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実話怪談投書掲示板

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球磨川「くまがわ」 投稿者:ハゲッダン - 2010/03/07(Sun) 15:47:52 No.74  引用する 
いたこさん、これも怪談と呼べますか?
現在私は大阪在住ですが、この話は今から32年前ちょうど私が小学校4年生の頃、出身地である熊本県○代市でのある夏の日の出来事です。
その日は1学期終業式の日で明日から夏休みという事もあり、はしゃいでた私は楽しみにしていたプールに早く行きたくて仕方ありませんでした。当時は今みたいにゲームなども無く、夏休みの楽しみと言えば 朝はラジオ体操前のクワガタ採り、昼は学校のプールでの水遊び、夕方はヒグラシやアブラゼミなどの蝉採りなどでした。また田舎には年長組みのガキ大将が居て、その兄ちゃん達と遊ぶのは特に楽しくて仕方ありませんでした。その日もホームルーム終わったらプールに集合と大将から事前に連絡があり、チャイムのベルもそこそこにすっ飛んでいきました。するとさすがガキ大将、1番乗りで待ってました。しかしまだ十分にプールに水が溜まっておらず、監視員のおじさんの話だとあと2時間くらいは無理だとの事。みんなプールに集まってきては、諦めて帰って行く。仕方なく私たちも諦めて帰り始めた。帰り道ずっと不機嫌そうにしてた大将が突然、「そうだ、球磨川行こう!」と言い出した。大将の言うことは絶対。見回りのおばちゃん達に見つからなければいいけど・・・。この球磨川というのは一見して緩やかな流れに見えるのだが、川底は流れが速く万一子供がいたずらで入ったりしたら危ない。と言うことで何時間かおきにおばちゃんたちが見回りにくるのだ。大将にとってはそのスリルが子供ながらの度胸だめしなのだろう。私も泳ぎには自身があったので、流れがあるほうがプールで遊ぶより何倍も興味をそそられたので、だまって大将に着いて行く事にした。大将も途中下の子らを飽きさせないように、線路に耳をあてて度胸試ししたり、急な斜面を止まらず駆け下りたりして楽しませた。そうこうしてるうちに球磨川に着き、ちょっと流れが緩やかな入り江みたいな場所で飛び込んだり、潜ったりして遊んだ。途中監視員のおばちゃん2人組みが来て危うく見つかりそうになったが、枯れ藪に隠れてやりすごした。ひとしきり遊び終えた大将と下の子らが、「そろそろ帰るからあがれよ〜。」と声をかけて来たのであがろうとしたその時だった!!「あれ、浮かない」「やばい、下に潜ってく」「ごぼごぼ、助けて!」めいっぱい陸に向かって手を振る。大将とあがった子らがニヤニヤしながら歌ってる。♪ギンギンギラギラ夕日が沈む、ギンギンギラギラ陽が沈む♪「助けて、右足だれかひっぱっとる」「あかん、もう死ぬ。ごぼごぼ」「あれ、大将おかしかばい!溺れとっとじゃなかか?」「おい、あそこの竹竿ば、はよ持ってこい!」「おい、はよ掴め!」私は夢中で手にあたったものをつかみました。「ひっぱれ、早よ、ひっぱれ」陸に引き上げられた私はめいっぱい水を飲みながらも何とか助かりました。3,40分後、水を吐き何とか歩けるようになった私を見て大将が帰ろうといいました。そのとき「ウ〜、ウ〜♪ピーポー♪ピーポー」!!パトカーと救急車です。「こら〜、お前たちゃなんばしよっとか!」「はよ、帰れー!」すみませんと言い、逃げるようにその場を後にする大将。慌てて何やら作業をしだす警官。怒られるだけで済んだから、ホッとしてその場をあとにする。次の日、「大将〜。あそぼ〜。」ダダダ!慌てて出てくる大将。「どげんしたと?」「ぬしゃ、朝の新聞ば見たか?
」「いや、見とらん。」「何ね」???昨日遊んでた10mくらい下流で、男の人のドザエモンがあがったと云う事でした。しかも死亡時刻は、だいたい私が溺れかけてた時間と同じころ・・・。ひょっとしてあの右足にからみついたのは・・・。まだ生きてたときだったのでしょうか?そして、球磨川に架かる赤い鉄橋のうえから無邪気に遊ぶ私達をジッとうらめしそうに見てたのでしょうか・・・。あれは今でもあまり思い出したくない、夏の日の出来事です。                     おわり

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