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2008年04月 アーカイブ

2008年04月03日

第四五夜「怪奇!怨念呪詛的複写機!!」ちもばよさん談

こんにちわ。
私はあっちの世界に直接触れたことはありませんが
ちょっと不思議な体験をしたので書き込みをさせて頂きます。

私は技術職で採用され現在の会社に入ったのですが、
会社の業務内容が変わり今は事務のような仕事をしています。
そしてつい先週、会社でコピー機が故障したので
業者を呼んで修理してもらうことになりました。
分解を始めると中に色々詰まっていて、紙くずやクリップ、
ガチャ玉等がばらばらと出てきます。
そしてなぜかその中に誰かの社員証も入っていました。
顔に見覚えはありません。

私は「一体どうやって入ったのだろう?この人困ってるだろうなー」

と思いイントラネット上の社員録で所属を調べ本人に直接返そうと考えました。
キーワードで名前を打ち込み返ってきたメッセージは

「検索条件に該当するレコードが見つかりません」。

どうやらその人は数年前に退職もしくは免職されているようでした。
なぜならそのICカードタイプの社員証が
採用されてから5年程しか経っていないからです。
本来は人事担当に返すのが規則でしたが、何か胸にざわめくものっを感じ、
このコピー機を使っているであろういくつかの担当の人に尋ねてみました。
するとある担当の方がその人の後輩だったらしく、

「あー○○さん。亡くなられたよ。つい先月だったが…何か?」

一瞬背筋が寒くなりました。
自支店では社員やその家族が亡くなると弔報が全社員に
回るシステムになっていますが、カードの主は
退職してから病気で死去したため弔報は発行されず、
その死を知るものは同僚でもごくわずかだったようです。

人はいつか必ず肉体を失い、年月を経て人の記憶からも消えて行く。
ネットワークの高度化と共に希薄になっていく人間関係。
彼はコピー機を破壊することでその存在を知らしめたかったのかもしれません。

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2008年04月10日

第四六夜「私は一体何なんだー!?」THE KING OF もののけ風魔さん談

はい、こんばんは(゚ー゚)ニコ
最近は妙な夢を良く見ます。もののけは相変わらず日替わりです。
そしていつものとおりに某さんが居座っております。
さて、本日は妙な夢について・・・ご報告に参りました。

あれは、数日前の事―
その時は、ネットをしないでさっさと眠っていた日が続いていました。
夢の中で、私は古い学校の中にいました。
ふと周囲を見渡すと、何やら所々破損している部分が見受けられる学校。
その生徒達も、どこか時代遅れ(というより、いかにも戦時中の服装)でした。
学校は、各学年毎に別々に離れているものでした。
突然、サイレンが鳴り響き周囲にいた生徒達が慌てて避難へ走ります。
私は何が何だかわからず、呆然としていました。
そんな私に、とある先生が
「2年生の佐藤さんを呼んで来て下さい」と言ったのです。
私は「判りました。」と言い、「2年生の教室は何処ですか?」と尋ねました。
その先生は「あの、大きな木の隣にある建物です。」と指を差し、
そのまま他の生徒達と避難してしまいました。
私は、仕方無く行きました。
歩いて行くとその木は大きく、年数も相当のものだと感じました。
だけど、所々何かのキズがついていました。
恐らく、空襲か何かのとばっちりを
受けたのだろうと考え、頼まれた子を呼びに行きました。
木の隣に粗末な建物があり、その戸を開けると、2年生の子が沢山いました。
「佐藤さんはいる?」と、聞くと一人の子が手を挙げて「わたし。」と言って
来たので「先生が呼んで居るから一緒に行こう。」と、手を差し伸べました。
その子は恐る恐る手を伸ばし、震える手で外を歩きました。
「避難場所は何処?」と聞くと、
その子は指で教室とは反対の方向を指で指しました。
そこは、細い通路になっていて、両側に建物ありました。
でも、その方向を見た私は、何処か嫌な感じがしたので、
「他の避難場所か、他の行き方は無い?」と聞き、
その子は素直に「こっち」と木の方を指で示しました。
「でも、どうして?」と、その子が聞いてきたので
「何処となく嫌な気がしたの。」と言うと同時に、
細い通路が爆弾を受け崩れ落ちました。
木を見上げると、大きくてそれでいて何か物悲しい感じがしました。
ふと、その隣を見ると私に用事を行った先生が居て、
その先生に呼ばれた子が駆け寄りました。
「ありがとう。」その子は微笑むと、眩しい光になって上に行きました。
先生も軽く会釈して消えて行きました。
その時、自分の後ろから声が聞こえてきました。

「無事・・・上がりましたか。」と。

その声がどこか、部屋に居着いている坊さんの声に似ていた気がします。
「何で私が上げるの?」と、後ろを振り向かずに問いました。

「それが・・・貴女の役目です。」

抑揚の無い声で言われ、

「こんなのはもう沢山よ。前だって・・・・・」

ここらへんで目が覚め、気がつくと寝ながら泣いていました。
涙を拭って周囲を見ると、坊さんが近くにいました。
そのまま私は無視して眠りました。

ただ引っかかるのが、「前だって・・・」の後に続く言葉。
そして、後ろでした声が坊さんなのか?そして、これがただの夢かという事。
そして、最近は坊さんが何かと話し掛けようとしてくる用になってきました。
でも、夜な夜な金縛りにさせて話しを持ち掛けようとするのはやめて欲しい・・・
本当に・・・この夢って何なんでしょうか(^^;)

追記

書き込みをしようとしたら寒気が起こり、2回フリーズに直面。
坊さんの気配が真後ろに・・あうぅ・・(TへT)

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第四七夜「お姉ちゃんおめでとう記念」ゆいこさん談

どうも。ゆいこです。
相変わらずあっちの世界と縁がありません。
でも大学のレントゲンを現像する暗室がすごく嫌。怖い。
あたし、鳥目なんだもん…

それはおいといて。
ひさびさのあっちです。

眼科医をやってるあたしの姉の話です。
白内障のオペの執刀をした後、その患者さんにたずねました。
結構高齢のおばあちゃまだったそうです。

姉「具合はどうですか?良く見えるようにならはった?」

おばあちゃま「先生~ありがたいわぁ~ものすごい良うみえますわ~」

(ありがたや~と手をあわしつつ)

おばあちゃま「昨日の夜なんてねえ、

死んだおじいちゃんまで見えましたわ。ほんま、よう見えて…」

………

ゆいこ「…ウソやろ、それは…作りはいってへん?」

姉「ホントなんやってば!そっこう退院させたもん。」

と、いうわけでホントらしいです。
っていうか、あっちじゃなくてこっち?

2008年04月30日

第四八夜「あれは、いったい・・・」よしかづさん談

皆さん、こんにちは。
ここには初めて来て、初めて書きます。よろしくお願いします。

10年前の話ですが・・・
当時、友達の間で「サバイバルゲーム」が流行ってまして
友達に誘われては、私もホイホイと付いて行きました。
ある日、友達が「面白い場所見つけたんだ。
そこでゲームをやるんだけど、来ないか?」と、言ってきました。
もちろん参加する事にしました。
そこは地元でも有名な幽霊スポット・・・。
4階建のもと炭坑住宅。廃虚と化している所でした。
本当は怖いのが苦手な私でしたが、
大勢いることで少し強気になっていたのでしょう。
ゲームに参加して楽しく過ごしました。
ゲームをやり終え一段落していると友達が

「面白い部屋があるんだけど、見に行かないか?」と言うのです。

みんなが興味津々。全員で行く事になりました。
彼が言う「面白い部屋」とは、2部屋ありました。
1つは、重い団地の鉄扉を開いて、茶の間を抜けた奥の6丈の部屋でした。
壁一面、曼陀羅のような、宗教画のような絵が描かれていたのです。
奥まで入って観たかったのですが、
半分床が抜け落ちていた為、きちんと観る事は出来ませんでした。
(その部屋はたしか、3階に位置してたと思います。)
そして、もう1つの部屋は、
部屋の真ん中に卒塔婆が1本立っているというのです。
早速、場所移動をし、その部屋に向かいました。
案内してくれた友達が、その部屋の鉄扉を開けようとしました。

☆「あれ?開かない・・・。」

中から鍵がかかっているかように、扉はビクともしませんでした。
友達が言うには、
前の週に視察へ来た時は開いていて、中に入れたというのです。
誰かが、鍵を閉めたのでしょうか?
もう、何年も前から廃虚だというこの炭坑住宅に誰が来るというのでしょうか・・・。
好奇心旺盛な私達は入るのは諦めましたが、
どうしてもその状況が見たくて、扉の郵便受けから覗きました。
卒塔婆は立ってました。茶の間らしき部屋に1本、ポツンと・・・。
茶の間は、フローリングぽい床に
見えたのですが、いったいどうやって立てたのでしょう。
そして、誰が何の為に卒塔婆を立てたのでしょうか・・・。

今は、その炭坑住宅は壊されて跡形も無くなりました。
あれは、いったい何だったのでしょうか・・・。

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