりが

いつもの日課だったのですが、さぼることが多く、

その日も「じいちゃんたちが帰ってきたらでいい」と思い、

玄関から一番近い座敷で「サンデーか何かを読んでた」そうです。

いつも玄関だけはきちんと閉めておくようにいわれていたそうですが

その時は、半分くらい玄関を開けっ放しにしていたそうです。

「がたん」玄関に何かがぶつかる音がしました。

「どさっ」土間に重いものをおろすような音。

じいちゃんが帰ってきた。と彼は思ったそうです。

座敷はいつのまにか 薄暗くなっていました。

暗い所で本を読むと目が悪くなる。

じいちゃんがいつも怒るので、わざと顔をあげなかったそうです。

じいちゃんも無言です。。おかえりも言わないので少し怒っているのかもしれません。

「どさっ」重い音がまたしました。

おかえりを言うなら今のうちだ。じいちゃんが本当にかんしゃくを起こしたら大変だ。

「おかえり じいちゃん」

目の前にたっていたのは・・・「ヒバゴン」だったそうです。

彼は漫画を投げ出し、すわったまま奥の座敷に逃げ出しました。

「ヒバゴン」も驚いたらしく、

「どすどす。どしん」と玄関にぶつかりながら外に出ていきました。

・・・・浮浪者とかじゃなかったの?と聞いたら

確かに「ヒバゴン」だったと絵を描いてくれました。

「はじめ人間ゴン」に出てくる「どてちん」みたいな絵でした。

あるいは「仮面の忍者 赤影」の「金目さま」みたいな感じ。

(これらのキャラも古いですね・・・汗汗)

帰ってきたほんもののじいちゃんは

山には不思議なものが住んでるからとこともなげだったそうです。





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