00052893
実話怪談投書掲示板

[ホームに戻る] [新規投稿] [スレッド表示] [ツリー表示] [トピック表示] [新着順表示] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]
[ 指定コメント (No.110) の関連スレッドを表示しています。 ]

無題 投稿者: - 2011/04/30(Sat) 22:53:50 No.110  引用する 
それは、大学生の時の話です。友達5人でバイクでツーリングに行く事になりました。
釣り好きの友人がたくさんいた為、せっかく海にいくのなら釣りもしよう。という話になり簡単な釣りの用具を持って出かけました。僕は京都の出身なので、京都から行けて日帰り出来て、景色が綺麗な場所を選び、日本海に出かける事になりました。春から夏に変わるような季節だったのですが、夜明け前の時間は肌寒く走行時間3時間くらいの距離なんですが、重装備で出かけました。
出発して一時間くらい、朝日が昇りちょうど朝と同時に海沿いの道に出ました。とても気持ちよくテンションがあがってきて、むちゃな蛇行運転をしたりふざけあったりしてとても楽しく道中運転していました。やがて、現地に到着しそこは砂浜を少し歩いて岩場に入った場所でした。天気も良く熱いくらいの気温釣り好き達は急いで竿の用意を始めました。僕はそれほど釣りが好きではなかったのですぐに飽きてしまい、その辺をぶらぶらしていると、友人Aくんが付いてきました。何気なく世間話をしていると、子供のころ、近くの川でパンツ一枚でおよいだなぁ、なんて話しになりふざけあってパンツ一枚になり、海で泳いだりしました。流石6月初めの海だけあって冷たかったんですが、若さもあったので、頭までつけて遊んでいました。釣りをしている三人もそれを見て爆笑しています。     ばらくするとなにか岩場のほうで釣りをしている三人が騒いでいました。どうしたんだろう? A君と岩場のほうに向かいました。
「どうしたん?」
聞くと、
「なんでかわからんねんけど、サヨリが釣れるねん!!」
本当に入れ食い状態で、魚が次々釣れていきます。僕とA君はそれを見ていたのですが、時間が夕方3時くらいになりそろそろ帰ろうと言うと、
「もう一回群れが絶対来るから、」
と止めよとしません。僕らはおなかが空いたので、買出しにいったりコーヒーを飲んだりして時間を潰しました。やがて時間が夕方6時くらいになり、
「もう帰らないとヤバイぞ!!」
というと流石の三人も釣りを止め帰り支度を始めました。そしてバイクに乗り込み帰りの道を走り始めました。5台並んで走っていたのですが、僕は前から3台目、5キロほど走ったところで、運転中に僕はひどい眠気に襲われました。寝てはいけない…海なんかで泳ぐんじゃなかった!!短い距離だと思ってなめてたなぁ…と思いつつバイクを走らせていると、一番前を走っていたB君がウインカーをだしてバイクをゆっくり道路の端によせました。
「あかん、眠い…なんかふらふらするわぁ…」
B君が言いました。するとその言葉を聞くと皆、声をそろえるように…
「眠いなぁ…どうしよ…」
あっ、眠いの俺だけじゃ無かったんだ…。後から考えると普段朝まで飲んで学校行くような連中がこんな時間に全員眠くなるなんて、おかしな話だったのかもしれません。よく見ると、目の前に

○○国民宿舎、素泊まり4000円

看板が見えました。
「泊まらない?」
誰かがそういいました。みんな学生であるとはいえ、三流大学、普通に学校にいっているやつなど一人もいません…単位がきついやつもいたのですが、僕は泊まりたいと思って
「そうしようや!!事故起こすよりましやろ」
といいました。すると、
「いや、無理してでも帰ろうや」
A君が言いました。
「A、眠くないの?疲れてるんちゃうんけ?」
「眠いけどかえろう!」
A君の言葉に驚きました。
「なんで??4000円めっちゃ安いやん」
「いや…」
A君の態度はおかしいなとおもったのですが、とにかく疲れが半端なく、Aくんを押し切り泊まる事になりました。
宿舎に到着すると、そこは学校を改装したような宿舎でした。中に入ってみると、フロントに同い年くらいの綺麗な女の子がいたり、意外に綺麗な内装、気分よく部屋に案内されました。案内された部屋は2部屋、2階までエレベーターで上がり、エレベーターをおりると、長い廊下の両側にたくさんのドアが見えました。真っ赤なカーペットの床に、白い廊下と扉、何故か未来の都市のように思いました。長い廊下の一番奥、向かい合って両側の部屋が僕達の部屋のようです。三人、二人、に分かれて部屋に入りました。僕はA君と二人部屋、ドアに僕が鍵を開け扉を開きました。ドアは廊下側に開き、荷物を置いて館内案内を読みました。朝食1,000円と書かれておりその下に大浴場案内、
「大浴場あるで!!いこうや、」
僕は部屋のタオルをとり向かいのほかの三人のいる部屋に風呂に誘いに行きました。
「いいなぁ!!いこや」
大浴場は一階のフロントの置くにあり、5人で入りました。露天風呂付きの見事な浴室で、僕らのほかに何人か若いお客さんが入っていました。
「安いよな!!すごくない??こんな温泉ついて!!」
「そうやなぁ!!めっちゃいいやん」
「海水浴場からちょっとあるしかなぁ?」
「飯なかったら田舎やしこんなもんなんちゃう?」
適当なことを言いながら、温泉を満喫しました。何故か今までの疲れがうそのように無くなっていました。A君はなにか明るい中にも思いに更けたような表情、気になりましたが決して暗くなってうたわけでは無かったので、特別声をかけたりはしませんでした。外で簡単な食事を取り、大量のビールを買って宿舎に帰りました。僕らの部屋で五人そろいお酒を飲みだしました。たわいのない会話の中でA君がが突然話し出しました。
「今日、俺らパンツ一枚で泳いでたやろ、あのとき藻が足にからまってぐっと水中に引っ張られたんや!!水の中でおぼれそうになって目を開けたら、足には何も付いてなかったのよ」
Å君は言いました。
「え!?」
声をそろえるように皆が言いました。
「見間違いじゃないの??」
俺が言うと、
「その後何回もみたんよ、足が付く場所やし水の底まで見えたけどなにもなかったんよ、何回も確認したんやわぁ…」
A君の顔が青ざめていくのがわかりました。
「人の手だったとかじゃない??」
僕が聞くと、
「いや、何かが絡まった感じやった、捕まれたとは違うわぁ。そんなことあると思う??」

「それ気のせいやろ〜!たぶんそんな事ないって!!」
皆、気を使って気にしないよう伝えました。
しばらくすると誰から言い出すわけではなく、各部屋に入って休みました。
僕は3人が自分の部屋に帰ってからA君としばらく、雑談をしていましたが、しばらくして深い眠りに入ってしまい、ここから先の話はまったく知らないのです。ここからはA君に後から聞いた話になります。




A君は僕が寝てから、何故か寝られずテレビを見ていたそうです。しばらくすると大量に飲んだビールのせいか喉が渇き、飲み物を買いに部屋を出ました。小銭をちゃらちゃらさせ廊下を歩いてエレベーターに乗りました。エレベータがしまって小窓から何気なく自分の部屋を見ていると、ドアがゆっくり開きました。中にいるのは眠っている僕だけ…もちろん鍵もかけたし…俺が出てきたのかな?と思いÅ君は大浴場の横にある自動販売機で、飲み物を買い部屋に戻りました。エレベータが到着すると、部屋のドアは閉まっていました。部屋に入ると、俺は寝息を立てて寝ていたそうです…あまり気にはしなかったらしいのですが、少し怖くなり布団に入ったそうです。電気を暗くしかろうじて部屋の隅が見えるくらいの明るさにして布団に入りました。どれくらい時間がたったか、うとうと眠りに落ちたくらいで、鉄の扉を、

カン、カカカン、カン、

リズミカルにドアを叩く音がしました。
前の部屋の友人が来たのだと思い、目を擦りながらドアを開けました。

「えt??」

誰もいない…
A君は怖いというより悪戯された感が大きくて少し腹が立ったそうです。再び布団に入りまたウトウトし始めたころ

カン、カカカン、カン

同じリズムでドアが叩かれました。
A君はドアには向かわず、

「もうやめとけや!!寝てるのに!!」
ドアに向かって言いました。返事はありません、僕の方を見ると、イビキをかいて寝ています。もうA君は怒り狂い、他の友人がいる向かいの部屋に行こうとベッドから立ち上がりました。その時、

カン、カカカン、カン

また、同じリズムでドアが叩かれました。
A君はすばやく、ドアまで走り、ドアを勢いよく開け、外に飛び出しました。

誰もいない…

おかしい…

急に背中に寒気が走り、怖くなり、恐怖のあまり自分の部屋に入ろうとしました。もう友人の部屋などいける気分ではありません。部屋に入ろうと自分の部屋の方へ振り向いたその時…

ドアの裏側に、頭からずぶ濡れの女の姿が…
その女は不思議な事に色がまったくありません、それどころか女の頭が透けてドアのルームナンバーが見えています。

この世のものじゃない…

あまりの恐怖で声も出ず、本能的に部屋の戻りドアを閉め鍵をかけました。
僕を叩き起こそうと、体をゆすり

「おきろ!!おきろ!!」

僕はびくともしません、

「なんでや!!」

いくら起こしても起きなかったそうです。眠る事も出来ず、電気とテレビを付けて僕が寝ているベッドの横でひざを抱え、一睡も出来ないまま、朝を迎えたそうです。





その話を僕は、この事件があったあと一週間たってからA君に聞きました。何故その時言わなかったのかと聞くと、信じてもらえるかもわからないし、自分でも本当にこんな事が起こったなんて未だに信じられない。といっていました。その後、A君は明るさも取り戻し、何があるわけでなく今を過ごしているのだと思います。


二年前僕は、彼女と海水浴に出かけ、その国民宿舎があった場所を通りかかりました。彼女にはこの出来事は伝えず、その宿舎のあった方を見てみると、その場所は新しい道になり建物はありませんでした。今となれば本当にそんな場所があったのかも不思議です。今思うとすべて不思議に思えてしまう出来事でした。


急いで書いたので誤字脱字はお許しを!!

投稿者 No. 暗証キー

- YY-BOARD - icon:MakiMaki
- Antispam Version -