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2008年02月 アーカイブ

2008年02月02日

第二五夜「先程・・・・」THE KING OF もののけ風魔さん談

いやぁ・・・先程、更新された「あっちのゾーン」を読んで居ましたら、
今までお膝に乗ってぬくもりを与えてくれた猫が、
そそくさと飛び降り、部屋から出て行きました。
そして、後ろから人の気配&某さんの鈴の音が・・・。
「読んで」いて「呼んだ」らしい・・・(--;)
全く、いつもこーいうのばっかり・・・。

あーうー(TへT)

寒気が凄い。

某さんを見れば、血走った瞳で見つめ返してくれるし、
後ろは肩にのしかかり、気配を辿れば何故か満員電車(--;)
時折低くうめく声が耳に入る。
今夜は何かありそうな感じ。
またなんかあったら報告に参ります~。

第二六夜「金粉が降る」獣人さん談

この前Mr.マリックもTVでやってましたが、体から金粉が出るという話。
皆さん聞いたことがあると思います。(出したことがある人も?!)
私も一度見たことがあるのでその話を・・・。

その日私は、後輩2人と先輩の家へ遊びに行きました。
色んな話をしているうちにやっぱり、「あっち」の話に・・・。
後輩の1人が、以前の職場にいたときの体験談を話し始めました。
それは・・・。
彼が職場の先輩の家に遊びに行きました。
彼はその日夜勤明けで、ほとんど寝て居らず疲れていたと言います。
色んな話をしているうちにやっぱり、「あっち」の話に・・・。

その時、何気なく先輩の奥さんの方を見ると、お尻のあたりに何かが見えます。
それは・・・「しっぽ」でした。
ほんとに”きつね色”でふさふさしていたそうです。
次の瞬間、奥さんの言動がおかしくなりました。
目は異様につり上がり「コーン」とか、
「ケーン」とか叫びながら暴れ出したのです。
何とか皆で取り押さえ、先輩が霊感の強い知人(女性)に電話を掛けると

「狐に憑かれてるから、すぐ◎◎さん(御祓い)へ連れて行きなさい。」

とのアドバイス。
何とか車に乗せ、祓ってもらい事なきを得ました。・・・という話でした。

そして、その事件が起きたとき「金粉」が降ったと言うのです。

その話を聞いていた私を含め皆信じず、「そんなことあるわけがない」
等のことを言って後輩を責めたそのとき、
彼が「うわぁ~!」と言って、立ち上がり、しきりに頭から何かを払っています。

その時私は見ました。

天井からキラキラ光る「粉」が降ってくるのを・・。

彼の髪、座っていた場所、そして天井にも「金粉」がついています。
手にとっても見ましたが、確かに金色の「粉」でした。
そして少し時間が経って気がつくと、いつの間にかそれらは皆消えていました。

後輩はその日宿直明けでした。(みんなおまえのせいか~!)
ラッキーなことに、その日は誰も狐に憑かれませんでしたが、
それ以来、彼が寝不足の時は「あっち」の話をしないよう注意しています。

2008年02月03日

第二七夜「デビューしてたみたひ・・・」うちわさん談

大変お久しゅうございます・・・
こっそりのぞきにきましたら、掲示板が新しくなっていてびっくり。
やっと過去ログを読み終えました。
新しい方もたくさんいらっしゃっていて、皆様初めまして。

つい最近、友達と電話していて発覚したことなのですが・・・
前の部屋にすんでいたとき、その子が泊まりにきたことがありまして。
懐かしいねぇって、その時の話をしていたら思い出したのです。

そのころ、めちゃめちゃ疲れていたせいもあり、
なかなか寝付けない日がありました。
仕方なく、ベットの中でごろごろしていると
ちょうど枕元に黒いもやがあるのに気がついたのです。

「何だろう?なんか影になってるみたい・・・」(その直後爆眠)

寝ぼけていたのだろうぐらいにしか思っていなかった私。
その話を友達に何のきなく話しました。

友達 :「・・・・・・・・・・・。」

うちわ:「おいおい、どうした?」

友達 :「あんた、よく眠れたね・・・」

うちわ:「どうして?」

友達 :「いや、私がみたときは眠れなかったからさぁ。」

・・・・・・絶句・・・・・・・・

そういえば、前の部屋にいるとき、彼氏が布団の周り歩かれたって言ってた・・・
友達は、霊感なし人間の私に言っても仕方がないと思っていたらしく、
彼女が見た時はなにも言わなかったのだそうな
(いえなかったとも言う)
友達が言うには、黒い影は危ないのが多いらしい(?)ということ。
私に見えたって事は、よっぽど危険だったんだろうと笑っていました。
笑い事じゃない気がする・・・よかった引っ越していて。
その後はごくごく普通の一般人として生活しています。
でも、本当に黒い影ってのは危険なものなのでしょうか???
長々と失礼いたしました・・・m(_ _)m

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2008年02月06日

第二八夜「鬼渡り~ミステリードライブ~」結城さん談

こんにちは、結城です。みなさん&いたこ28号さん、お久しぶりです^^
今回は、鬼君の昔の話と、鬼渡りの由来をお話しようと思ったのですが、
その前に軽いジャブをと思って^^;

夏のある夜、鬼君とその友人数人で、友人の家に遊びに行ったそうです。
その日は金曜日とあって、
ビールやおつまみを買い込んで、夜遅くまで馬鹿騒ぎ。
鬼君達は、日頃のうっぷんを晴らすかのように、楽しく過ごしたそうです。
そのうち、話のネタにも尽きてきた頃、流れは自然とあっち系へ・・・
霊感爆発の割に、臆病者の鬼君以外は、皆ノリノリで話しています。
そして必然的に「どこどこが出るらしいので、これから見に行こう」という方向へ。
素晴らしき馬鹿者・・いや、若者たち^^;
だが、彼らは知らなかったのです。鬼君が鬼を宿していることを。
そして、鬼君に危害が加わると、鬼が出現してしまうことを・・・
そうとは知らず、ドライブと決め込んだ彼らは、
ビールやつまみ片手に意気揚々と出発しました。
車中でも、怖い話で盛り上がっています。
鬼君、久しぶりに嫌~な予感。
なぜなら、彼は見える人。
車中の人々の期待とは裏腹に、彼だけは、徐々に引き気味。
そのうち車は街を離れて、徐々に自然が多いところへ。
友人の話では、その林道を車で走っていると、首の無いライダーが
やってくるとかいう、結構ありがちな話を確かめに行くことになりました。
馬鹿騒ぎしながら、夜の林道を走る馬鹿者達。
しかし、それらしい現象は起きませんでした。みんな、がっかり。
・・・と、その時先の方に車のヘッドライトが見えました。

「へえ、こんな時間にも対向車あるんだ。俺達と同じ考えの奴らかな?」

などと話していました。車はだんだんとこちらに向かってきます。
・・・あれ?車?え?・・・・どん!
・・・それは、光ながら彼らの車のフロントガラスにへばりつきました。

・・・「うぎゃああああああああああ!!」

・・・半分崩れた顔、そして、2本の手。

・・・「ひいいいいいいい!!」車中パニック!


以下次号でいいっすか?^^;ちょっと疲れました。すみません~


-------------------------------


こんばんは、みなさん。書き込み遅くなってすみません。
何度が投稿しようとしたら、フリーズしやがんの^^;では、はじまり。

・・・・林道を通る少し前から、鬼君の背中が徐々に熱くなってきていたそうです。

「これは、キテます・・・」鬼君、ヤバさを感じて、もし鬼が出てきた時の為に、
後部座席のシートに思いっきり背中を押し付けていました。
「これなら、夜も安心♪」と、思ったかどうかは知りませんが、
取りあえず何か出てきた時の為に準備は怠りない彼であった。
・・・・どん!血まみれ顔&手がフロントガラスにへばり付き、車中はパニック!
普段から霊力が強く、見慣れているとはいえ、
いきなりな攻撃に、流石の彼も、パニクってしまったそうです。
・・・・と、その時、運転している子の視線が、
バックミラーに釘付けになっているのに気が付きました。
ハンドルを持つ両手が思いっきり震えています。
人間、そういう時って見なくても良いのに振り返るもの。。。。

「うおおおおおおおおおおおおお!」

車中は更にパニックになりました。鬼君、おそるおそる振り返ると、そこには・・・・
後部座席を突き抜けて、車のリアの所に居る巨大な異形。。。
他の人達は、失禁するもの、怯えてうずくまるもの、さまざまです。
「ひいいいい!」恐怖が限界に達した鬼君以外の者達は、
先を争うように車から飛び出して逃げて行きます。
独り車中に残された鬼君。
困ったけど、取り敢えず、その幽霊にキャ~ン!言わして退散させたそうです。
・・・・暫くして、鬼君が居ないことに気付いた友達が帰って来ました
「おい、大丈夫か?」鬼君、ここはすっとぼけた方が無難だろうと
「え?何が?早く帰ろうよ」と、平然な顔をして言い放ちました。
このドライブの後、彼は豪傑として仲間から一目置かれるようになったそうです。

・・・・以上、鬼君ドライブでした^^では、また

2008年02月11日

第二九夜「おじいや・・おばあが・・」しいたさん談

毎日ここを見なくちゃ一日が終わらない私、実は看護婦をしています。
資格をとって早12年。
怖い話が三度のご飯より好きなくせに、誰よりも怖がりで
気の小さいこんなヒトが看護婦なんてできんのかと
自ら危惧しておりましたが、なんとかやっております。

夜の病院なんて、いかにも何かありそうじゃないですか。
いないはずの病室からのナースコールとか、
無人のはずの霊安室からの読経の響きとか。いや~、一切ないですね。
同僚や先輩にもそういう経験はないそうです。
(ないと言っておいて実は隠しているというようなヒトはいないと思います。
みんなそんな事があったら自慢するに違いない。
そういうあっけらかんとした人ばかりですから。)
しかし、看護婦さんには霊体験をもつ人が多いというのは、
私の思い込みだったのかそれともマスコミに擦り込まれたのか?
と不満(?)に思う私にはひとつだけ夜勤での不思議な話しがあります。

ぜんぜん怖くないんですけど。

今年のはじめにインフルエンザが流行りましたね。
そのとき入院していたAさんもばっちり熱があがり、点滴をしていました。
90歳を越していたAさんは体力もなく、夜勤の私は

「急変(突然容体が重篤になる事)しないでね~。」

と祈りつつ、ドクターの指示の解熱剤を使うため、病室へ行きました。
で、必要な事をやりおえて、じゃあまた来るねと言う私に、
Aさんは何事か一生懸命訴えるのです。
Aさんはマヒもあってあまり何を言っているのかよく聞き取れないのですが、
どうも目線はベットを仕切るカーテンのレールの辺りを指すようでした。
それで、よく聞いてみると、「顔が・・顔が・・」と言っているのです。

「顔がどうしたの。」と聞くと、

「おじいや・・おばあが・・いっぱい・・おじいや・・おばあの・・顔が・・」

これは俗にいう、お迎えかしらと思いつつ、私はじっとそのカーテンレールと
天井の間辺りを見てみたのですが、なぁんも見えませんでした。

「なんにもないよ、Aさん。」

と言ってみましたが、Aさんは同じ事を繰り返すばかり。

「気のせいだよ」としか、私は言えませんでした。

やだなー、なんにもなきゃいいけどと思いつつ、
願い通りその夜は何事もなく過ぎました。
Aさんはその後しばらくしてお亡くなりになりました。
あの時、Aさんには、本当に「おじいやおばあ」の顔が見えていたのでしょうか。

たいした話でなくてすみません。
私にはそういうものは見えないんだなと実感した夜でした。

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第三十夜「きゅきゅきゅじゃねえんだよっ!!」虎千代さん談

はじめまして・・
僕の体験したぐっときちゃったSTORYを、日本語で・・??
僕は建築関係の仕事をしてますが(現場のほうです)
出張でビジネスホテルに泊まった時の話です。

その部屋は二人部屋で、
厳つい顔して信心深い五郎くん(仮名)と同じ部屋でした。
若いわしら(^^は、夜になると発情します。
しかし周りは田んぼ・・ホテル近くのカラオケと
やりてばばあスナックでお茶を濁し、そろそろ、
飽きてきた頃・・ふたりには共通の趣味があることに気がつきました。

それは・・ふたりは神社おたくだったのです・・・

それからというもの夜になると地図を
見ながら車で近くの神社という神社をあらし(?)回りました。
小さい祠も見逃しません。
かたっぱしから柏手を打ちまくり。
祭神について加門七海風にうんちくをたれあいました。
しかし・・僕たちは、忘れていました。
子どもの頃、ばあちゃんがいっていた、あの言葉を・・・

「夜の神社にいってはなんねぇど、夜は神様の時間じゃけんのぉぉ」

つづく

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2008年02月18日

第三一夜「夢なのか」森之真さん談

どうもこんばんは、森之真と申します。
本日、どうにもあっちらしい体験を致しましたので、書かせて頂こうと思います。

それは、今日・・何の変哲もない平日の夕方に、突如起こりました。
今日は平日だが俺は休み・・
みんなが働いているのを横目に、惰眠をむさぼってやるぜ!・・等とのたまい
ながら、自分は飯を食う以外は布団の中で、だらだらと眠っておりました。
不思議な物で、普段の睡眠時間をインターネットに費やしている反動か、
幾ら寝ても眠気が無くなりません。
夕方頃には寝過ぎでだるくなって、もう飯を抜いて、
明日まで寝てやろうか・・・と、思った時です。

(あれ・・)

何故だか身体が動きません。

(・・金縛り?)

本当に金縛りなのか、それとも単に寝疲れていたからかは分かりませんが、
身体が寝返りをうとうとした変な体勢で動かなくなったことだけは確かでした。
しかし、目だけは動かすことが出来る・・。
カーテンを閉めているため妙に薄暗い部屋の中を、見える範囲で視線を
動かす・・・と、自分の真上の天井に、何かが居るのが分かりました。

(こども・・!?)

殆ど透明で、顔なんか全く分からないのですが、微かに見える
身体の輪郭から考えて、それは子供であると頭が判断しました。
それも、他にも二人ほど居るらしい・・。
このままではやばいかも知れない・・と言うより、この金縛り状態もかなり苦しい。
兎に角、この状態から抜け出さない事には何もできない。
そう短絡的に思った自分は、気合いで何とかしようと、
取りあえず体中に力を入れてみる。

(ぬ・・ぬおお!!)

動く・・微かづつではあるが、
頭がゆっくりと横にずれ、何とか体勢が普通の状態に戻る。

(あの変な子供は・・)

目を皿のようにして部屋の中を見回すと、南側・・丁度、
頭の方にある窓から、その子供達が消えていくのが見えた。

(た・・助かった?)

ほっと一息つくが、まだ完全に金縛り状態から戻ったわけではない。
まだ何かあるのかと更に部屋の中を見回すと・・

(・・・・・)

足があった・・。
丁度、自分の足下にある本棚の上に、まるでその本棚に
腰掛けるかているかのように、二本の足が並んでいるのである。
勿論、その本棚の上と天井の間の隙間に身体が入るスペースはない。
・・つまり、膝から下だけが本棚の上から突き出されている状態なのだ。

(う・・うわあ!!)

『ガバッ!!』

「へ・・・?」

あわてて周りを見回してみましたが、何もありませんでした。
壁に掛けられた時計を見ると、6時少し前を指していました。

「夢・・やろうか?」

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2008年02月19日

第三二夜「最後のお別れ。」らら。さん談

ハムスターの話題を一つ。

結構、前々からハムスター飼ってました。
トータルして5匹ぐらい飼ったような気がします。(現在も一匹)
その中でも少し前に死んでしまった、ハムスターが死んでしまったときのこと。

小動物ながら、私は結構小屋とかには贅沢させていたので、
大きめなゲージに二階付の小屋を使っていました。
ハムスターを飼った事のある方ならお分かり頂けると思いますが、
彼らはやたらと、天井に登ります。
登って、登って、ふんばって、耐え切れずに
最後には「ドスン」という大きな音をたてて落ちます。
しかも何回も落ちます。(笑)
人間でいうと、二階建ての天井から落ちるようなもんです。(爆)

前置きが長くなりました。

そんなハムスターの中でも、一匹は結構おとなしく扱いやすかった為、
よく彼氏の家に、行くときも連れていったりしてました。
しかし、1年くらいして死んでしまったんですが、なんとなくもう、
からっぽの小屋を見るのが辛かったので、小屋が欲しいと云う、
彼氏の妹さんにあげる事にして、家に持っていきました。
普段通り、部屋に上がって話をしていたとき、
ふとそのハムスターの話をしました。

「あいつはよくなついてたよねー。」

とか、そんな事です。
一通りそのハムスターの話が終わり、沈黙したときそれは起こりました。
一瞬静まり返った部屋の中に、

「ドタン」

と。

まさにハムスターが天井から落ちるときの音でした。

「最後のお別れに来たんだね・・・。」

そう彼氏と話しました。
悲しかったけど、とてもうれしかったです。

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2008年02月24日

第三三夜「見なければいい(馬鹿兄貴談)」ぺぺさん談

はじめまして、ぺぺでっす!
いつも楽しく拝見させていただいてます!
今回初めての登校、いや投稿ですが、
身内の数ある体験談の一つを書かせて頂きます。

僕の家族は母親を筆頭に霊感が少しあるみたいで、
母親、父親、兄貴(じいちゃんに関してはあるのかもしれないけど、
聞いてないっす)があっち系の方々を見ています。
僕はというと、金縛りは腐るほど経験してますがいかんせん本人が
チキンなため、金縛りの最中目はぜっっったぁぁぁぁいあけないのでっす。
おかげで今までは声やら音やら聞くだけですんでまーす。

それではやっと本題に。
それは兄貴が友達と、どっか(聞いたけど関東方面なので新潟在住の
おいらには分かりません。)出るといわれる建物に行ったときの話。
そこの周りは木が生い茂っていて、いかにも出るぞ
出てやる出てみればーってな感じの所だったらしいです。

兄貴たちは恐いと思いながらもさて中に入ろうかと思った時、

「うぅぅぅ~」っとどこからかうめき声が.......。

兄貴「今の聞こえた?」

他「えっ?何が?」

「ぅぅぅぅぅ~」

兄貴「ほら。聞こえただろ」

他「何にも。」

そうです。その声は兄貴しか聞こえていないのです。
兄貴は恐る恐る声のする方を見て見ました。
すると、生い茂っている木の一つの後ろから
男の人が恨めしそうに見てるではないですか。

いや~ん!

チキンなおいらならそれだけで失禁いや、失神してしまっているでしょう。
私はその話を聞いた時、兄貴に思い切って聞きました。

私「それで、どうした?」

兄貴「誰にも言わないで、”こうやって”皆について中入った」

さて、兄貴はどうしたと思いますか?

「こうやって」と言った時、兄貴は手のひらを顔の横に持って行きました。

そう顔を隠すかのように。
そうです!兄貴はただ「それ」が見えないように
手で顔を隠して、普通にその建物に入ってったのです。

「それで済むのか?隠しただけでいいのか?そんなもんなのか?」

私はここぞとばかり突っ込みまくりました。

そこで兄貴は一言、

兄貴「見なければいいじゃん」

私「.......(絶句)」

兄貴は馬鹿なのか、豪快なのか私にゃ~分かりませ~ん。
私は.....たぶん馬鹿なんだと思います。

兄貴の馬鹿な体験談、また家族の体験談のありますが、
それはまた次の機会にでも.......。

2008年02月27日

第三四夜「彼の空き家」Renさん談

これは私が10代の頃のお話です。(って、数年前の事じゃない。←嘘)
彼が突然言いました。

「オフクロの位牌が空き家に残っているから取りに行きたい。」

聞けば、持ち家が空き家になっているというのです。
何なんでしょう。
彼はアパートに一人暮らし。お兄さん夫婦も借家暮らし。
お父さんも別の所で借家暮らし。
そして持ち家は空き家。

私:「家があるのに誰も使ってないの?」

彼:「いや、兄貴達が住んでたけど、半年程前に急に出た。」

私:「じゃあ、M(彼)が住めば?」

彼:「.....遠慮する。」

その空き家は意外と彼のアパートの近所にありました。
裏口から入ったんですが..なんと言うか..ヤバ気味..。
大きな居間の所に祭壇があって(○○教らしい)、そこにお位牌がありました。

私:「おしっ!早く帰ろう!」

彼:「ちょっと...片づけるよ。手伝ってくれる?」

そう、悪臭が漂っていたのです。
台所に行くと...信じられない!
茶碗やお皿がそのまま流しにあり、残飯が腐り、
冷蔵庫の中の物が怪しげな物体に変化してました。(おえっ)

『何で私がぁぁぁー』と文句ぶーぶー。

彼は居間の畳を拭くと言いまして、私がその台所を片づける羽目に。
電気は止められていましたが、お水は出ました。
その前にお手洗いに行こうと思ったんですが、
台所の横から続く廊下...これが訳もなく怖いんです。
その廊下を通らずしてお手洗いには行けない..。
お手洗いの前迄何とか行きましたが、止めました、中に入るの。
渋々と流しの物を洗っておりました。
半年もそこにあった洗い物です。簡単には洗えません。
段々と陽が傾いて来ました。
電気がありません。家の中は薄暗くなってきました。
水のじゃぁーじゃぁーと流れる音に雑ざって彼の声が..。

私:「何か言ったぁー?!!」

彼:「いやー、何もー!」(居間から叫んで)

私:『ったく迷惑だよなー(心の声)』

そしてまた水の音に雑ざって彼の声...。

私:「聞こえないよー!話があるなら、こっち来てよー!」

その時、はっきり聞こえました。

「わ し の い え 。さ わ る な。」

私は流しに向かって立っていたのですが、
私の真後ろはちゃぶ台のある4畳程の小さな部屋。
咄嗟に振り向きました。誰もいません。
確かにその声の近さはその4畳の部屋から..。
手に持っていたお皿を流しで叩き割って彼の所へ走りました。
二人で家の裏口から飛び出ました。
家の外は内よりも明るくて、ホッ。
彼に今あった事を中庭で説明しました。

彼:「この家、ヤバいよ、やっぱ。ちょっと来てみな。」

中庭を回って表玄関に導かれました。
玄関の戸の真ん前の足場に丸い木の蓋。
その蓋は玄関の戸の下に殆どくっついている状態でした。
お花が生けられた跡がある花瓶もありました。

彼:「どうも井戸だったらしい。」

彼の話によると、その玄関から人が入ろうとすると足を骨折したらしいのです。
家族の者や近所の者は皆、裏口を使用していたらしいのですが、
突然の訪問客らに被害者が出たそうです。
それで、霊能者に見てもらったら「井戸ありますよ、ここ。」..。
掘ってみたら本当に井戸が出てきたという事なんです。
それでお祓いして貰って木の蓋がしてあったのです。
さてさて、私達はお位牌を持ってお兄さんの家に行きました。
お兄さんとお義姉さんが吃驚した顔で、

「あの家に行ったの???」。

小さいお子さんがいる家庭でしたので、
取り敢えず、何があったかは話さずにいました。
夕飯をよばれる事になり、お義姉さんのお手伝いをしていると、

姉:「ね、何も無かった?」

私:「...ちょっと、あったかなぁーって(愛想笑い)」

姉:「私達、何も持たずに飛び出たんだもの。
あの4畳の台所の横の部屋、駄目なの、私。
知ってる?あの家の前の持ち主ね、独居老人でね、
あの部屋で死体で見つかったんだよ。もう何日も経ってから..。」

お兄さん達が飛び出た日に何があったのかは教えてもらえませんでした。
(聞けなかったし..)
そしてお馬鹿なRenと彼は後に再びあの家に行ってしまうのでした。

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2008年02月29日

第三五夜「迫ってくる顔」妹尾さん談

4歳時体験した事を書きます。
といっても、今10歳なので6年前です。(おいおい)

自分が昔住んでいたマンションでは変な幽霊ですとか
そういうのが出るところでした(とち○らビルというところ)
で、ある日寝ると、こんな夢を見ました。
その夜私はなかなか寝つけませんでした。
でも、母はずっと起きています。
何故か、家にはキャラクターが「バザ~ルでござ~る」
のお猿の無人契約機みたいなのが置いてあります。
しばらく寝つけないでいると、目の前(窓で、4階です)

から紫色のニヤニヤした生首が「わ~お」と
すっとんきょうな声を上げて回転しながら迫ってきます。

視界は全部紫一色で、赤外線ゴーグルでも
付けているかのようなチラチラとした視界。
私が驚いていると、夢の母は

『「無人契約機?」で来ないように言っておいたからさっさと寝なさい』

と私に言いました。
それでも私が眠れずにいると再び
あのジョン・リー・フ◎カーの生首のような物体が迫ってきます。^^;
あまりはっきりと覚えていませんが、
とにかくこれの繰り返しで飛び起きました。
夢だったのか…。と思いました。
それからしばらくして、

「起きているのに」生首が今度は色鮮やかに(ただし生首は紫)迫って来ました。

なぜか、動けませんでした。というより、動くことを忘れていたのでしょうか。
それで、完全に目の前に来た時、はっとして、目の前から消えました。


---関係ない話---


その日、私は母にドーナツを頼みましたが、お金がないというつれないお返事。
なのに1時間してからまた頼んでみると買ってきてくれました。
でも、母に何故お金が増えたのかと聞いても答えてくれませんでした。
あれ以来、あのマンションでは紫色の顔は出なくなりました。
というより、その夢の予兆として映画風に編集された生首に追い掛けら
れる夢(何故か、父の部屋にはX68000のような機械がある)を見ました。

恐く無いですね。はい。

無駄な発言かもしれません。
でもねえ、紫なのはなぜかわかるけど、
回転するのはやめてほしいなあ(笑)

おまけというか無駄話:

時々、家の曲り角でうつむいた人を見ます。
かなりわびさびがあります。(笑)
でも、目が確認できません。
あと、僕の手の中は宇宙です。
右手は夕焼けです。
あとベッドの中に埋め込まれた顔みたいなのも見たことがあります(笑)
最近、背中に変な霊が取り付いてかなりブルー^^;背筋がゾクゾクっと。

一応これは全部実話。

御迷惑でしたら削除して下さい。

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