00052893
実話怪談投書掲示板

[ホームに戻る] [新規投稿] [スレッド表示] [ツリー表示] [トピック表示] [新着順表示] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]
[ 指定コメント (No.42) の関連スレッドを表示しています。 ]

記憶にございません。 投稿者:test - 2008/03/31(Mon) 03:04:56 No.42  引用する 
私自身は全く記憶にないのだが、母がこんな昔話をしてくれた。

ある日母が台所で昼ご飯の支度をしていたときのこと、当時5歳だった私が駆け寄ってきて妙なことを言い出したという。
「お母さん、布団入れに知らない女の子がいる」
聞けば押入れに重ねて収納していた布団の間から、女の子が顔だけ出して私のことを見ていたとのことだった。
母は子供の戯れ言と軽く受け流していたそうなのだが、私があんまりにもしつこく報告してくるので、
「そんなに言うならその子をここに連れて来なさい!」
と、怒鳴って台所から私を追い出したらしい。
 私が俯いて奥へと退散したので母も諦めたかと料理を再開したのだが、暫くするとまた戻ってきてこう言った。
「お母さん、引っ張って出そうと思ったけど、その子、奥に引っ込んじゃった」
 母はいい加減にしなさいと怒鳴ろうとして私に振り向き絶句した。
 私が差し出した両手に、何十本もの長い髪の毛が掴まれていたのだという。

「結局押し入れには誰も居なかったんだけどね。あれには肝を潰したよ」
 そう言ってため息を付く母には悪いが、私は何も覚えていないのである。

投稿者 No. 暗証キー

- YY-BOARD - icon:MakiMaki
- Antispam Version -