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怪談百物語(弐) アーカイブ

2007年12月24日

第壱夜「病院解体現場」Gioさん談

はじめまして
何時もびびりながら拝見しています
さて、私の一昨年の夏、私の会社で札幌市にあるH大学医学部付属病院の解体工事をいたしました。そのときに起きた誰も信じてくれない実際におきた話を聞いてください

  普段あまり現場にでることの少ない私は、たまに作業員の仕事ぶりを見ようと現場に足を運びました。何分にも広い病院ですから1Fから順番に探していきました。そして、4Fについたときそれはおきました。

 上の階からは、機会の作動音がひびきます。1999年の夏札幌は何時にない激しい暑さでした。その厚さの中廊下の奥から幼い少女の笑い声が聞こえてきました。どきっとしましたが空耳かと思ったその時、さっきより近く、しかも低い所からまた幼い少女の笑い声が

 脂汗がにじみ立ちすくんでいるとさらに近い所からまた笑い声が恐ろしくなり階段を駆け下りるとそこはなんと4Fだったのです。かんちがいだったと自分に言い聞かせているとさっきよりも近い所でまた少女の笑い声が聞こえてきます。半狂乱で階段を降りると、そこはまたしても4F 

 そんなことを2~3回、そしてそのたびに声が近くなる瓦礫の山を乗り越え、別の階段で降りると、不思議なことに3F,2F,1Fと降りることができました。

 外に出た私は、昼になり作業員が出てくるのを待ちました。みんなにその話をしても、もちろん誰も信じません。ヤンカラな彼らが信じてくれるはずがありません。

皆さんは信じてくれますか?

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2008年01月03日

第弐夜「おひな様」Karineさん談

もうすぐひな祭りの季節ですね~。
先日テレビを見ていたら防虫剤のCMが流れていました。
そう、“タンスに◎ン”人形用のあれ。
基本的にああいう馬鹿馬鹿しいCMは大好きです。
ひな人形(人間がやってます)のぼやきで始まるCMですが、
最後の「くっさー!!もう~、この足誰のんー!!」は、
強烈に私の心を揺さぶりました。
あまりのバカバカしさに思わず連れにTELしてしまった程です。
しかし、連れの反応は私とは全く反対でした。
いつもは、のってくれるのに(泣)
連れはかのCMにかなり恐れをなしてる様子。
それというのも、彼女の実家には彼女のお祖母さんの
頃からのおひな様があり、それがかなり怖いものだったからだそうです。
戦時中に、そのおひな様が一部戦火で燃えてしまったらしく、
それ以来お祖母さんの夢にでて来ては
 
「供養してくれ!!」

と、訴える始末。
怖くなったので供養をしてあげると、
夢には出てこなくなったそうですが、何ぶん古いので魂が入ってるようです。
お祖母さんは、そのおひな様が何か話してるのを実際に見たり、
連れは連れでその人形の首が「クルッ」と、回転するのを2回も見たそうな。
よせば良いのに、怖いながらもその人形の首を回そうとしたらしい。
 
「きっと、首がゆるんでたのにちがいない!!」

そんな淡い希望を持ちつつ、ゆっくり「キュッ」って、
回らんやん!!人形の首すごい固いやん!!
何よりも怖いのは、そのおひな様相当の年月が経ってるにも
関わらず、「お内裏様とおひな様」だけが異様に新しいそうです。
他の「三人官女」「五人囃子」等はそれなりの傷み方をしてるというのに・・・
“タンスに◎ン”のCM、素直に楽しめなくなりました。(泣)。

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第参夜「おひな様」沙門さん談

私の友人にもお雛さまが、だめな奴がいます。
その友人のところのお雛さまは結構でかいので子供の頃はともかく
友人がある程度成長してしまった後には『しまうの画面どくさい』と
言う理由から何年も出さなかったそうです。

それがある年、なぜか『お雛さまが何年もほったらかしで怒ってる』
ような気がしたそうで、今年は出そうと言うことになったんです。

出すの何年振りかだからカビとか生えてたりして~と笑いながら
開けるとそこには、まったく痛んでいないお雛さまが。
それだけなら良かったんですが…

全ての人形が正面を見てなかったんです。
目が横向いていたり、完全に白目をむいているのもあったそうで
それ以来お雛さまが怖いそうです…

2008年01月04日

第四夜「昨日聞いた話なんですが。」へろんさん談

昨日、年上の友人Mさんと話しをしていたら何故かUFOの話題になり、
「うちの弟が見たんだって」と教えてくれたのでそのお話しを。

話しを聞いたのは昨日なんですが、実際にあったのは3年ほど前の事です。
Mさんの家は小高い丘(というか山)のてっぺんにぽつんと一軒だけあり、
周囲は全部ぶどう畑で、とんでもなく見晴らしが良いお宅です。
ちなみに山梨県です。
その見晴らしの良いお宅のトイレで、弟さんが煙草を吸っていた時の事、
(あ、弟さんは立派な成人で二人のお子さんがいます。子供がいる時間は
部屋で煙草を吸ってはいけない決まりなんだそうで。)
トイレの小窓から外をながめていたら、遠くの山の上に赤っぽい
オレンジ色の光が見えたので、一瞬「山火事か?」と思ったそうです。
でも、形が丸い。
「なんだありゃ?」と思った瞬間、向こうも見られているのに気づいたか
のように、ぶわっ!と一直線にMさんの家に向かって飛んで来たそうです。
あっと言う間の事で、弟さんが驚いてトイレから飛び出した時には、
その光る物体はもう目と鼻の先くらいの近くまでせまってきてたとの事。
でも、その時家にいたほかの人はみんな何にも気づかなかったそうです。
その晩弟さんは“それ”がまだ屋根の上に浮いているような気がして
怖くて眠れなかったそうで、今だに人生で一番怖かった体験だそうです。

話しをしてくれたMさんは全然信じて無い様で「うちの弟馬鹿でしょ~?」
なんて笑ってましたが、たしかこの隣町で昔、
桃畑にUFOが着陸して中から宇宙人が何人か降りてきたのを
二人の小学生が目撃して大騒ぎになった事があったんですよ。
着陸跡ってやつですか?あれもはっきり残っていて、
騒ぎの少し後に地元の工業高校の先生がその跡の土の放射能を
測定したら、自然界に通常ある量よりかなり多い放射能が検出されたんでした。
むかし『ムー』にも載ったような気が・・・?
何かあるんでしょうかこの辺。温泉出るし。(←関係ないですね)
長々と駄文でお邪魔してすみません。では。

2008年01月05日

第五夜「初金縛りそして・・・」あいさん談

皆様はじめまして。毎日ここにお参りに来ています。
つい先日体験した話しをしたいと思います。

私は去年まで霊感とは無縁だったのですが、
夜な夜な心霊サイトをめぐるうちに、変なものを呼んでしまったようです。
その日はいつもと変わらず、ごく普通に眠りに就いたのですが、
真夜中急に目が覚めてしまいました。
そのままごろごろしてたんですが、急に体が動かなくなり、
あ、金縛りだ、と思いました。
何とか金縛りを解こうと思ってもがこうとするんですけど、全然動きやしません。
はじめのうちは余裕だったのにどんどん恐怖が込み上げてきました。
そうこうするうちに、訳の分からん男の呟きが聞こえてきたじゃないですか。
うめくような、それでいて罵るような・・・。
さらに、遠くのほうからやはり男の声で、お経を唱えるのも聞こえてきました。
ひえーん。やめてー。
しかし真の恐怖はこれからでした。
先ほどまで動かなかった手が、動く。もとい、勝手に動いている・・・。
手はだんだんと私の首のほうに向かって来てます。じわじわと少しずつ・・・。
この手が何をしようとしているのかは明白でした。
私の首を締めに掛かってるんだ。
私は自分に首を絞められる前に金縛りを解こうと、
とにかく男の声に向かって心の中で悪態を吐きました。
そしたら、ふっと体が軽くなり、同時に金縛りも解けました。
ああよかった。
しかし、私はある一つの経験を思い出していたのでした。

続く。

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皆様こんばんわ。最近霊感が急に身についてびっくりしているあいです。
今朝も職場で誰かあっちの人を見かけてしまいました。
その話しはまたおいおいするとして、前回の続きでございます。

金縛りに遭って、自分で自分の首を絞めそうになった2ヶ月くらい前のことです。
その日も、ネットで散々怖い話しを読みふけった後、布団に入りました。
それから見た夢の話しです。

私は夢の中でもやっぱり寝ていました。
夢の中で、はっと目が覚めると、そこは、どこか知らない宿泊施設のような、
なんだか、保健室のベッドのような場所でした。
隣では彼氏がグーグー寝ていました。
カーテンで仕切られた部屋の中に、用務員風のおじさんが一人
入ってきたのですが、私は、この部屋の世話係かなんかと思い、
ボーッとその人を見ていました。
おじさんははじめ部屋の隅でしゃがみこんで何かしていたのですが、
ゆっくりと立ち上がると、私たちのほうをじっと見詰めてきました。
その時はじめて、おじさんが何か異常な事に気がついたんです。
白目がない・・・。
目は暗い穴が空いたようになっていて、
なのに、おじさんと目が合い、その瞬間パニックに陥りました。
恐怖で、息苦しくてたまらず、
必死になってとなりで寝ている彼氏をたたき起こしました。
彼は、霊感がかなり強い人です。
ぱっと飛び起きると、すぐに状況を把握したのか、
おじさんから逃げようと走り出してしまったのです。しかも私を置いて。
私も必死になって、彼氏を追いかけました。
おじさんはゆっくりと、おぞましいほど緩慢な動作で、私のほうを振り返り
ギロリと睨み付けたかと思うと、今度はダッシュで追っかけてきました。
走って走ってとにかく走って逃げるんですが、
おじさんもぴたりと遅れずついてきます。
彼氏の姿がはるかかなたに見えます。
もう息が上がってしまい、
ぜいぜい走りながら、私はもうだめだ、と覚悟を決めました。
あーもー苦しい・・助け・て・・・・。

ここでぱっと目が覚め、げほげほむせて、涙を流しました。
ああ苦しいわけだよ。
そう、もうお分かりになっていると思いますが、
自分で自分の首を思いきり締め上げていたのでございます。

前回金縛り体験のとき聞こえた男のうめき声は間違いなくこいつです。
またこんな事が起こらないようにするにはどうしたらいいんでしょうね・・・。

2008年01月07日

第六夜「姉の話」Pinokoさん談

最近看護婦の姉から病院であった話を仕入れました。
以下彼女のメールをそのまま載せます。

あのH大(Gioさんの病院解体現場の話)の怖い話ってホンとにあったの?
ホンとなら怖すぎ!!うちの病院でもあったよ。
これ話したことあったかもしれないけど…

肝癌で、いっつも黒いスエット着てる患者さんがいました。
元気なときからベットに臥床している時は、
いっつも頭と足を反対にして横になっていました。
癌は次第に進行。腹水で、お腹は今にもはちきれそうです。
痛みと腹満苦が次第に増強し、
モルヒネで苦痛を除去しながら徐々に意識も低下。
ついにおなくなりになってしまいました。

それから一月後、そこから4つ離れた個室に、
心疾患の患者さんTさんが入院してきました。
Tさんは、退院するある日、「看護婦さんたち怖がらせると
思って今まで言わなかったんだけど・・・入院してから3日間、
毎日、夜中に黒いスエット着て、おなかがこーんなにふくれた男の人が、
ベットに頭と足逆に寝て、ベッドごとドアから入ってきてたんだよ。」と言うのです。
他にも、何の接点もない何人もの患者さんに「ここ通る時
いっつもこの壁の中から声が聞こえる」と言われたこともありました。
また、ちょうど私が夜勤に入ってる時、
決まって0時になると、3~4人の人から同時にコールが鳴るんです。
それも別々の部屋から。
決まって、「頭から足まで黒い小さい人」があちこちに出現して、
足音もドアの音も立てずに、走っていなくなったとか、
冷蔵庫の中を見ていったとか…その2日前に、
患者さんが目撃した人とそっくりな患者さんがなくなっていました。
思わず、怖くなって、2人で一緒にパトロールしたものです。

まだ建てたばっかりだと言うのに(彼女が勤める病院は札幌市の
すぐ側のE市の、新しくて建て直しがされたE私立病院です)、
病院という所は人がどんどんなくなる所のせいか、
各セクションで、怖い話が一杯です。

病院ってやっぱり怖いです。一人で深夜の見回りなんてとても、、、。

2008年01月08日

第七夜「ブランコの音」マクスウェルさん談

あの・・・さっきから、ブランコの音が聞こえるんですが。
(ブランコは、家の近所にある山の公園にあるんですが
街灯も何にも無いところで誰がぶらんこをこいでいるんでしょうか?)
 
最近、何回かあるんですけど・・・

第八夜「赤いスカート」アキさん談

おひさしぶりです。アキです。
別のハンドルネームでほかの所で公開したことがあるのですが、
私が中学生の頃体験したことです。

ある日私はテレビを見ていて何気なく背後にあった鏡を見ました。
すると鏡の中に一瞬何かが見えたんです。
でも、あるはずのないものだったので振り返って確認しました。
やっぱりそんなものありませんでした。
そして再び鏡を見ました。
それは居ました!
直接見えるのでなく、視界の隅に入り込んで来るのです。
でもはっきりとそれがなんだかわかる。
テレビの横にいてこちらを見ている…
赤いスカートをはいた女の子が……

その日以来、その女の子が鏡の中に見えるようになりました。
でも何ヶ月か経つと見えなくなったので母に
「鏡の中に女の子が見えた」と話しました。
すると、近くにいた妹がこう言いました。
「それって赤いスカートじゃなかった?私も見たよ。」

二人で見ているので見間違いではないと思うのですが、
一体なんだったのでしょう?

2008年01月09日

第九夜「初めまして」かぐらぐらさん談

初めまして、かぐらぐらと申します。
読み始めて一週間にて読破しました!怖かったです!でも読み続ける!
(どうして怖いモノって止められないんでしょう?)

読んでるとたまにあったんですが、「進む」をクリックしたのに一個話が
飛んだり、何度やっても同じ話が飛んだり、文章だけが表示されなかった
り・・・(オンラインで読んでいたのに)
この掲示板の文章も背景色やタイトルはあるのに中身が読めなかったり。
よくある事のようなのでこういうのは気にしないようにしましたが、
ちょっと怖かったのが回線を切った直後、
FAXが「受信した音」がする時があるんです。

(実は会社で、FAXの回線を使ってこっそりネットしています)

でも実際には何の受信もされていないし、手動で操作しないと「受信」
できないように設定されているのに・・・・
ついでにブラウザも閉じてなんのアプリケーションも開いていないのに
目を離した隙に「ダイヤルアップ接続」だけが突然画面にでていたり・・・

電話回線を使って「何か」が追いかけて来ているようでちょっと怖いです。
こういう事もよくあるんでしょうか???

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2008年01月10日

第十夜「パーティー」人食い熊さん談

こんにちわ!!
いつも楽しく(?)指の間から読ませてもらってます。(笑)
今回で2度目の投稿になります。(以前はZinで投稿してました。)
それでは、あまり怖くないですけど良かったら呼んで下さい。

=== パーティー ===

高校3年の秋のことです。
普通に学校に行って帰ってきてご飯食べて寝ました。
すると夜中に話し声がするのに気がつきました。
なにぶん田舎なもので、普段は話し声などしないのに・・・
それでも「きっと誰かまだ遊んでいるんだろう」と気にしないで
寝ようとしたんです。そのまま寝てしまえばよかったのに・・・
そこで一つのことに気がつきました。
その時は窓を右手に寝ていたのですが、
声の聞こえる方向が自分の左側、つまり部屋の中心だったのです。
もう、一つ気づいたのは自分が動けなくなっていたこと・・・
視線だけを部屋の中心にもっていくとそこには、
黒い人影が5~6人、円になっていました。
心の中で「おぉ!!たくさんいるなぁ~」と
他人事のように感じていましたが、
自分はいつも部屋の鍵をかけて寝るので、
誰かが入ってこれるわけはありません。
それでも他人事のようにしばらく眺めていました。
そして手前の人の後ろ姿がはっきり見えたのです。
な、な、なんと!!セーラー服を着ていました。
自分にはブルセラの趣味はないので、セーラー服は家にはありません。
そんなことを考える前に急に話し声が止まりました。
そして、そのセーラー服の君が背中を向けたまま話し掛けてきたのです。
(直感的にその子が話し掛けてきたと感じた。)

「こっち来ない?」

私は怖くて、「行かない!!」と心の中で叫びました。
するとセーラー服の君の頭が180°回転してこちらを向き、
首が伸びてその顔が自分の目の前に来て、

「あっ、そっ!!!!!」

といって、黒い人影はバッと姿を消してしまいました。
怖くなり電気をつけてみてもそこには何もありませんでした。
セーラー服の君の顔は目の前に来たのに、
黒いモヤがかかっているようで、確認はできませんでした。
怖くて朝まで起きて学校に行き、友達に話したところ、
「セーラー服・・・おまえ、そんな趣味があったのか・・・」
ということで、友達は相手にしてくれませんでした。

長々と駄文すみませんでした。

2008年01月12日

第十一夜「なんだか良くわかんないんですけど。」沙門さん談

今日犬の散歩中に起こった出来事なんですけど。
うちの近所には高速の下に運河が通っている所があって、
その運河沿いには遊歩道があるんです。
そこを散歩ルートにしているんですが。

犬を連れてぽてぽて歩いてると背後に気配が。
その直後にカンカラカン★なんていう缶が転がってるような音が
遠くでしたので『誰かいるのか~』なんて、のん気に思ってたら
そのカンカラカンと言う音がどんどん近づいてくるのです。
ものすごいスピードで!
しかもその音はどう考えても私の遥か頭上で鳴っている…。

あっという間にその音は私を追い越していきました。
高速でした音かなとも思ったんですがどう考えても私の
頭上でした音でした。(頭上は空しかなかった…)

一体何なんだろう…

2008年01月14日

第十二夜「コワイ話」ぺんたさん談

今日は数年前に体験したコワイ話をひとつ・・・
その当時、
私は埼玉の川越結構でかいデパートのソフト開発の仕事をしていました。
バブルの頃の話ですので、人手が足りなくて、それはもう忙しかったです。
私は東京に住んでいますので、通勤圏内なのですが、毎日深夜2時、3時
まで働いていたので、駅前ホテルに数ヶ月の間泊まりこんでいました。
デパートでの仕事でしたが、作業場所がなく、近所の神社の、結婚式の
控え室などで使われるような部屋をデバッグルームとして借りていました(笑)
そこがまた、日当たりが悪く、昼間でも薄暗い不気味な場所でした。
トイレに行こうと思い、廊下を歩いていると、後ろに人の気配を感じて、
振り向くともちろん誰もいないのですが・・・あまりのコワさに
スリッパのまま和室を突っ切って人のいる部屋まで走っていきました。
その時に、「追いつかれた」という感覚があり、急な頭痛に襲われたので、
早退してホテルに戻り、
ずっと眠っていたのですが、夜中に同室の先輩に起こされました。
起きたときには頭痛はきれいさっぱり治っていたのですが、
なぜか先輩が泣いています(^_^;)

「こわい夢を見た」と言って・・・

そんなことで病人を真夜中にたたき起こすなよ。

誰かが部屋の中に入ってこようとしていて、夢の中で一生懸命私のことを
起こそうとするんだけど、ぜんぜん起きてくれない、という夢を見ていて、
そこで目がさめたら
バスルームのドアが夢の中とまったく同じ間隔で開いていた・・・と。

私は先輩が帰ってきたのにさえ気付かずに眠っていたので、
「どうせ先輩が閉め忘れたんでしょ」と言ったのですが、
「絶対に閉めた!!」の一点張り。
まあ、私が怖かったわけじゃないのでそんなことはどうでもいいのですが(笑)

次の週、シングルの部屋が取れたので、誰に起こされることもなく心地よく
眠っていると、部屋の中に誰かが入ってきました。
や・・・やばい、掃除のおばちゃんだ!!
寝過ごしたかな??遅刻だぁぁぁーーー!!!
などと思いながらも、でも、寝過ごしてしまったもんは仕方がない、
遅刻は遅刻ということで、1時間の遅刻でも
3時間の遅刻でもそう変わらないだろう、もう少し寝てよう。
この部屋は1週間単位で借りてるから、中に人がいてもおばちゃん、
あきらめて掃除しないで出て行くだろう。と考えて、
おばちゃんが出て行くまで寝たふりをすることにしました。

ところが、おばちゃん、どんどん部屋の中に入ってくるんですよ。
で、なぜか「目をあけちゃいけない!!」と思って(理由は
わかりませんがそう思ったんです)そのまま寝たふりを続けていると、
テーブルに置いてある私の荷物をガサガサあさる音が聞こえてきました。
うわ!マジやば!!泥棒だ!!!騒ぐと殺されちゃうかもしれないから
やっぱりここは寝たふりだ!!と思い、寝たふりを続行したのですが、
その音が止んで、
今度は私が眠っているベッドのほうに気配が近付いてきました。

で、いきなり首をしめられたんですよ。

なんか、冷たくて硬い手で。

苦しい!!と思ったとたんに手が離れて、聞いた事のない男の人の声で
「気をつけろよ」と一言。
その後、私は気を失ってしまいました。
目覚ましの音で気がついて、さっきのことは夢だったのかな?と思い、
一応、ドアと窓の鍵がかかっていることを確認しました。
なーーんだ、やっぱり夢だったんだぁーーー!!!
と、安心してからベッドのほうを振り返ると、・・・・枕に、血がべったり
とついているんですよ・・・私、どこも怪我なんてしていないのに。
その日の夜、その部屋に戻るのは怖かったので、先輩をだまくらかして
部屋を交換してもらったのですが、寝つく直前になるとベッドがぐらぐら
揺れたり、パシッ!!っていうような大きな音がしたりして、そのホテルに
滞在している間は、朝日が昇るまでは眠れないという毎日が続きました。

毎日、早朝に再放送されていたウルトラマンを見てから寝てました(^_^;)

2008年01月15日

第十三夜「我が家のイーストウッド君」ねこまたさん談

はじめて投稿させていただきます、「ねこまた」と申します。
実は結構あっちなものを見てしまうのですが、
今回はそのことを意識しだしたころのお話をひとつ…。
もちろん「実話」です…。

あれは僕がまだ高校1年のころ…。季節は冬でした。
それまでも金縛りにはよくかかるというようなことはありましたが、
あきらかに「あっちの世界」なものを見るという経験はなく(これは本人が
意識してなかっただけなのですが)、あまり気にしてはいませんでした。

で、ある日の深夜。
1時半ぐらいにベッドに入ったのですが、どうも寝つけません。
もぞもぞとベッドの中で動き回っていると「ジーッ」という音が。
僕にはビデオの予約録画の音に聞こえ、「おかしいな。何か
予約入れたっけかな」と思いそちらの方向を見ると突然男の顔が!

「おおおなんじゃこりゃあー?」

その叫びは声になりませんでした。
何故なら僕の身体は急速に金縛りにかかりつつあったのです。
大胆にもその男の顔をにらみつける僕。
その顔は渋く、若かりし日の「クリント・イーストウッド」そっくりでした。

な、何でイーストウッド?

パニックになりながら僕はひとつのことに気づきました。

「 左 手 が に ぎ ら れ て い る 」

しかも猛烈な力で引っ張られている!
にぶい僕はここではじめて恐怖にとりつかれました。
ヤバイ!こりゃ何とかしないと…。
幸いというか何というか、ほぼ金縛りは解けていました。
とりあえず右手を左手に添え、その手の引っ張る力に対抗しようとしました。
…ダメでした。
それどころかぐいぐい引っ張られていきます。
「ひょっとして肉体から引き剥がされているのか!?」
という考えが浮かび、恐怖はピークに達しました。
僕は最後の手段、「蹴り」に出ました。
「うおりゃあー!」(心の叫び)
しかし布団の感触しかなく、むなしく布団が吹っ飛ぶばかり。
仏教系の学校に通っているにも関わらず、
念仏を唱えようなどという考えはまったく出てきませんでした。
このバチ当たりが。
「万策尽きた(そこまで努力してねえだろ)
…こんなところで人生の終焉を迎えようとは…」
たぶんそこまで冷静ではなかったとは思いますが完全に「あきらめ」ていました。

「イーストウッドよ、やるならやれ」

僕は力を抜き、身をまかせました。
…不思議なことにその瞬間左手を引いていた手の感触が消えたのです。
イーストウッドも消えていました。

その日はもう眠る気にはならず、
電気をつけ、音楽をかけ、そのまま朝まで起きていました。
以上が僕のあきらかに「あっちのもの」初体験談です。
この他この後日談やら何やら、腐るほど話はあるのですが、
今回はこのへんで…。

2008年01月16日

第十四夜「夢の夢の夢?」Jamさん談

いつも楽しく読んでます。
霊感は、金縛りにかかるくらいしかない僕の怖かった話を聞いてください。

それは僕が高校生の頃。
自分の部屋で寝ていると金縛りにかかりました。
そのころ月に1度は金縛りにかかっていた僕は
「ああ、またか」というような気しかしませんでした。
でも、その日は何かが違った。
金縛りにかかると息苦しいものなんですが。
その日の息苦しさは尋常ではありませんでした。
どう考えても誰かがしがみついてる気がする!!
もがき苦しみなんとかその金縛りから脱出した後僕は怖くなって
誰かいるところに行きたくなり、立ちあがりドアに手をかけると。

眠気が襲います。

思わず目を閉じます。

気が付くとまた金縛り。
ドアのところまでいってはずなのに何故か、
先ほど金縛りがかかったのと同じ状態になってるのです。
しかも、今度の方が苦しい!
それでも、なんとかその金縛りをといて、ほっとします。
そしてまた目を閉じてしまうんです。
するとまた金縛り。しかも苦しいっちゅ~の!!

「おお、婆さんや。もうちょい横の方を押してくれぃ」

いつもの僕ならこれくらいのボケが
思い浮かぶもの、しかしそんなこといってられなかった。
ますます苦しくなり、解けるまでの時間も長くなっていくんです。
そして、とけて動ける時間は短くなんていくようなんです。

「そ~いや~昨日会ったあの娘はかわいかったな~。

ピッチ番号も聞いたし、むふ。・・・って、くるしぃ。」

必殺現実逃避戦法もまったく効果がなく完全にパニックで
冷静に何がおこっているのか考えてるヒマなんてなかったです。
でも、気が付くと朝になってました。
どうやら金縛りにかかったまま眠ってしまった様です。(笑)
きっと夢だったんでしょう。夢ってことにしておきたい!
目を瞑ると一瞬うとうとしている感じになって、
次の瞬間金縛り。・・・最悪の出来事でした。
例え夢でももう経験したくないなって思いました。
それ以来、同じような出来事は起きてないんですが。
どう思いますか??寝ながら夢見るということはあったけど、
まさか、その夢のなかで、更に夢見てたのかな?

乱筆乱文その上長い!にお付き合いしていただきありがとうございました。
まだ犬鳴き峠の話もあるんで、次はそれ書かせていただこうとおもいます。

2008年01月17日

第十五夜「鬼渡りという言葉を御存じですか?」結城さん談

いたこ28号様、みなさまご無沙汰しておりました。
Ciel改め結城でございます。
暫く来ないうちに、立派なHPになられて、驚いてます。
凄いですね、本当に(^^)


さて、昔投稿した話に出てきた、高校時代のあっち系友人
今村君から仕入れたネタを、今回は書いてみたいと思います。
お話は遡ること平安時代。都を災いから守る為、
あっち系の人達が(陰陽師なんか?)活躍していた時代に、
鬼を自分に憑依させられる一族が居たそうです。
その一族は代々当主が替わる時、「鬼渡り」という
儀式を用いて、次の当主に鬼を憑依させていたそうです。

・・・・この話を聞いた時点で、
私はめっちゃ嘘臭いな今村君と思ってましたよ(笑)

ところで、今村君の遠い親戚にあたる子が、
その鬼渡り一族の末裔なんだそうです。
これは、彼にまつわるお話です。

彼は、全くどこにでも居る普通の青年(ただし、霊感は物凄い
そうですがしかし、彼は時々体重が「凄く」変化するらしのです。
ある朝、学校の朝礼で彼が貧血を起こして倒れました。
そう、彼はいわゆる「ひ弱小僧」。見た目も太ってはいません。
ですが、先生や生徒が4人がかりで
持ち上げようとしても、持ち上がらなかったそうです。
仕方なく倒れた場所に保健の先生を呼んできて手当てしたそうです。
他にも、身体測定の時に、メーターが振り切った(2回目に測ったら
普通に戻ったそうです)とか、その手のエピソードは事欠かないそうです。
その話を聞いても、私はなんか眉唾だよねと思っていました。
しかし、事件はその後起こったのです。決定的なのが。

・・・・その話は、また今度ということで^^;

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2008年01月19日

第十六夜「霊感山勘第六感」LOVECHILDSさん談

皆さん、こんちにはLOVECHILDSです
2回目の書き込みになります(レスは除いてね)

久しぶりに映画を観ました
1ヶ月に1回は劇場で映画を見ないと中毒を起すほど映画好きなもんで
今回観たのはあの「シックスセンス」です
映画の冒頭で「この映画には”ある秘密”が隠されています。
それを誰にも言わないでね!ブルースより」
のようなコメントが出て、期待に胸膨らんで見ました
感想は”ある秘密”の話になりそうなので、控えさせていただきます
観た人の間では、少し盛り上がりそうなんで、観た人いる方いたら
”あっち側”でもりあがりましょう(なんて!)恐怖体験ではない
書込みなっていないとお叱りを受けそうなんでちょっとだけします


この体験は僕が中学の時に起きた事件が発端でした
当時のクラスメートにSという女生徒がいて、
SにはAという1学年下の彼氏がいました

ある時、この2人と悪友3人の5人はAが
無免許で運転する車で他県へドライブに出かけました
14歳が運転する車は無謀にもスピード出しすぎ、
某国道でトラックと正面衝突をしてしまいました
Aは即死、他の4人も重軽傷を負いましたが、
心にもっと重い傷を負いました

SはAの死を受け止められずに学校に登校していました
そんな授業中に突然、スリッパを
はいた人間が歩いている音が教室内を駆け巡りました
”スリッパをはいていない”先生以外歩いている人間はいません
音はすぐにやみましたが、同じような現象は毎日続きました
しかしSはこのスリッパの音の主が誰だか知っていました
…それは生前のAです

上履きが嫌いでスリッパを愛用していた彼が生前教室に
遊びに来る度にスリッパを鳴らしながら歩いていました
僕たちはその事を思い出して、
スリッパの音を聞く度に彼が遊びに来た事を確信しました

今でもこの教室では、スリッパの音が鳴り響く事があるそうです

第十七夜「子供には見える?」よだろくさん談

①子供の頃、枕元で踊っている小人を何度も見た記憶があります。
ロシア風の格好や、着物を着たりしていたような...

②2歳になる娘がいるのですが、先日義母が近所の家に連れて行ったら
(3ヶ月ほど前にご主人が亡くなっている)、その家の玄関を開けたとたんに
娘が怯えて泣き出し、家に連れ帰るとドアを閉めてくれと懇願したそうです。
ドアを締めた後も窓をあけないでとか泣き喚いていたらしい。
私が帰ってからも「恐かったの」と言ってぶるぶる震えていました。

何が見えたのか?


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Re: 子供には見える? 導火線さん談

家の下の子(2才頃)も夜寝るときに、おじいちゃんがいると言って
天井の一部を見ておやすみーて言って寝る時期がありました。


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Re: 子供には見える? ももっす!さん談

そうなんだよねぇ!信じがたい話だろうけど、私も子供の頃家の裏山で、
何かが、歌うような話すような声がしたので、その当りの葉っぱを掻き分けたら、
ピーターパン風の服来た小人?(妖精だ!と思っていた)がいたんです!!
今だに確信がある記憶なんですが、友人にあの話をすると、

『私だから良いようなもんだけど絶対!!他の人に言ったらだめだよ!』

って言われてます(笑)あうーーーっ!!

2008年01月21日

第十八夜「猫とあっちの方々」ねこまたさん談

こんばんは。ねこまたです。

さて、前回で高校時代、イーストウッド君に悩まされたことをお話しましたが、
その後の僕はノイローゼ状態になるまで悩まされつづけました。
どういうわけか「彼ら」は午前1時45分に決まって出現するようなので、
僕もそれまでに睡眠してしまおうと早めにベッドに入っていました。

ところが眠れない、もしくはその時間帯になると目がさめてしまう、
などという事態に陥り、そのまま金縛り、
あっちの人よこんばんはモードになってしまうのでした。
ちなみに「彼ら」という呼び方をしましたが、
かなり大勢の方々がいらっしゃったようです。

例によって早めにベッドに入り、目がさめ金縛り。
目を開けてみるとそりゃあびっくり。

「どうやってこの狭い部屋に入りこんだんだおのれらはあ!」

ってくらいの方々が僕の顔を覗きこんでいました。
ちなみに皆様方お顔がとってもケロイド…。
そんな日々が続き、僕の睡眠不足がピークに達したある日、
僕はあることを試みました。

「動物って幽霊に”効く”かな」

そう、猫と共に寝れば「彼ら」を駆除してくれるかもしれない!
ちなみにこの猫、僕が幼少のころより鍛えに鍛えた猫で、
当然近所の猫のボス。
趣味は狩り。
カラスを狩るのが好きなようで、その戦闘力は
イリオモテヤマネコに匹敵するのではないかと(いいすぎ)。
うむ、猫の中でも最強のこいつと一緒に寝れば大丈夫だろう!
そう意気込んで猫を僕の胸の上に乗せ、スヤスヤと眠りにつきました。
猫はゴロゴロと気持ちよさそうに寝ています。
そして時は来ました!午前1時45分!

「ぐっ!金縛り!頼むぞ猫よ!」

しかしまだ猫は動く気配を見せません。ゴロゴロ気持ち良さそーに寝ています。
そうか、まだ敵が見えていないからだな…。よしちょっと目を開けて…うわっ!
そのとき見えたのは「墓」でした。
いいえ、墓というよりは何かの「慰霊碑」のような大きさです。
僕の足元にドーンとありました。
何より嫌だったのは、念仏のようなものが聞こえはじめたこと。

「なにこれ…」

僕は今までと違うパターンにかなりヒビりまくり、必死に猫に助けを求めました。
「猫よ起きろ、起きるのだ!貴様の御主人様が大ピンチなのだ!」(心の叫び)

しかし猫はゴロゴロゴロゴロ(^^)。

念仏の声は大きくなつていく。

「こっ、このあほたれ!今までの恩を忘れおって!
おーきーろー!頼む、後生だ、起きてくれえー!」

それでも猫はゴロゴロゴロゴロ(^^)。

結局事無きを得たものの、解かれてからむしょうに
腹が立った僕は、猫を部屋から追い出し爆睡しました。

ねこまたの結論!「猫は役に立たない!」

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2008年01月23日

第十九夜「かなしばり2!」ねこまたさん談

金縛りの話を書いた日、やってしまいました。
昼寝してたら、金縛りさ~。
でも、明るかったこともあって軽めだったので、色々試してた。
すると、ネコがいた。飛びかかってきた。
「オーマイ、ガッ!」などと考えるひまもなく・・・
目を瞑り必死にもがくが解けない。
いつも以上に強い!
でも、来るはずのネコの感触がしない。
恐る恐る目をあけると、足元にかかっていた
洗濯ハンガーの洗濯ばさみ咥えてぶら下がってるじゃないですか。
いつ降りてくるかわからない!
必死、脱出!
なんとかとくと、眠気が襲い目を閉じたら、また戻る。
ネコが飛びかからんとしてる状態に。
あうあう!また飛びかかってくるよ~!
と、先に目を瞑りなんとかといて、もう、目をパッチリあけて確かめる。

不思議な事が3つほど。

1つネコがじゃんぴタイ製にいた場所は150cmくらいの高さで空中。

2つ1度目が覚めた時にネコがぶる下がった場所にタオルが
あることをたしかめている。なのに、もう1度金縛りにかかった時は
(一旦目が冷め一瞬だが確かめた。その直後)ネコがブル下がるで
あろうはずの場所だけタオルが消えその先に猫がいた。

3つこの家ではそこまでの金縛りはなく、ここに書いた直後。

今日もでしょうか?ちょっと怖い。

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2008年01月24日

第二十夜「弥太郎」のぼたんさん談

何年も前のことである。

その日、朝から妻が頭痛がするというのだが、これまでの経験で
言えば、それは大抵おかしな出来事の起こる予兆であった。
久々の休日で、ゆっくりした午後をすごそうと思ったのも束の間のことである。
けたたましい電話の音と共に耳に届いたのは、
友人のKが交通事故に遭ったという知らせであった。

「とりあえず行ってみるよ」

と、そう妻に言い残して私はKのいる病院に急いだのである。

「おいおい、大丈夫か?」

Kの顔をのぞいた。
青ざめてはいるが、しっかりした顔つきをしている。
包帯で吊るした右足と、腕にした点滴の管が痛々しい。
だが、もう普通にしゃべれる。

「けっこう血が流れたらしい。このくらいですんでよかったよ。」

「ぶつけられたのか。」

「うん、…というか、弥太郎がついに俺のところへ来たのだ。」

「えっ」と、私はその言葉にはっとした。

と、同時に背筋に冷たいものが走るのを感じた。
実は日ごろKから冗談のように聞いていたことだったが、
彼は弥太郎に呪われた一族の末裔だったのである。
それは、一族が必ず受けなければならない「禊」(みそぎ)である、と彼は言う。
Kは自分は本当に運がよかったのだと、しきりにいった。

「とにかく、ちょっとでも歩けるようになったら、すぐに国に

帰らなければならない。弥太郎神社に行かなければ…。」

…と、ここまで書いたことによって、言霊が飛び、
私自身が弥太郎の祟りにあいはしないかと、ふと不安になっている。

少し、考える時間が要る。

ともあれ、長くなりそうなので、一度筆を置くことにする。

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2008年01月25日

第二一夜「『生き人形』を読んで・・」沙門さん談

今日、生き人形の本を買ってきて読んでいたときの話。
読み進んで行くと突然、私の周りでものすごい異臭がしだして思わず、
『臭い!何!?』と周りを見ても何もない。何かが、おかしい。
横で転寝していた母が騒いでる私の声で起きたらしく、不思議そうに

母『どうした?』

沙門『何か変な臭いせえへん?』

母『ん?…………なんもにおわんよ?』

沙門『うそっ!こんなにくさいのに、わからんの!?』

母『どんな臭い?とりあえず臭くはないよ』

私は、本気で寒気がしました…。この本はやばい・…と。
悪霊が出現する時は何ともいえない悪臭と共に出現する
場合があるとか聞いたんですが、そんな話ありますか?
今私の部屋のMDプレイヤーが突然動かなくなりました。
(さっきまで動いていた)
さっきから窓の外で話し声聞えるし…(涙)
ちなみにうちの部屋は3階(脳死)

肩は重たいし腰は痛い(涙) 怖いよ~~~~~~(涙)

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2008年01月27日

第二二夜「弥太郎(2)」のぼたんさん談

思い出していると気分が悪く眠れないので、少し長くなるが、書いておく。

弥太郎とは、Kの故郷の町の片隅にある、小さな神社の祭り神である。
(差障りがあるので場所は特定しない。)
近辺では、たとえば子供が駄々をこねたり、泣き続けたりすると、
親は今でも「弥太郎がくるぞ。」と、脅しつける。
すると、子供達はあまりの怖さにすぐに泣き止むと言う。
弥太郎という名は、親しみやすい愛称のようにも聞こえるが、「あざな」であって、
実は浮田弥太郎元家(この名も一部変更している。)という武士のことである。

戦国時代、毛利家の台頭によって、中国地方の隅々に
至るまで織田側との全面戦争の様相を呈していた時代である。
彼の故郷は寒村ではあったが、その例外ではない。
弥太郎元家は、織田側の前線指揮官でもあり、その地方の国主でもあった。
毛利家の勢力がもっとも中央と拮抗していたころである。
攻め手の激しさは尋常ではない。
弥太郎元家もよく耐え城を守ったが、結局負傷し敗退を余儀なくされた。
そして、身一つのようになって逃れたのが、現在神社のあるあたりである。
追っ手は執拗であった。
数人の農民が命をおどされ、逃げ場所を告げるよう迫られた。
弥太郎は、その声も手に取るように聞こえる藪の中で耐えていた。
が、しょせん農民である。命が惜しい。
声を出すのがはばかられた農民達は、
結局、その場所をあごでしゃくって教えてしまったのである。
つまり、彼等は自分達の領主を売ったのだ。
弥太郎は脚気を患っていて、逃げる身も思うようにまかせない。
たちまち捕らえられて、首をはねられ、晒された。
その時、自分の不自由な足を恨み、
村を呪って、怨念はその地に取り憑いたのである。
現在、そこにある弥太郎神社は、そのせいもあってか、
足の病気や怪我に霊験あらたかな場所として、
同じ苦しみを持った近場の人々がお参りにやって来ている。
そして、病気などが全快した人々は、
そこに松葉杖や車椅子を奉納して、弥太郎に感謝するのである。
小さな祠の前はそれらの物が山のように積み上げて祭られているという。
そこはよそ者にとっては、
小さな町の人々に親しまれた小さな神社にしかすぎない。 
が、当事者の子孫達には今だそんななまやさしいものではないのだ。
まず、あごでしゃくって意思表示をした人々は、
その後死ぬまで言葉がしゃべれなくなったという。
しかも、その子孫からは、口の不自由な子が次々と生まれてきた。
村人は、常に口を閉ざし、村からは永久に笑い声が消えた。
Kは、墨汁を流したように怨念のよどんだ、
深閑として底冷えのするその村で、彼らの子孫として生まれたのである。
彼の父親は彼が物心ついたときから常に語ってきた。
じいさんは、戦争で足を無くした。
お前のおじさんは、谷底へ落ちて左足が曲がってしまって歩けない。
私は若い頃、機械にはさまれて
このとおり足の指を全部もっていかれてしまった。
お前も、いつか受け入れなければならないのだ。
ひょっとしたら、死んでしまうかもしれない。だが、それも運命なのだ。
弥太郎様は必ず来る。お前に会いに来る。
それまで、できるだけ善行を積んでおくことだ…と。

二回目に同じ病室にKを尋ねたときである。

「おい、病室の外で聞こえないか。鎧のかち合う音が…。」

前回よりもずっと暗い顔をしたKが、神経質な声で聞いてきた。

「聞こえんな。」

「実は、ずっと聞こえるんだ。弥太郎がすぐ外にいるに違いない。

考えてみれば、弥太郎の祟りがこんな生易しいものとは思えない。

こんなのはかずり傷だ。」

「馬鹿な。」

「おやじがいった。弥太郎様が来ると。

俺は、まだ弥太郎を見ていない。弥太郎とまだ会っていないんだ。」

…Kと話を交わしたのは、実はこれが最後である。
その後すぐに治療もそこそこにして病室を引き払い、私や周りの付き合いの
ある者達になんの挨拶もないまま、家族を連れて田舎に帰ってしまったらしい。
なんでも、病室で一度刃物を持って、自分の足を傷つけるような
事件を起こしたことがあると聞いたが、噂にしか過ぎない。
弥太郎神社の風景は心象として私の中にあるが、実際に見たことはない。
Kがその後どのような人生を送っているのかも、強いて確かめようとも思わない。
その土地へ行く時間もないし、怖くもある。
ただ、向こうからはまったく連絡がない。そのままである。
その後、彼自身の松葉杖を弥太郎神社に奉納できたのならいいのだが…。

あの日、実は、私は鎧の擦れるような音を聞いている。
ただ最初は近くの工事現場の音かと思っていた。
後で見てみると、その病院の付近で工事をしている所などないのである。
そう言えば、病院からの帰り道、夏だと言うのに我慢できない
寒気が襲って来たのを、今でも昨日のことのように私は覚えている。

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2008年01月30日

第二三夜「怖い話しのとき・・・」ななさん談

友達と怖い話しをしたところ、ここのかたがたの体験談と、
自分の体験談を話をしました。
え~っと2個か3個はなしたっけな?
友達は作り話をしたんだけど、やっぱりほんとの体験談をはなしたら・・

「出てきそうだからやめて・・・」

と言っていました。
私の場合そんなにちょくちょく体験しないんだけれど、友達の店にでて・・・

「あそこにだれかいる?」

って言ったら・・・みんながこいつなんだ?何なんだぁ~って顔してた・・

「男?女?」

「わかんないボーっと見えるだけ」

と言う会話をかわしました。
でもだいじょうぶみたいで、すぐ明るくなりました。
友達の店だから・・・・でたなんていったら怖いかもね。
でもその幽霊はすぐでてったから大丈夫なんじゃないかな?
怖さ感じなかったし。
でもめったに友達の家で言うもんじゃないよな。
ごめんね~!

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2008年01月31日

第二四夜「猫がお駄賃くれた話」ななさん談

怖くないですけど。

川口市の職場で働いていたとき、土曜の昼に同僚と食事に
出ようと職場を出ると、猫が轢かれていました。
そのまま食事に行き、帰ってくると、
猫はカラスにつつかれて内臓が出ちゃってました。
職場に入ろうとすると、
一人の制服姿の小学生くらいの少女がふらっと近づいてきて、

「猫が死んでるの・・・」と言うのです。

少々頭のおかしな子なのかなと思いつつ、相手にせずに
職場に入ろうとするとまた「猫がしんでるの・・・」と繰り返します。
無視して職場に入り、窓から見てみると、
少女はこちらをじっと見上げて立ち尽していました。
仕方がないので、「お兄さんがなんとかするから帰りなさい」と
言い聞かせると、少女はまたふらっといなくなりました。

市役所に電話をかけましたが、処理は月曜になるとの返事。
とはいえ猫の死体は玄関の前。
少女との約束もあり、「仕方ないな。
墓でも掘って埋めてやるか」ということになりました。
その猫は左右の目の色が違う、敷地の大家さんが
飼っていた猫だということが判ったので
ダンボールの切れ端に載せ、敷地の隅に埋めてやりました。

穴を掘り、猫を入れ、土をかけ、「なんまいだ」などとと唱え
事務所に上がっていくと、なにやら靴に石でも入った様子。
いわゆる編み上げ靴のような靴だったので石など入りそうもないのですが。
事務所で靴を脱ぐとチャリーンと500円玉が転がり落ち、
同僚と私はしばし顔を見合わせてしまいました。

話はそれだけです。

しかし、朝から500円玉が靴に入っていれば、
昼まで気づかないなんてことは無いだろうし、
足首を締めている靴だから途中で入ることも考えられないし。
結局同僚とは、猫からのお駄賃かということになりました。
他人に話すような事でもないので、同僚と私の記憶の中だけのことです。

以上、全然怖くない体験談でした。

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2008年02月02日

第二五夜「先程・・・・」THE KING OF もののけ風魔さん談

いやぁ・・・先程、更新された「あっちのゾーン」を読んで居ましたら、
今までお膝に乗ってぬくもりを与えてくれた猫が、
そそくさと飛び降り、部屋から出て行きました。
そして、後ろから人の気配&某さんの鈴の音が・・・。
「読んで」いて「呼んだ」らしい・・・(--;)
全く、いつもこーいうのばっかり・・・。

あーうー(TへT)

寒気が凄い。

某さんを見れば、血走った瞳で見つめ返してくれるし、
後ろは肩にのしかかり、気配を辿れば何故か満員電車(--;)
時折低くうめく声が耳に入る。
今夜は何かありそうな感じ。
またなんかあったら報告に参ります~。

第二六夜「金粉が降る」獣人さん談

この前Mr.マリックもTVでやってましたが、体から金粉が出るという話。
皆さん聞いたことがあると思います。(出したことがある人も?!)
私も一度見たことがあるのでその話を・・・。

その日私は、後輩2人と先輩の家へ遊びに行きました。
色んな話をしているうちにやっぱり、「あっち」の話に・・・。
後輩の1人が、以前の職場にいたときの体験談を話し始めました。
それは・・・。
彼が職場の先輩の家に遊びに行きました。
彼はその日夜勤明けで、ほとんど寝て居らず疲れていたと言います。
色んな話をしているうちにやっぱり、「あっち」の話に・・・。

その時、何気なく先輩の奥さんの方を見ると、お尻のあたりに何かが見えます。
それは・・・「しっぽ」でした。
ほんとに”きつね色”でふさふさしていたそうです。
次の瞬間、奥さんの言動がおかしくなりました。
目は異様につり上がり「コーン」とか、
「ケーン」とか叫びながら暴れ出したのです。
何とか皆で取り押さえ、先輩が霊感の強い知人(女性)に電話を掛けると

「狐に憑かれてるから、すぐ◎◎さん(御祓い)へ連れて行きなさい。」

とのアドバイス。
何とか車に乗せ、祓ってもらい事なきを得ました。・・・という話でした。

そして、その事件が起きたとき「金粉」が降ったと言うのです。

その話を聞いていた私を含め皆信じず、「そんなことあるわけがない」
等のことを言って後輩を責めたそのとき、
彼が「うわぁ~!」と言って、立ち上がり、しきりに頭から何かを払っています。

その時私は見ました。

天井からキラキラ光る「粉」が降ってくるのを・・。

彼の髪、座っていた場所、そして天井にも「金粉」がついています。
手にとっても見ましたが、確かに金色の「粉」でした。
そして少し時間が経って気がつくと、いつの間にかそれらは皆消えていました。

後輩はその日宿直明けでした。(みんなおまえのせいか~!)
ラッキーなことに、その日は誰も狐に憑かれませんでしたが、
それ以来、彼が寝不足の時は「あっち」の話をしないよう注意しています。

2008年02月03日

第二七夜「デビューしてたみたひ・・・」うちわさん談

大変お久しゅうございます・・・
こっそりのぞきにきましたら、掲示板が新しくなっていてびっくり。
やっと過去ログを読み終えました。
新しい方もたくさんいらっしゃっていて、皆様初めまして。

つい最近、友達と電話していて発覚したことなのですが・・・
前の部屋にすんでいたとき、その子が泊まりにきたことがありまして。
懐かしいねぇって、その時の話をしていたら思い出したのです。

そのころ、めちゃめちゃ疲れていたせいもあり、
なかなか寝付けない日がありました。
仕方なく、ベットの中でごろごろしていると
ちょうど枕元に黒いもやがあるのに気がついたのです。

「何だろう?なんか影になってるみたい・・・」(その直後爆眠)

寝ぼけていたのだろうぐらいにしか思っていなかった私。
その話を友達に何のきなく話しました。

友達 :「・・・・・・・・・・・。」

うちわ:「おいおい、どうした?」

友達 :「あんた、よく眠れたね・・・」

うちわ:「どうして?」

友達 :「いや、私がみたときは眠れなかったからさぁ。」

・・・・・・絶句・・・・・・・・

そういえば、前の部屋にいるとき、彼氏が布団の周り歩かれたって言ってた・・・
友達は、霊感なし人間の私に言っても仕方がないと思っていたらしく、
彼女が見た時はなにも言わなかったのだそうな
(いえなかったとも言う)
友達が言うには、黒い影は危ないのが多いらしい(?)ということ。
私に見えたって事は、よっぽど危険だったんだろうと笑っていました。
笑い事じゃない気がする・・・よかった引っ越していて。
その後はごくごく普通の一般人として生活しています。
でも、本当に黒い影ってのは危険なものなのでしょうか???
長々と失礼いたしました・・・m(_ _)m

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2008年02月06日

第二八夜「鬼渡り~ミステリードライブ~」結城さん談

こんにちは、結城です。みなさん&いたこ28号さん、お久しぶりです^^
今回は、鬼君の昔の話と、鬼渡りの由来をお話しようと思ったのですが、
その前に軽いジャブをと思って^^;

夏のある夜、鬼君とその友人数人で、友人の家に遊びに行ったそうです。
その日は金曜日とあって、
ビールやおつまみを買い込んで、夜遅くまで馬鹿騒ぎ。
鬼君達は、日頃のうっぷんを晴らすかのように、楽しく過ごしたそうです。
そのうち、話のネタにも尽きてきた頃、流れは自然とあっち系へ・・・
霊感爆発の割に、臆病者の鬼君以外は、皆ノリノリで話しています。
そして必然的に「どこどこが出るらしいので、これから見に行こう」という方向へ。
素晴らしき馬鹿者・・いや、若者たち^^;
だが、彼らは知らなかったのです。鬼君が鬼を宿していることを。
そして、鬼君に危害が加わると、鬼が出現してしまうことを・・・
そうとは知らず、ドライブと決め込んだ彼らは、
ビールやつまみ片手に意気揚々と出発しました。
車中でも、怖い話で盛り上がっています。
鬼君、久しぶりに嫌~な予感。
なぜなら、彼は見える人。
車中の人々の期待とは裏腹に、彼だけは、徐々に引き気味。
そのうち車は街を離れて、徐々に自然が多いところへ。
友人の話では、その林道を車で走っていると、首の無いライダーが
やってくるとかいう、結構ありがちな話を確かめに行くことになりました。
馬鹿騒ぎしながら、夜の林道を走る馬鹿者達。
しかし、それらしい現象は起きませんでした。みんな、がっかり。
・・・と、その時先の方に車のヘッドライトが見えました。

「へえ、こんな時間にも対向車あるんだ。俺達と同じ考えの奴らかな?」

などと話していました。車はだんだんとこちらに向かってきます。
・・・あれ?車?え?・・・・どん!
・・・それは、光ながら彼らの車のフロントガラスにへばりつきました。

・・・「うぎゃああああああああああ!!」

・・・半分崩れた顔、そして、2本の手。

・・・「ひいいいいいいい!!」車中パニック!


以下次号でいいっすか?^^;ちょっと疲れました。すみません~


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こんばんは、みなさん。書き込み遅くなってすみません。
何度が投稿しようとしたら、フリーズしやがんの^^;では、はじまり。

・・・・林道を通る少し前から、鬼君の背中が徐々に熱くなってきていたそうです。

「これは、キテます・・・」鬼君、ヤバさを感じて、もし鬼が出てきた時の為に、
後部座席のシートに思いっきり背中を押し付けていました。
「これなら、夜も安心♪」と、思ったかどうかは知りませんが、
取りあえず何か出てきた時の為に準備は怠りない彼であった。
・・・・どん!血まみれ顔&手がフロントガラスにへばり付き、車中はパニック!
普段から霊力が強く、見慣れているとはいえ、
いきなりな攻撃に、流石の彼も、パニクってしまったそうです。
・・・・と、その時、運転している子の視線が、
バックミラーに釘付けになっているのに気が付きました。
ハンドルを持つ両手が思いっきり震えています。
人間、そういう時って見なくても良いのに振り返るもの。。。。

「うおおおおおおおおおおおおお!」

車中は更にパニックになりました。鬼君、おそるおそる振り返ると、そこには・・・・
後部座席を突き抜けて、車のリアの所に居る巨大な異形。。。
他の人達は、失禁するもの、怯えてうずくまるもの、さまざまです。
「ひいいいい!」恐怖が限界に達した鬼君以外の者達は、
先を争うように車から飛び出して逃げて行きます。
独り車中に残された鬼君。
困ったけど、取り敢えず、その幽霊にキャ~ン!言わして退散させたそうです。
・・・・暫くして、鬼君が居ないことに気付いた友達が帰って来ました
「おい、大丈夫か?」鬼君、ここはすっとぼけた方が無難だろうと
「え?何が?早く帰ろうよ」と、平然な顔をして言い放ちました。
このドライブの後、彼は豪傑として仲間から一目置かれるようになったそうです。

・・・・以上、鬼君ドライブでした^^では、また

2008年02月11日

第二九夜「おじいや・・おばあが・・」しいたさん談

毎日ここを見なくちゃ一日が終わらない私、実は看護婦をしています。
資格をとって早12年。
怖い話が三度のご飯より好きなくせに、誰よりも怖がりで
気の小さいこんなヒトが看護婦なんてできんのかと
自ら危惧しておりましたが、なんとかやっております。

夜の病院なんて、いかにも何かありそうじゃないですか。
いないはずの病室からのナースコールとか、
無人のはずの霊安室からの読経の響きとか。いや~、一切ないですね。
同僚や先輩にもそういう経験はないそうです。
(ないと言っておいて実は隠しているというようなヒトはいないと思います。
みんなそんな事があったら自慢するに違いない。
そういうあっけらかんとした人ばかりですから。)
しかし、看護婦さんには霊体験をもつ人が多いというのは、
私の思い込みだったのかそれともマスコミに擦り込まれたのか?
と不満(?)に思う私にはひとつだけ夜勤での不思議な話しがあります。

ぜんぜん怖くないんですけど。

今年のはじめにインフルエンザが流行りましたね。
そのとき入院していたAさんもばっちり熱があがり、点滴をしていました。
90歳を越していたAさんは体力もなく、夜勤の私は

「急変(突然容体が重篤になる事)しないでね~。」

と祈りつつ、ドクターの指示の解熱剤を使うため、病室へ行きました。
で、必要な事をやりおえて、じゃあまた来るねと言う私に、
Aさんは何事か一生懸命訴えるのです。
Aさんはマヒもあってあまり何を言っているのかよく聞き取れないのですが、
どうも目線はベットを仕切るカーテンのレールの辺りを指すようでした。
それで、よく聞いてみると、「顔が・・顔が・・」と言っているのです。

「顔がどうしたの。」と聞くと、

「おじいや・・おばあが・・いっぱい・・おじいや・・おばあの・・顔が・・」

これは俗にいう、お迎えかしらと思いつつ、私はじっとそのカーテンレールと
天井の間辺りを見てみたのですが、なぁんも見えませんでした。

「なんにもないよ、Aさん。」

と言ってみましたが、Aさんは同じ事を繰り返すばかり。

「気のせいだよ」としか、私は言えませんでした。

やだなー、なんにもなきゃいいけどと思いつつ、
願い通りその夜は何事もなく過ぎました。
Aさんはその後しばらくしてお亡くなりになりました。
あの時、Aさんには、本当に「おじいやおばあ」の顔が見えていたのでしょうか。

たいした話でなくてすみません。
私にはそういうものは見えないんだなと実感した夜でした。

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第三十夜「きゅきゅきゅじゃねえんだよっ!!」虎千代さん談

はじめまして・・
僕の体験したぐっときちゃったSTORYを、日本語で・・??
僕は建築関係の仕事をしてますが(現場のほうです)
出張でビジネスホテルに泊まった時の話です。

その部屋は二人部屋で、
厳つい顔して信心深い五郎くん(仮名)と同じ部屋でした。
若いわしら(^^は、夜になると発情します。
しかし周りは田んぼ・・ホテル近くのカラオケと
やりてばばあスナックでお茶を濁し、そろそろ、
飽きてきた頃・・ふたりには共通の趣味があることに気がつきました。

それは・・ふたりは神社おたくだったのです・・・

それからというもの夜になると地図を
見ながら車で近くの神社という神社をあらし(?)回りました。
小さい祠も見逃しません。
かたっぱしから柏手を打ちまくり。
祭神について加門七海風にうんちくをたれあいました。
しかし・・僕たちは、忘れていました。
子どもの頃、ばあちゃんがいっていた、あの言葉を・・・

「夜の神社にいってはなんねぇど、夜は神様の時間じゃけんのぉぉ」

つづく

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2008年02月18日

第三一夜「夢なのか」森之真さん談

どうもこんばんは、森之真と申します。
本日、どうにもあっちらしい体験を致しましたので、書かせて頂こうと思います。

それは、今日・・何の変哲もない平日の夕方に、突如起こりました。
今日は平日だが俺は休み・・
みんなが働いているのを横目に、惰眠をむさぼってやるぜ!・・等とのたまい
ながら、自分は飯を食う以外は布団の中で、だらだらと眠っておりました。
不思議な物で、普段の睡眠時間をインターネットに費やしている反動か、
幾ら寝ても眠気が無くなりません。
夕方頃には寝過ぎでだるくなって、もう飯を抜いて、
明日まで寝てやろうか・・・と、思った時です。

(あれ・・)

何故だか身体が動きません。

(・・金縛り?)

本当に金縛りなのか、それとも単に寝疲れていたからかは分かりませんが、
身体が寝返りをうとうとした変な体勢で動かなくなったことだけは確かでした。
しかし、目だけは動かすことが出来る・・。
カーテンを閉めているため妙に薄暗い部屋の中を、見える範囲で視線を
動かす・・・と、自分の真上の天井に、何かが居るのが分かりました。

(こども・・!?)

殆ど透明で、顔なんか全く分からないのですが、微かに見える
身体の輪郭から考えて、それは子供であると頭が判断しました。
それも、他にも二人ほど居るらしい・・。
このままではやばいかも知れない・・と言うより、この金縛り状態もかなり苦しい。
兎に角、この状態から抜け出さない事には何もできない。
そう短絡的に思った自分は、気合いで何とかしようと、
取りあえず体中に力を入れてみる。

(ぬ・・ぬおお!!)

動く・・微かづつではあるが、
頭がゆっくりと横にずれ、何とか体勢が普通の状態に戻る。

(あの変な子供は・・)

目を皿のようにして部屋の中を見回すと、南側・・丁度、
頭の方にある窓から、その子供達が消えていくのが見えた。

(た・・助かった?)

ほっと一息つくが、まだ完全に金縛り状態から戻ったわけではない。
まだ何かあるのかと更に部屋の中を見回すと・・

(・・・・・)

足があった・・。
丁度、自分の足下にある本棚の上に、まるでその本棚に
腰掛けるかているかのように、二本の足が並んでいるのである。
勿論、その本棚の上と天井の間の隙間に身体が入るスペースはない。
・・つまり、膝から下だけが本棚の上から突き出されている状態なのだ。

(う・・うわあ!!)

『ガバッ!!』

「へ・・・?」

あわてて周りを見回してみましたが、何もありませんでした。
壁に掛けられた時計を見ると、6時少し前を指していました。

「夢・・やろうか?」

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2008年02月19日

第三二夜「最後のお別れ。」らら。さん談

ハムスターの話題を一つ。

結構、前々からハムスター飼ってました。
トータルして5匹ぐらい飼ったような気がします。(現在も一匹)
その中でも少し前に死んでしまった、ハムスターが死んでしまったときのこと。

小動物ながら、私は結構小屋とかには贅沢させていたので、
大きめなゲージに二階付の小屋を使っていました。
ハムスターを飼った事のある方ならお分かり頂けると思いますが、
彼らはやたらと、天井に登ります。
登って、登って、ふんばって、耐え切れずに
最後には「ドスン」という大きな音をたてて落ちます。
しかも何回も落ちます。(笑)
人間でいうと、二階建ての天井から落ちるようなもんです。(爆)

前置きが長くなりました。

そんなハムスターの中でも、一匹は結構おとなしく扱いやすかった為、
よく彼氏の家に、行くときも連れていったりしてました。
しかし、1年くらいして死んでしまったんですが、なんとなくもう、
からっぽの小屋を見るのが辛かったので、小屋が欲しいと云う、
彼氏の妹さんにあげる事にして、家に持っていきました。
普段通り、部屋に上がって話をしていたとき、
ふとそのハムスターの話をしました。

「あいつはよくなついてたよねー。」

とか、そんな事です。
一通りそのハムスターの話が終わり、沈黙したときそれは起こりました。
一瞬静まり返った部屋の中に、

「ドタン」

と。

まさにハムスターが天井から落ちるときの音でした。

「最後のお別れに来たんだね・・・。」

そう彼氏と話しました。
悲しかったけど、とてもうれしかったです。

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2008年02月24日

第三三夜「見なければいい(馬鹿兄貴談)」ぺぺさん談

はじめまして、ぺぺでっす!
いつも楽しく拝見させていただいてます!
今回初めての登校、いや投稿ですが、
身内の数ある体験談の一つを書かせて頂きます。

僕の家族は母親を筆頭に霊感が少しあるみたいで、
母親、父親、兄貴(じいちゃんに関してはあるのかもしれないけど、
聞いてないっす)があっち系の方々を見ています。
僕はというと、金縛りは腐るほど経験してますがいかんせん本人が
チキンなため、金縛りの最中目はぜっっったぁぁぁぁいあけないのでっす。
おかげで今までは声やら音やら聞くだけですんでまーす。

それではやっと本題に。
それは兄貴が友達と、どっか(聞いたけど関東方面なので新潟在住の
おいらには分かりません。)出るといわれる建物に行ったときの話。
そこの周りは木が生い茂っていて、いかにも出るぞ
出てやる出てみればーってな感じの所だったらしいです。

兄貴たちは恐いと思いながらもさて中に入ろうかと思った時、

「うぅぅぅ~」っとどこからかうめき声が.......。

兄貴「今の聞こえた?」

他「えっ?何が?」

「ぅぅぅぅぅ~」

兄貴「ほら。聞こえただろ」

他「何にも。」

そうです。その声は兄貴しか聞こえていないのです。
兄貴は恐る恐る声のする方を見て見ました。
すると、生い茂っている木の一つの後ろから
男の人が恨めしそうに見てるではないですか。

いや~ん!

チキンなおいらならそれだけで失禁いや、失神してしまっているでしょう。
私はその話を聞いた時、兄貴に思い切って聞きました。

私「それで、どうした?」

兄貴「誰にも言わないで、”こうやって”皆について中入った」

さて、兄貴はどうしたと思いますか?

「こうやって」と言った時、兄貴は手のひらを顔の横に持って行きました。

そう顔を隠すかのように。
そうです!兄貴はただ「それ」が見えないように
手で顔を隠して、普通にその建物に入ってったのです。

「それで済むのか?隠しただけでいいのか?そんなもんなのか?」

私はここぞとばかり突っ込みまくりました。

そこで兄貴は一言、

兄貴「見なければいいじゃん」

私「.......(絶句)」

兄貴は馬鹿なのか、豪快なのか私にゃ~分かりませ~ん。
私は.....たぶん馬鹿なんだと思います。

兄貴の馬鹿な体験談、また家族の体験談のありますが、
それはまた次の機会にでも.......。

2008年02月27日

第三四夜「彼の空き家」Renさん談

これは私が10代の頃のお話です。(って、数年前の事じゃない。←嘘)
彼が突然言いました。

「オフクロの位牌が空き家に残っているから取りに行きたい。」

聞けば、持ち家が空き家になっているというのです。
何なんでしょう。
彼はアパートに一人暮らし。お兄さん夫婦も借家暮らし。
お父さんも別の所で借家暮らし。
そして持ち家は空き家。

私:「家があるのに誰も使ってないの?」

彼:「いや、兄貴達が住んでたけど、半年程前に急に出た。」

私:「じゃあ、M(彼)が住めば?」

彼:「.....遠慮する。」

その空き家は意外と彼のアパートの近所にありました。
裏口から入ったんですが..なんと言うか..ヤバ気味..。
大きな居間の所に祭壇があって(○○教らしい)、そこにお位牌がありました。

私:「おしっ!早く帰ろう!」

彼:「ちょっと...片づけるよ。手伝ってくれる?」

そう、悪臭が漂っていたのです。
台所に行くと...信じられない!
茶碗やお皿がそのまま流しにあり、残飯が腐り、
冷蔵庫の中の物が怪しげな物体に変化してました。(おえっ)

『何で私がぁぁぁー』と文句ぶーぶー。

彼は居間の畳を拭くと言いまして、私がその台所を片づける羽目に。
電気は止められていましたが、お水は出ました。
その前にお手洗いに行こうと思ったんですが、
台所の横から続く廊下...これが訳もなく怖いんです。
その廊下を通らずしてお手洗いには行けない..。
お手洗いの前迄何とか行きましたが、止めました、中に入るの。
渋々と流しの物を洗っておりました。
半年もそこにあった洗い物です。簡単には洗えません。
段々と陽が傾いて来ました。
電気がありません。家の中は薄暗くなってきました。
水のじゃぁーじゃぁーと流れる音に雑ざって彼の声が..。

私:「何か言ったぁー?!!」

彼:「いやー、何もー!」(居間から叫んで)

私:『ったく迷惑だよなー(心の声)』

そしてまた水の音に雑ざって彼の声...。

私:「聞こえないよー!話があるなら、こっち来てよー!」

その時、はっきり聞こえました。

「わ し の い え 。さ わ る な。」

私は流しに向かって立っていたのですが、
私の真後ろはちゃぶ台のある4畳程の小さな部屋。
咄嗟に振り向きました。誰もいません。
確かにその声の近さはその4畳の部屋から..。
手に持っていたお皿を流しで叩き割って彼の所へ走りました。
二人で家の裏口から飛び出ました。
家の外は内よりも明るくて、ホッ。
彼に今あった事を中庭で説明しました。

彼:「この家、ヤバいよ、やっぱ。ちょっと来てみな。」

中庭を回って表玄関に導かれました。
玄関の戸の真ん前の足場に丸い木の蓋。
その蓋は玄関の戸の下に殆どくっついている状態でした。
お花が生けられた跡がある花瓶もありました。

彼:「どうも井戸だったらしい。」

彼の話によると、その玄関から人が入ろうとすると足を骨折したらしいのです。
家族の者や近所の者は皆、裏口を使用していたらしいのですが、
突然の訪問客らに被害者が出たそうです。
それで、霊能者に見てもらったら「井戸ありますよ、ここ。」..。
掘ってみたら本当に井戸が出てきたという事なんです。
それでお祓いして貰って木の蓋がしてあったのです。
さてさて、私達はお位牌を持ってお兄さんの家に行きました。
お兄さんとお義姉さんが吃驚した顔で、

「あの家に行ったの???」。

小さいお子さんがいる家庭でしたので、
取り敢えず、何があったかは話さずにいました。
夕飯をよばれる事になり、お義姉さんのお手伝いをしていると、

姉:「ね、何も無かった?」

私:「...ちょっと、あったかなぁーって(愛想笑い)」

姉:「私達、何も持たずに飛び出たんだもの。
あの4畳の台所の横の部屋、駄目なの、私。
知ってる?あの家の前の持ち主ね、独居老人でね、
あの部屋で死体で見つかったんだよ。もう何日も経ってから..。」

お兄さん達が飛び出た日に何があったのかは教えてもらえませんでした。
(聞けなかったし..)
そしてお馬鹿なRenと彼は後に再びあの家に行ってしまうのでした。

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第三四夜「彼の空き家」Renさん談

これは私が10代の頃のお話です。(って、数年前の事じゃない。←嘘)
彼が突然言いました。

「オフクロの位牌が空き家に残っているから取りに行きたい。」

聞けば、持ち家が空き家になっているというのです。
何なんでしょう。
彼はアパートに一人暮らし。お兄さん夫婦も借家暮らし。
お父さんも別の所で借家暮らし。
そして持ち家は空き家。

私:「家があるのに誰も使ってないの?」

彼:「いや、兄貴達が住んでたけど、半年程前に急に出た。」

私:「じゃあ、M(彼)が住めば?」

彼:「.....遠慮する。」

その空き家は意外と彼のアパートの近所にありました。
裏口から入ったんですが..なんと言うか..ヤバ気味..。
大きな居間の所に祭壇があって(○○教らしい)、そこにお位牌がありました。

私:「おしっ!早く帰ろう!」

彼:「ちょっと...片づけるよ。手伝ってくれる?」

そう、悪臭が漂っていたのです。
台所に行くと...信じられない!
茶碗やお皿がそのまま流しにあり、残飯が腐り、
冷蔵庫の中の物が怪しげな物体に変化してました。(おえっ)

『何で私がぁぁぁー』と文句ぶーぶー。

彼は居間の畳を拭くと言いまして、私がその台所を片づける羽目に。
電気は止められていましたが、お水は出ました。
その前にお手洗いに行こうと思ったんですが、
台所の横から続く廊下...これが訳もなく怖いんです。
その廊下を通らずしてお手洗いには行けない..。
お手洗いの前迄何とか行きましたが、止めました、中に入るの。
渋々と流しの物を洗っておりました。
半年もそこにあった洗い物です。簡単には洗えません。
段々と陽が傾いて来ました。
電気がありません。家の中は薄暗くなってきました。
水のじゃぁーじゃぁーと流れる音に雑ざって彼の声が..。

私:「何か言ったぁー?!!」

彼:「いやー、何もー!」(居間から叫んで)

私:『ったく迷惑だよなー(心の声)』

そしてまた水の音に雑ざって彼の声...。

私:「聞こえないよー!話があるなら、こっち来てよー!」

その時、はっきり聞こえました。

「わ し の い え 。さ わ る な。」

私は流しに向かって立っていたのですが、
私の真後ろはちゃぶ台のある4畳程の小さな部屋。
咄嗟に振り向きました。誰もいません。
確かにその声の近さはその4畳の部屋から..。
手に持っていたお皿を流しで叩き割って彼の所へ走りました。
二人で家の裏口から飛び出ました。
家の外は内よりも明るくて、ホッ。
彼に今あった事を中庭で説明しました。

彼:「この家、ヤバいよ、やっぱ。ちょっと来てみな。」

中庭を回って表玄関に導かれました。
玄関の戸の真ん前の足場に丸い木の蓋。
その蓋は玄関の戸の下に殆どくっついている状態でした。
お花が生けられた跡がある花瓶もありました。

彼:「どうも井戸だったらしい。」

彼の話によると、その玄関から人が入ろうとすると足を骨折したらしいのです。
家族の者や近所の者は皆、裏口を使用していたらしいのですが、
突然の訪問客らに被害者が出たそうです。
それで、霊能者に見てもらったら「井戸ありますよ、ここ。」..。
掘ってみたら本当に井戸が出てきたという事なんです。
それでお祓いして貰って木の蓋がしてあったのです。
さてさて、私達はお位牌を持ってお兄さんの家に行きました。
お兄さんとお義姉さんが吃驚した顔で、

「あの家に行ったの???」。

小さいお子さんがいる家庭でしたので、
取り敢えず、何があったかは話さずにいました。
夕飯をよばれる事になり、お義姉さんのお手伝いをしていると、

姉:「ね、何も無かった?」

私:「...ちょっと、あったかなぁーって(愛想笑い)」

姉:「私達、何も持たずに飛び出たんだもの。
あの4畳の台所の横の部屋、駄目なの、私。
知ってる?あの家の前の持ち主ね、独居老人でね、
あの部屋で死体で見つかったんだよ。もう何日も経ってから..。」

お兄さん達が飛び出た日に何があったのかは教えてもらえませんでした。
(聞けなかったし..)
そしてお馬鹿なRenと彼は後に再びあの家に行ってしまうのでした。

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2008年02月29日

第三五夜「迫ってくる顔」妹尾さん談

4歳時体験した事を書きます。
といっても、今10歳なので6年前です。(おいおい)

自分が昔住んでいたマンションでは変な幽霊ですとか
そういうのが出るところでした(とち○らビルというところ)
で、ある日寝ると、こんな夢を見ました。
その夜私はなかなか寝つけませんでした。
でも、母はずっと起きています。
何故か、家にはキャラクターが「バザ~ルでござ~る」
のお猿の無人契約機みたいなのが置いてあります。
しばらく寝つけないでいると、目の前(窓で、4階です)

から紫色のニヤニヤした生首が「わ~お」と
すっとんきょうな声を上げて回転しながら迫ってきます。

視界は全部紫一色で、赤外線ゴーグルでも
付けているかのようなチラチラとした視界。
私が驚いていると、夢の母は

『「無人契約機?」で来ないように言っておいたからさっさと寝なさい』

と私に言いました。
それでも私が眠れずにいると再び
あのジョン・リー・フ◎カーの生首のような物体が迫ってきます。^^;
あまりはっきりと覚えていませんが、
とにかくこれの繰り返しで飛び起きました。
夢だったのか…。と思いました。
それからしばらくして、

「起きているのに」生首が今度は色鮮やかに(ただし生首は紫)迫って来ました。

なぜか、動けませんでした。というより、動くことを忘れていたのでしょうか。
それで、完全に目の前に来た時、はっとして、目の前から消えました。


---関係ない話---


その日、私は母にドーナツを頼みましたが、お金がないというつれないお返事。
なのに1時間してからまた頼んでみると買ってきてくれました。
でも、母に何故お金が増えたのかと聞いても答えてくれませんでした。
あれ以来、あのマンションでは紫色の顔は出なくなりました。
というより、その夢の予兆として映画風に編集された生首に追い掛けら
れる夢(何故か、父の部屋にはX68000のような機械がある)を見ました。

恐く無いですね。はい。

無駄な発言かもしれません。
でもねえ、紫なのはなぜかわかるけど、
回転するのはやめてほしいなあ(笑)

おまけというか無駄話:

時々、家の曲り角でうつむいた人を見ます。
かなりわびさびがあります。(笑)
でも、目が確認できません。
あと、僕の手の中は宇宙です。
右手は夕焼けです。
あとベッドの中に埋め込まれた顔みたいなのも見たことがあります(笑)
最近、背中に変な霊が取り付いてかなりブルー^^;背筋がゾクゾクっと。

一応これは全部実話。

御迷惑でしたら削除して下さい。

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2008年03月03日

第三六夜「少ない体験談から昔の話を・・・」ぺんたさん談

仕事で札幌に出張していた時のことです。

札幌駅北口のウィークリーマンションを借りて寝泊りしていました。
最初の2週間ほどは何事もなく、電気を真っ暗にしてもぐっすりと眠れる
平和な生活をしていたのですが、ある日の夜、部屋の中に誰か入ってきたような
気がして(女の人のような気がしました)もちろん、誰もいないんですが・・・

その日から、眠ろうとすると金縛りにあったり、パシッ!!
という大きな音が聞こえたりして、眠れなくなってしまったんです。
眠りにつく直前にベッドぐらぐら揺れるし・・・
もしかして私の寝相が悪いだけなのかしら。
私はその程度だったのですが、他の部屋を借りていた
同僚達も同時期から同じような現象に悩まされ始めました。

ひとりは角部屋だったのですが、
毎晩、誰かがドアをノックするので開けてみると誰もいない。
ハイヒールの音が部屋の周りをぐるぐるまわっているので、
気になってドアを開けてみると、やっぱり誰もいない。
しかも、その部屋は8階の角部屋で、
ベランダもないので、部屋の周りをまわるのは不可能。
そんなことが何人かに起きていたので、どうせ朝まで眠れないのなら・・・
ということで、毎晩、ひとつの部屋に集まって朝まで宴会を開いていました。

でも、マンション内だけならともかく、
それが昼夜問わずにどこにでもついてくるんですよ。
職場でも、同僚と端末を見ながらあーでもないこーでもないと話をしていると、
後ろに誰かが立って覗いているんですよ。

でも、私も同僚も仕事に集中していたので、話がまとまってから
二人で一緒に振り返って「なんですか?」と聞いてみると・・・
部屋の中には私と同僚の二人だけでした。

残業で夜中になってしまい、建物の中をうろうろしていると、
エレベータが目の前で開いて、でも、誰も乗っていない、とか。
あの「チーーン」って音が、またビビるんですよね(^_^;)

土日は実家に帰っていたのですが、夜はやっぱり同じ状況で眠れない。
で、スタンドの明かりで本を読んでいたのですが、
ふと顔を上げると、壁にライトのようなものがあたっているんですよ。
直径10cmくらいのまんまるの。
なにかな??と思って、起き上がって確認したのですが、
どうみても何かの光が当たっている。
いろんな角度から観察したのですが、不審な点はなかったので、
そのまま朝まで本を読んで、朝になってから眠って、
昼くらいに起きたのですが、起きてから考えると不審な点だらけ。
どの角度からも明かりは差しこんでこないはずの位置だった、という
こともありますが、私、側に寄って、本当にいろんな角度から見たんですよ。

でも、光が遮られる事がなかった・・・

ということは、壁の内側から発光していた???としか考えられないんですよね。
ああ、その場で気付かないおバカで良かった(笑)
私の実家は札幌から2時間半ほどのところにあるのですが、私が実家に帰っている
間にもウィークリーマンションに寝泊りしている人達はいつもと変わらず、
怖い目にあっていたそうなので、もしかして幽霊だとしたら複数いるのかしら???
仕事も終わりに近付いてきて、地元の人とも友達になり、特に仲の良かった
女の子がウィークリーマンションに遊びに来て、宴会を開いたのですが、
その日の夜、不思議なことに何事もなく、ぐっすりと眠れました。
他の部屋の野郎どもも、その日はぐっすり眠れたという話でした。
いやぁ、めでたいめでたい、東京までついてこられずに済むなぁ、
と思っていたら、職場で、前日遊びに来た女の子が

「私、昨日こわくて眠れなかったの」と言い出しました。

部屋の中でいきなりパシッ!!と大きな音がしたり、
右半身だけ鳥肌が立ったりするとか・・・あーあ、連れて行っちゃったのかぁ・・・
ちょっと罪悪感を感じましたが、まぁ、自分さえ良ければいいかぁ・・・
私に何ができるわけでもないしねぇ・・・
でも、やっぱり気になったので、その翌日、

「昨日は大丈夫だった?心配でよく眠れなかったよ」

なーんて、心にもないやさしい言葉をかけてみたら、その子はにっこりと笑って、

「ああ、大丈夫!!なにもなかったよ。昨日のも気のせいだったのかも」

うむ、良かった良かった。一件落着だ!!と、その子の隣を見ると、
なにやらどんよりした雰囲気をかもし出している地元のオヤジがひとり。

「俺さぁ・・・・昨日、金縛りにあって、一睡もできなかったんだよ」

その後、日に日にやせ衰えて、眼の下くまだらけになっていくオヤジを残して、
私達は札幌をあとにしました。(^^)

2008年03月14日

第三七夜「友人の足」ナミィさん談

最近ネタがなくて、怖い話書きこめずにいましたが
恐ろしいお話を、入手いたしました。
今回も私の友人K-すけ君の身内のお話です・・・

彼の親父さんの友人が自殺をし、亡くなりました。
数年前の事です、しかし親父さんは

「勝手に死んだんだ!葬式には出ない」

と、葬式も行かず家でラーメンを作ってました
(注:親父さんはラーメン屋!「ここが変だよ!日○人!」と言う
某TV番組に、出たらしい・・なんだか凄い)

さて、仕事も終り葬式も済んだ頃
彼は、一日の汗をお風呂で洗い流し
丁度、頭を洗っていた時です。(←いたこさんの言う隙だらけの時!)

ド――――――――ンッ!

と、凄い重さの物体が彼の両肩に乗ってきました!!

それは、男の両足!

素足だった、と言っていました・・・さぞ気持ち悪い事でしょう
しかし、よく「見る」親父さんは、

「オマエか!?おまえは人生に逆らったんだ!俺の所に
何しに来たんだ!成仏できねーのはあたりまえなんだぁぁぁあああ!」

・・・・と一喝!

その物体は、彼が叫ぶとともに消えたと言う事ですが
彼には、あの亡くなった友人ということは分かってたんでしょう・・・
この話を聞いていて、改めてあ~~~、霊感とやら、なくてよかった♪
と思う私でした・・・・・完

2008年03月20日

第三八夜「石」ぺんたさん談

これもまた、すっごい昔の話なんですが、
ぺんたちゃんがまだご幼少の砌に、隣にやさしいおじさんが住んでました。
自分に子供がいないためか、私たち兄弟にとても親切にしてくれました。

ある日、おじさんと、その他2名だったか3名だったか・・・で、
恐山ツアーをしたんですよ。

うちの父も誘われたのですが、父はチキン野郎なので断りました。
他のメンバーの中に、うちの田舎では有名な目の見えないお坊さんもいました。
おじさんが旅行から帰ってきてその足ですぐ、うちに来てお土産をくれて、
その時に聞いた話なのですが・・・
恐山の石は魔除けになる、というウワサがあるらしくて、
おじさんは記念に1つ、石を持ちかえろうとしました。
帰りの車の中で、目の見えないお坊さんが、

「この車の中に、この世のものではない女が乗っている」と言い出したそうです。

「誰か、身に覚えはないか?誰が連れてきたんだ?」

ふと拾ってきた石を見ると、その石の裏には女の名前が書いてあったそうです。
気味が悪い、と思い、窓を開け、走っている車から石を投げ捨てたそうです。
石はアスファルトの地面に当たり、割れてしまったそうです。
見えていないはずのお坊さんが

「なんてことを・・・・・!!

頭が割れて血まみれになった女が車を追ってくるぞ!!」

・・・・・・

その話をしてくれた時、おじさんは

「いやぁ、あの時は本当に死ぬかと思ったよ、こわかったなぁ」

と、笑っていました。

その日の真夜中、救急車のサイレンで目が覚めました。
うちの前に救急車が止まっているのです。
なにごとかと思い、家族全員で外に出てみると、
おじさんが担架に乗せられて運ばれていきました。
頭をかかえて・・・・かきむしっている、と言ったほうが近いかもしれません。

うめき声をあげながら・・・

田舎の病院ではどうにもならず、
翌日、おじさんは札幌の大きな病院に移されました。

でも、大病院でも原因はわからず・・・原因不明の頭痛。
話を聞いていた私たち家族には、原因はうすうすわかっていました。
でも、私たちになにができるでしょう?
うちの田舎で1番の高僧にも、なにもできなかったというのに・・・
1週間後、おじさんは帰らぬ人となりました。

最後まで、どんな薬も効かず、苦しみぬいた末に息絶えたそうです。

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第三九夜「BB戦士なお話」馬鹿が戦車で殺って来るさん談

今からだいたい十年位前にですが、エアガンのメーカーで「トイテック」と
いう所から「梵字BB弾」なる、怪しさ大爆発な物が販売されていました。
これは、BB弾の一つ一つに異なる梵字がプリントされている物で、赤い
梵字は霊力が高いなどとなんともはやな事が説明書に書いてあったのです。

しかし、意外や意外。

当時、私の後輩に「あっち系」に縁の深い奴がおったのですが、
そいつの話では「効き目が有る」という事でした。

「梵字ってのは、それ自体が強い“呪”なんですよ。
だから、こんなBB弾なんかでも霊体にダメージを与える事が出来るんですよ。」

「へー。でも、BB弾ってのはある程度飛んだら落っこちまうから、
あんまり射程は無いんじゃねーの?」

「それがですね、BB弾本体は重力に負けて落ちても“呪”自体は
そのまま飛んで行くんですね。BB弾の形の気が
そのまま飛んでいって霊体にポコポコ穴を空けるんですよ。」

「ふーん、便利にもんだね。」

さあ、何気に「あっち系」の事にお困りの貴方、この「梵字BB弾」を愛用しては?
ただ、とっくに生産終了してしまっているのが難点だったりして・・・。
ちなみに、梵字BB弾以外には「ドーマンセーマンBB弾」「ダビデの星BB弾」が
有りましたが、こっちの方は「さっぱり駄目」なんだそーです。

しかし怪しい…。

ちなみし、私のHNはちゃるさんご名答。ハナ肇の映画からです。

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2008年03月25日

第四十夜「こわかったこと・・」あーるさん談

こんにちわ、いたこさんっ。みなさま。あーるです。

今年の春、体調がわるくて会社を休んで自分の部屋で寝ていたときのことです。
ある気配にはっと目を覚ましました。その気配とは・・・
・・・私のふとんの中からでした。
寝ぼけていたせいもあって、(私は横向きでねていました。)
その気配のほうに手をのばすと、ちょうどおなかのあたりから何か物体が・・・

「んんっ・・」

となにげにさわってみると、ふわっとなにか毛のようなものがあるんです。
(私の家には猫はいません。)
「なんだろう。」とおもって触っていくうちに、いやーな予感が
(あっちゾーンですよぅ・・)「これは、もしかして」と思ってるうちに、
そのいやな予感は現実へと近づいてきます。
・・・そうです。それは人の頭だったんです。男の人の・・・ふぅ。
でも、私の手は、どんどん先へとすすんでいき、
とうとう、うなじにまで到着していました。(ここでやめときゃいいのに)
・・・って、ことは顔があるってことだよね・・・
と、確認までに、顔のほうに手をのばすと、ありましたよっ。顎が。
いきなり恐くなって、逃げようとすると金縛りっ。(おそい?)
そして、下の階では、母のスリッパでうろうろしている音が・・
「助けて。」の声も聞こえず・・意識が遠のいた。
目がさめて、母に訴えると母はうそーっ。ていいながらひきつってました。

そうそう、これは、後で思い出したんですけど、
家の近くの川の先は、昔、首さらし台があったとか・・
打ち首にしたのを、見せしめなどのために置いておいたらしいんです。
それに関係あるのかなぁ・・。わかんないけど・・・

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2008年03月26日

第四一夜「いるはずの無いところに人が....(馬鹿兄貴談2)」ぺぺさん談

ななさん、いたこさんレスありがとうございまっす!
いたこさんからレスがあるなんてめちゃうれしいっす!
今回は豪快ではないのですが、兄貴の経験談をもう一つ。
確かにななさんの言う通り、なにかあってからでは遅い。
そういう所が馬鹿兄貴と私が呼んでいる原因なのですが、これから
書く話も違う意味で馬鹿兄貴と呼ぶきっかけになった話の一つです。
ですが、この話は全くと言っていいほど恐くありません。

「いるはずの無いところに人がいるんよ。」

この言葉からこの話は始まりました。
兄貴は、東京の某有名ホテルでバーテンダーをしています。
そのホテルに就職したての頃はそのホテルの30階にある
ラウンジでバーテンダーとして働いておりました。
そのラウンジにはピアノやステージがあり、
毎夜誰か有名な人を呼んでライブなどしてるみたいです。

「いるはずの無い所に人がいるんよ。」

兄貴がこう言った時、私はそのラウンジの中を思い出し、
(1回行ったことがあるので中がどんなかは分かる)
私は30階の窓の外とかテーブルの上とか想像して、
結構どきどきしながら

「どこにいるん。」

と聞きました。すると

兄貴「ピアノの横の観葉植物のところ。」

私「..........?..........別にいてもいい所じゃん。」

その次に兄貴が発した言葉、

兄貴「だって観葉植物が透けてみえるんだもん。」

私「.........................(納得?)」

その言葉を聞いた時、その人があっちの人であるとは納得しました。

でも、なんか納得いかない。それなら、普通でだしの言葉を

「人が透けてるんよ。」とか言った方がいいんじゃねえのか?

どっから「いるはずの無い所に人がいるんよ。」

って出てくるんだ。お前は、お前は.........馬鹿なのか?
そんな兄貴も高校は進学校に進んでおりました。

以上です。うわー、やってしまったー。

この話は「こっち」の掲示板に書くべきだったかも。かなり後悔。
いたこさん、みなさん、本当に申し訳ありません!こんな話で。
今度は馬鹿兄貴の話ではなくて、
あっち側筆頭の母親の体験談を持って参上しまーす。

第四二夜「忘れていた記憶」秋せつらさん談

初めまして。やっと「あっちの世界ゾーン」読み終わりました。
この手の話は好きですが、所詮人ごとと面白がっておりました。
さらに恐がりの妻に話すことで 楽しさ倍増ぉー!
僕には関係ない世界のことだぁー!!

「さぁ、昨日の続きの話だぞー」

「やめてよー。」

「こーんな夢見た人がいるんだって」

「やだっ。昔聞いたので十分怖かったんだから。

そのあと、お義母さんからも聞かされたし・・・。」

「母から聞いた?昔の話???・・・・・ああああああっっっ!!」

思い出しました。  
一度に大量の記憶が突然よみがえりパニック。
人ごとではなかったんです。
なぜ今まで忘れていたんでしょう。怖くは無いけど不思議な記憶。
もしお暇でしたら読んでください。


小学4年の時父親の転勤でS市に転校しました。
まさかそのクラスにいた女の子が18年後に妻になるとはなんという悪夢。
さて、その悪夢は置いといて。
引っ越してきた家は、祖父が建てたもので結構古いものでしたが
自分の部屋ももらえすぐに馴染んでしまい、両親もかって知ったる
家ということもありすぐに荷物の整理もつき普通に生活が始まりました。
自分の部屋は2階でしたが、夜は隣の祖母の部屋で寝ていました。
祖母の部屋には仏壇もありましたが、
怖いと感じる前に寝付いて朝までぐっすりのはずでした。 
しか~し。毎晩変な夢を見るのです。
気がつくと正面に自分が寝ている。
気づいた自分は天井に背中が付くようなところにいるんです。
「あれっ」と思うまもなく自分の意識は天井に向かって落ちていくのです。
上に向かって落ちていくというのが一番ふさわしい表現なんです。
周りの景色は、煙の立ちこめ歪んで
上がすぼまった螺旋の中を落ちていくという感じです。
天井を抜けることもなく、遠くなる自分を見ながら
意識がなくなって朝になるといったものでした。
このような夢が続いたある日母から、「用があるなら寝る前にいいなさい。
寝ぼけてるから訳わかんないこというんだよ。」と突然のお言葉。
聞いてみると、毎晩僕が寝たと思うとすぐ2階から降りてきて

「仏壇が・・・。神様を・・・。お前たちが・・・。」

と両親に向かって説教のようなことを言って
居間の中をぐるぐる歩いては、また2階へ帰っていくのだそうです。
最初は、おとなしい息子が
寝ぼけると生意気な口を利くと笑っていたそうですが、
3日も続くと腹が立ってきて
(なぜ不安にならない)上記のお言葉となったそうです。
しかし全く身に覚えが無く、おかしな夢が気になり始めていたこともあり
祖母にこのことを話すと、その日のうちに坊さんがやってきました。
仏壇でお経を唱えてから家の図面を見て

「1階の神棚の真上にこの仏壇がありますからそのせいでしょう。」

神棚を別の場所に移動 はい解決。
この日から私はおとなしい子供に戻りました。    
現在は建築関係の仕事をしているためたくさんの家を見ますが、
神棚の上に「空」という紙が貼ってあるのを見て
なぜ今までこの記憶が蘇らなかったのかが不思議です。
神様の上にはなにもあってはいけないんですね。まして仏壇なんて・・・。
封印が解けてほかにも記憶がよみがえるぅ~!!
もしコメントなどいただけましたら調子に乗って
第2弾「長女と仏様」または「長女と姪」「姪と遊んでくれた人」
「聞かなきゃ良かった祖母の話」等々用意してございます。

では稚拙な文ですいませんでした。

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2008年03月30日

第四三夜「長女と仏様」秋せつらさん談

早速のレス ありがとうございます。
では調子に乗って第2弾「長女と仏様」

第一章

平成3年3月31日明け方のことです。
突然の意識の覚醒、しかしここは夢の中だと自覚しているおかしな状況でした。
目の前は真っ暗な景色なのか、真っ黒い壁なのかもわからない状態の中
ふと足元を見ると、つま先までの白か灰色かわからない世界とくっきりと分かれ
向こう側は黒一色の世界・・。
「どこだぁ ここ。」とのんき者が一人。
いや一人ではない気配がする。
視線をあげると「なんだこりゃ。」
右前方に左半身を見せた巨大な存在、
左前方には右側の存在の掌に載るほどの小さな存在。

「おおぉラッキー夢の中で奈良の東大寺に来たか。」

左右の存在の共通点は仏像でした。いや仏像は話さないから正しくはない。
それは話をしている仏様らしき2人です。
右の大より左の小へ

「さぁ次はいよいよあなたの順番です。」

小から大へ

「いやです。向こうへは行きたくありません」

見物人

「おいおい仏も喧嘩するのかよ。きっと転勤と言うより左遷されるんだな。」

と無責任な感想。

これだけの会話をなぜ喧嘩と受け止めたのか不明ですが、
感じられたあまりに大きな意志の強さを、喧嘩と受け止めたのだと思います。
そしてこのような場面をさしたる緊張感もなくぼーっと見ていました。
しかーし これは今までに見たこともない珍しい夢だ、
またとないチャンスと気づいてしまったのです。
もっと注意して見ておこうと思った瞬間・・・。向こうも気づいた!!
右の大きな方がこっちをみたのです。
そして、

「見られてます。さぁ行きなさい。いいですね。せんこつのところですよ。」

その言葉と同時に左側にいた小さな仏様は
光の玉となって上昇し右側にUターン私の左下方向へ消えていきました。
そしてブラックアウト。


第2章 秋せつらという名前の秘密

あれはまだ中学生の頃「秋君ってひかる一平に似てるね」が
多少のほめ言葉だった頃M子が「この郷ひろみの写真秋君に似てる。」
の一言に「うるせードブス」と答えてた頃。
まさかそのドブスを嫁に貰うとは・・・。
おっと嫌なことはことを思い出してしまった。

その中学のころ母は朝フライパンで私を起こしていた。
攻撃にも防御にも役立つからだそうだ。攻撃はわかるがなぜ防御?
なぜって寝起きが悪いから。
大学時代鍵をかけずに寝ている
部屋へ入ってくるやつはいても、誰も私を起こさなかった。
玄関には「起こすな危険」の張り紙をしたやつもいる。
現在も妻はドア越しに私を起こす。子供たちも朝は近寄らない。 
昼間と寝起きとで人格が変わる・・・秋せつら。

凶暴な上その時の記憶がない。 

そんな私が3月31日の朝6時あの夢の後に自分から目覚めた。
今までにないことだ。
着替えていた妻の驚いた顔。それよりも感じるからだの異変。
何かが変だ。
体中に力があふれる感覚とはこれかと思いながらテーブルの上の
半分だけ残ったリンゴを掴み力をいれると・・・つぶれた。
目が覚めてまだ1分たってないぞー。 
ためしてごらんなさい、目が覚めてすぐ手にどのくらい力が入るか。
今でも笑われるその時の一言「今地面殴ったら地球でも割れそうだ」
その時僕はサイヤ人いやスーパーサイヤ人
いやゼビン星人を越えていたかもしれない。
離れて壊れかけた亭主をうかがう妻に事情を説明するために、
今まで見ていた夢の話をしたところ
「何か縁起の良さそうな夢ね。」程度の反応。
だが二人に共通の謎「せんこつ」ってなんだということで早速辞書をひらくと、
骨盤の後ろ側の骨とのこと ・・・。
顔を見合わせて「あれかな」
当日は都合が悪く(姪の言葉を伝えるための義妹からの電話で一騒動)
翌日病院にてめでたく妊娠と告げられ本当によい夢だったと大喜び。
実家に子供のことと、夢のことを伝えたところ「そんなうまい話がある分けない」
と全く喜ぶ様子なしあげくに電話切りやがるしまつ。
あまりの態度に再度怒りの電話すると
「へぇーほんとなんだ。あんたのことだからエイプリルフールだと思って」
って夢のことだってほんとだぞー。
寝起きが良かったのは自分でも信じられないけど・・・。
この夢の内容だけは、
記憶の別のフォルダーに入ってるみたいに鮮明に覚えてるんです。
けどJさんは信じてくれないんですよねっねっねっ。
もし信じてくれたらいい物あげます。娘のおしゃべりピカチュ◯。
家に僕しかいないとさわらなくても声をかけてくれるんです。
かわいいでしょ   
では、長々とおつきあいありがとうございました。

忘れてました。夢で知ったのが3月31日で。
娘の誕生は12月4日です。病院でも驚かれるほど早期発見でした。

第四四夜「白黒写真」ふで太さん談

いつも皆さんのお話を興味深く読ませていただいてます。

怖い話はだいすきで、毎年初夏になるとハズレが多いとはわかってい
ながらもついコンビニでソレっぽいタイトルの文庫を探してしまいます。
手元に置いて読み返したくなるのは「超怖い話」のシリーズと
「新・耳袋」あと「私の恐怖ミステリー体験」くらいですが。
でも私には霊感まったくないようでどんなにその手の本を読んでも
丑三つ時にこのページを読んでも気配すら感じたことはありません。
ありがたいことです。
そんな私の怖くない思い出をひとつ。
せっかくだから書き込んじゃいます。


あれは私がまだ小学校低学年~中学年だから
もう大昔ですがおじいちゃんのとなりで寝ていました。
そして足元のほうには台所へ続く戸があり、その戸の上に皇太子殿下
御夫妻(当時)の御成婚記念の白黒写真が額に入れて飾ってありました。
その戸の右側は神棚でした。(あんまし関係ないかも)
つまり寝た状態で目を開けるとそのお写真が見える位置。
ある日、起きるにはまだ早いけど
もううっすら明るくなってるそんな状態で目が覚めました。
で、いつものように見るともなしに
その額を見てると写真の中の人物が移動してるではないですか!
もちろん写真の中のポーズのままで、少しずつ左のほうへスライドしてるう~!
びっくりしてなおも見続けてると今度はまた元の位置に戻ってきて
さらにそのまま右のほうへ移動していったり不規則な移動をくり返すのです。
いちどはっきり画面の外へも行き、また戻ってきました。

・・いや、そんだけなんですけど。

怖くはなかったけど、すごく不思議でした。
しかも昔すぎてその後親とか祖父母などに話したかどうかも覚えてません。
うちの一族はみんな霊感には無縁だろうとあえて尋ねたことも
なかったんですがなにげなく近所に住む叔母に

「なんか怖い話とかある?」

とかふってみたら

「ないけど・・ああ、でも夜中に目がさめたら

だれかがふとんの脇を歩いてるってことあるよねえ」とか

すごくあたりまえにかえされて、イヤ~ンな思いをしたことも。
長々失礼しました~。

2008年04月03日

第四五夜「怪奇!怨念呪詛的複写機!!」ちもばよさん談

こんにちわ。
私はあっちの世界に直接触れたことはありませんが
ちょっと不思議な体験をしたので書き込みをさせて頂きます。

私は技術職で採用され現在の会社に入ったのですが、
会社の業務内容が変わり今は事務のような仕事をしています。
そしてつい先週、会社でコピー機が故障したので
業者を呼んで修理してもらうことになりました。
分解を始めると中に色々詰まっていて、紙くずやクリップ、
ガチャ玉等がばらばらと出てきます。
そしてなぜかその中に誰かの社員証も入っていました。
顔に見覚えはありません。

私は「一体どうやって入ったのだろう?この人困ってるだろうなー」

と思いイントラネット上の社員録で所属を調べ本人に直接返そうと考えました。
キーワードで名前を打ち込み返ってきたメッセージは

「検索条件に該当するレコードが見つかりません」。

どうやらその人は数年前に退職もしくは免職されているようでした。
なぜならそのICカードタイプの社員証が
採用されてから5年程しか経っていないからです。
本来は人事担当に返すのが規則でしたが、何か胸にざわめくものっを感じ、
このコピー機を使っているであろういくつかの担当の人に尋ねてみました。
するとある担当の方がその人の後輩だったらしく、

「あー○○さん。亡くなられたよ。つい先月だったが…何か?」

一瞬背筋が寒くなりました。
自支店では社員やその家族が亡くなると弔報が全社員に
回るシステムになっていますが、カードの主は
退職してから病気で死去したため弔報は発行されず、
その死を知るものは同僚でもごくわずかだったようです。

人はいつか必ず肉体を失い、年月を経て人の記憶からも消えて行く。
ネットワークの高度化と共に希薄になっていく人間関係。
彼はコピー機を破壊することでその存在を知らしめたかったのかもしれません。

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2008年04月10日

第四六夜「私は一体何なんだー!?」THE KING OF もののけ風魔さん談

はい、こんばんは(゚ー゚)ニコ
最近は妙な夢を良く見ます。もののけは相変わらず日替わりです。
そしていつものとおりに某さんが居座っております。
さて、本日は妙な夢について・・・ご報告に参りました。

あれは、数日前の事―
その時は、ネットをしないでさっさと眠っていた日が続いていました。
夢の中で、私は古い学校の中にいました。
ふと周囲を見渡すと、何やら所々破損している部分が見受けられる学校。
その生徒達も、どこか時代遅れ(というより、いかにも戦時中の服装)でした。
学校は、各学年毎に別々に離れているものでした。
突然、サイレンが鳴り響き周囲にいた生徒達が慌てて避難へ走ります。
私は何が何だかわからず、呆然としていました。
そんな私に、とある先生が
「2年生の佐藤さんを呼んで来て下さい」と言ったのです。
私は「判りました。」と言い、「2年生の教室は何処ですか?」と尋ねました。
その先生は「あの、大きな木の隣にある建物です。」と指を差し、
そのまま他の生徒達と避難してしまいました。
私は、仕方無く行きました。
歩いて行くとその木は大きく、年数も相当のものだと感じました。
だけど、所々何かのキズがついていました。
恐らく、空襲か何かのとばっちりを
受けたのだろうと考え、頼まれた子を呼びに行きました。
木の隣に粗末な建物があり、その戸を開けると、2年生の子が沢山いました。
「佐藤さんはいる?」と、聞くと一人の子が手を挙げて「わたし。」と言って
来たので「先生が呼んで居るから一緒に行こう。」と、手を差し伸べました。
その子は恐る恐る手を伸ばし、震える手で外を歩きました。
「避難場所は何処?」と聞くと、
その子は指で教室とは反対の方向を指で指しました。
そこは、細い通路になっていて、両側に建物ありました。
でも、その方向を見た私は、何処か嫌な感じがしたので、
「他の避難場所か、他の行き方は無い?」と聞き、
その子は素直に「こっち」と木の方を指で示しました。
「でも、どうして?」と、その子が聞いてきたので
「何処となく嫌な気がしたの。」と言うと同時に、
細い通路が爆弾を受け崩れ落ちました。
木を見上げると、大きくてそれでいて何か物悲しい感じがしました。
ふと、その隣を見ると私に用事を行った先生が居て、
その先生に呼ばれた子が駆け寄りました。
「ありがとう。」その子は微笑むと、眩しい光になって上に行きました。
先生も軽く会釈して消えて行きました。
その時、自分の後ろから声が聞こえてきました。

「無事・・・上がりましたか。」と。

その声がどこか、部屋に居着いている坊さんの声に似ていた気がします。
「何で私が上げるの?」と、後ろを振り向かずに問いました。

「それが・・・貴女の役目です。」

抑揚の無い声で言われ、

「こんなのはもう沢山よ。前だって・・・・・」

ここらへんで目が覚め、気がつくと寝ながら泣いていました。
涙を拭って周囲を見ると、坊さんが近くにいました。
そのまま私は無視して眠りました。

ただ引っかかるのが、「前だって・・・」の後に続く言葉。
そして、後ろでした声が坊さんなのか?そして、これがただの夢かという事。
そして、最近は坊さんが何かと話し掛けようとしてくる用になってきました。
でも、夜な夜な金縛りにさせて話しを持ち掛けようとするのはやめて欲しい・・・
本当に・・・この夢って何なんでしょうか(^^;)

追記

書き込みをしようとしたら寒気が起こり、2回フリーズに直面。
坊さんの気配が真後ろに・・あうぅ・・(TへT)

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第四七夜「お姉ちゃんおめでとう記念」ゆいこさん談

どうも。ゆいこです。
相変わらずあっちの世界と縁がありません。
でも大学のレントゲンを現像する暗室がすごく嫌。怖い。
あたし、鳥目なんだもん…

それはおいといて。
ひさびさのあっちです。

眼科医をやってるあたしの姉の話です。
白内障のオペの執刀をした後、その患者さんにたずねました。
結構高齢のおばあちゃまだったそうです。

姉「具合はどうですか?良く見えるようにならはった?」

おばあちゃま「先生~ありがたいわぁ~ものすごい良うみえますわ~」

(ありがたや~と手をあわしつつ)

おばあちゃま「昨日の夜なんてねえ、

死んだおじいちゃんまで見えましたわ。ほんま、よう見えて…」

………

ゆいこ「…ウソやろ、それは…作りはいってへん?」

姉「ホントなんやってば!そっこう退院させたもん。」

と、いうわけでホントらしいです。
っていうか、あっちじゃなくてこっち?

2008年04月30日

第四八夜「あれは、いったい・・・」よしかづさん談

皆さん、こんにちは。
ここには初めて来て、初めて書きます。よろしくお願いします。

10年前の話ですが・・・
当時、友達の間で「サバイバルゲーム」が流行ってまして
友達に誘われては、私もホイホイと付いて行きました。
ある日、友達が「面白い場所見つけたんだ。
そこでゲームをやるんだけど、来ないか?」と、言ってきました。
もちろん参加する事にしました。
そこは地元でも有名な幽霊スポット・・・。
4階建のもと炭坑住宅。廃虚と化している所でした。
本当は怖いのが苦手な私でしたが、
大勢いることで少し強気になっていたのでしょう。
ゲームに参加して楽しく過ごしました。
ゲームをやり終え一段落していると友達が

「面白い部屋があるんだけど、見に行かないか?」と言うのです。

みんなが興味津々。全員で行く事になりました。
彼が言う「面白い部屋」とは、2部屋ありました。
1つは、重い団地の鉄扉を開いて、茶の間を抜けた奥の6丈の部屋でした。
壁一面、曼陀羅のような、宗教画のような絵が描かれていたのです。
奥まで入って観たかったのですが、
半分床が抜け落ちていた為、きちんと観る事は出来ませんでした。
(その部屋はたしか、3階に位置してたと思います。)
そして、もう1つの部屋は、
部屋の真ん中に卒塔婆が1本立っているというのです。
早速、場所移動をし、その部屋に向かいました。
案内してくれた友達が、その部屋の鉄扉を開けようとしました。

☆「あれ?開かない・・・。」

中から鍵がかかっているかように、扉はビクともしませんでした。
友達が言うには、
前の週に視察へ来た時は開いていて、中に入れたというのです。
誰かが、鍵を閉めたのでしょうか?
もう、何年も前から廃虚だというこの炭坑住宅に誰が来るというのでしょうか・・・。
好奇心旺盛な私達は入るのは諦めましたが、
どうしてもその状況が見たくて、扉の郵便受けから覗きました。
卒塔婆は立ってました。茶の間らしき部屋に1本、ポツンと・・・。
茶の間は、フローリングぽい床に
見えたのですが、いったいどうやって立てたのでしょう。
そして、誰が何の為に卒塔婆を立てたのでしょうか・・・。

今は、その炭坑住宅は壊されて跡形も無くなりました。
あれは、いったい何だったのでしょうか・・・。

2008年05月01日

第四九夜「謎の写真」ふぇるみさん談

こんばんわ、初めましてふぇるみと申します。
以前、謎の写真を見たことがあり、それについてお聞きしたく思い投稿しました。
このような写真系の話題は飽きているかもしれませんがおつきあい下さい

壱 電車(国鉄)の中の写真です。30年くらい前らしいです。
  4人掛けのボックスに掛けている叔父さん(母のいとこ)
  が写っている(撮影者は不明)のですが、写真の左ほぼ1/3
  にわたり女性の顔半分が大きく写っていました。(少しピンぼけ)
  叔父さんの姿はちゃんと映っています。
  素人目には片方にピントが合うともう一方にピントが合わない
  ような気がするのです。
  残念ながら、この写真は今はなくなっています。

弐 小学校の時のクラス写真。
  同級生の女の子の肩に黒い大きな手がのっていました。
  どう見ても手の大きさが小学生の手ではなく。指の長さも
  異様に長かった。
  その写真はクラスで話題となったため回収されてしまいました。

参 知り合いとの飲み会の写真(参加人数 8人程度)
  テレビを消していたはずなのに、写真を撮ってみたら
  テレビの画面に男性の顔の上半分が写っていました、、
  めがねを掛けていることまでわかりました。ブラウン管には
  背景は無く黒い画面に顔だけがういていました。
  この写真は、現在行方不明(ふぇるみが無精なもので、
  探せば見つかる  と思います。)
  
  このような写真ってあるものでしょうか?

  P.S.どこかにありましたが、私、子供の頃かんのむしを出してもらった
  ことがあります。白いふわふわしたひも状のものが指先からでてきたの
  を覚えています。それ以来おとなしい性格になったみたい(笑)

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第五十夜「母親体験談集」ぺぺみさん談

みなさんレスありがとうございまっす!!
あの馬鹿兄貴も喜んでいることでしょう。
調子に乗って今度は母親の体験談集を幾つか短編で書かせて頂きます。
ちなみにこの話達はすべて新築する以前の家(昔の家)での話です。

その1

その日、母親はそれまでにはない極度に重い金縛りにかかったそうです。
なにかなければいいなと思いつつ、金縛りがとけてから、
トイレに行こうとして1階におりました。
すると、父親(私にすればじいちゃん)が
母親のお兄さんが亡くなったという電話をうけていました。

その2

私が1階で遊んでいると、2階から降りてきた母親が一言。
母親「さっき2階にあがってきたでしょ。」
私「へっ?行ってないよ。なんで?」
母親「だって誰か階段あがってきたのが聞こえたから。」
私「誰もあがってないよ。」
母親「あ、そう。」
あ、そうってあなた.............。

その3

母親が階段を降りてきて私に即一言、
母親「今、階段の終わりの方で女の子に”おねえちゃん”て呼ばれた。」
俺はそれに対して何て言えば..............。
それにあなたおねえちゃんって歳でもないでしょ。
ちなみに私の家族で女の人は母親のみです。

その4

2階の階段のところから母親が
母親「A(私)、ちょっと来てー。」
私「何ー?。」
母親「いいからちょっと来てー。」
私「いったい何なん。(ちょっといらつき気味で)。」
私は2階に上がりました。
すると母親が2階の窓際に私を連れて行き、
母親「あ、いなくなった。」
私「何が?(ちょっといらつき気味)。」
母親「今ねえあっちの空の方に七色に光るきれいなのがいたんよー。」
お母さん、あなたはUFOまで見えるんですか。
UFOがいたならそう言って俺を呼んでくれー!!
だって、だって、俺も見たかったからー!!!!

その5

家の2階には6畳と8畳の和室がつながっていて
その間はふすまでしきられていました。
母親曰く、6畳の方はなんか嫌な感じがするそうです。
あ、そうかー、それで小さい頃両親は8畳に寝て、
俺達兄弟を6畳に寝かしてたのかー、っておい!!

その6(家以外での話)

昔、父親と母親がある場所に旅行に行った時の話。
宿泊する旅館の部屋で、ふすまが少し開いていたので
気になっていたらその向こうを何かが通ったらしいです。
そこで、ふすまを開けてその「何か」が動いた方向を見ると.........
そこは壁でした。

短く書ける話は以上でっす。

これらは私が小さい頃聞かされた話達でっす。
いったい家の親は子供になんて話聞かせるんだろう。
他にも長編になりそうなのがいくつかあるのですが
その話はまた今度という事で。
まったく家の家族はいったいどうなってんだ。

2008年07月27日

第五一夜「いいなぁ 恐怖体験♪」GALMさん談

みなさん 恐怖体験があって良いですね(^^;
自分は 響さんのお友達(かな?)でGALMと申します♪
(ちなみに GALMは冥界の言葉で呪われしものって意味♪)

ところで 最近のことなんですけど・・・・
音楽の時間に 天井からビチャってなんか水みたいのが
落ちてきたんだけど 何もなかったってことがありました(^^;
周りは誰もきずかなかったみたい となりの子もなんか落ちてきたの?
ってきずいてなかった(^^;
(あとは最近 白い影が見えたり 小学校の頃 
コックリさんに取りつかれたっぽいことぐらいしかない(^^;
三日くらい頭が重かった 意識は朦朧としてたし)

恐怖体験ってしてみたいですね(^^;

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第五二夜「恨みを買ったような覚えはないのにね」あいさん談

皆様こんばんわ。最近霊感が急に身についてびっくりしているあいです。
今朝も職場で誰かあっちの人を見かけてしまいました。
その話しはまたおいおいするとして、前回の続きでございます。

金縛りに遭って、自分で自分の首を絞めそうになった2ヶ月くらい前のことです。
その日も、ネットで散々怖い話しを読みふけった後、布団に入りました。

それから見た夢の話しです。

私は夢の中でもやっぱり寝ていました。夢の中で、はっと目が覚めると、そこは、どこか知らない宿泊施設のような、なんだか、保健室のベッドのような場所でした。隣では彼氏がグーグー寝ていました。カーテンで仕切られた部屋の中に、用務員風のおじさんが一人入ってきたのですが、私は、この部屋の世話係かなんかと思い、ボーッとその人を見ていました。おじさんははじめ部屋の隅でしゃがみこんで何かしていたのですが、ゆっくりと立ち上がると、私たちのほうをじっと見詰めてきました。その時はじめて、おじさんが何か異常な事に気がついたんです。白目がない・・・。目は暗い穴が空いたようになっていて、なのに、おじさんと目が合い、その瞬間パニックに陥りました。恐怖で、息苦しくてたまらず、必死になってとなりで寝ている彼氏をたたき起こしました。彼は、霊感がかなり強い人です。ぱっと飛び起きると、すぐに状況を把握したのか、おじさんから逃げようと走り出してしまったのです。しかも私を置いて。私も必死になって、彼氏を追いかけました。おじさんはゆっくりと、おぞましいほど緩慢な動作で、私のほうを振り返りギロリと睨み付けたかと思うと、今度はダッシュで追っかけてきました。走って走ってとにかく走って逃げるんですが、おじさんもぴたりと遅れずついてきます。彼氏の姿がはるかかなたに見えます。もう息が上がってしまい、ぜいぜい走りながら、私はもうだめだ、と覚悟を決めました。あーもー苦しい・・助け・て・・・・。

ここでぱっと目が覚め、げほげほむせて、涙を流しました。ああ苦しいわけだよ。そう、もうお分かりになっていると思いますが、自分で自分の首を思いきり締め上げていたのでございます。

前回金縛り体験のとき聞こえた男のうめき声は間違いなくこいつです。
またこんな事が起こらないようにするにはどうしたらいいんでしょうね・・・。

2008年11月24日

第五三夜「生霊」Joyさん談

私の知人の話ですが、今まで見聞きした心霊現象の中で一番怖かった生霊のお話です。もう時効だと思いますので、皆さんにに読んで頂ければと思います。但し、この話に出てくる方の背景には殺人事件に繋がっているので、場所・時期・名前等は伏せてあります。

 私の知人(仮名・美香さん)は日本舞踊を習っていました。日本舞踊は私の聞いた限りではとてもお金のかかる芸の一つで、特に着物や発表会のチケット売りに大金がかかります。彼女自身は小さな会社の事務員でしたのでやむを得ず・・・というか、趣味と実益を兼ねてパトロンを数人(会社の社長・銀行の頭取・有名商社専務etc...)ローテーションさせて、豪華な舞台衣装や発表会のチケットを売りさばき、遂に名取りになりました。
 そんなある日のことです。彼女は首に包帯を巻き、やつれきった姿で私達友人の前に現れました。
「どうしたの?」と聞くと、彼女はしんどそうにこう答えました。

「毎晩女に首を締められるの。それで寝られなくって・・・」

 驚いた私に美香さんは首の包帯を外してみせてくれました。その白く細い首に赤黒い手の跡がクッキリとついていました。それを見た友人が、「お払いに行ったら?」と言いましたが、美香さんは「ダメ」と言います。「何故?」と聞くと彼女は辺りを見回して、小さな声で私達に言いました。

「首を締める女は、私の知り合いなの。それに生きてる人だから・・・」 

 美香さんの話では、深夜寝ている彼女の上に馬乗りになって首を締める女は、日本舞踊で一緒にお稽古していた人で、お金を使って名取りになった美香さんを恨んでいるようでした。その人は今だに名取りになっていないそうですが、それとなく師匠にその人の事を聞いたら「元気よ。」と言っていたそうです。

 その後美香さんは私達の勧めもあり、第三者を伴って首を締める女の所に昼間出向き、生霊の話をしたそうです。その人はかなり怒ったそうですが、「貴方を恨んでいたのは本当だから・・・」と納得していたそうです。この一件は生霊の当人と話し合うことで解決出来ました。しかし、彼女はこの後、もっと悲しい怖い出来事が待っていたのです。この話は、また後日にしましょう。つたない文章で失礼しました。

第五四夜「実録最低子供時代」ぺり公さん談

私の育った家。それは、我が実家ながら最低な不気味の家でした。
古びて薄暗く、おまけに平凡な和室8畳の部屋が、仏間兼母の寝室。ふすま一枚隔てた隣が私の部屋でした。母は毎晩毎晩、うなされていました。うめき声が次第に大きくなり、

うううぅう~~っ

と、不気味な歌声のように、異様な抑揚が付き始めるのです。それに呼応するようにふすまが

ガタガタガタ

と、ひとりでに揺れだします。夜は最低でした。母の声はどんどん大きくなり、叫び声のようになっていきます。そして、最後には

ギャアアアアァァーーッ

と、女の喉から出るとは思えぬ絶叫を発するのでした。

そして静寂。

一番恐ろしかったのはこの静寂でした。母は何事もなかったような声音で、

「○○子?」

と私の名を呼ぶのです。

「・・・起きてるんでしょ?」

母が起きあがる衣擦れの音。それは近づいてきて、すーっとふすまを開けるのです。私は脂汗を密かにかきながら、一生懸命寝たふりをしています。

「起きてるんだろ?」

これが我が家で夜毎繰り返された恐怖の儀式でした。それにしても、母は一体何の夢を見てあんなにうなされているんだろう。聞いてはいけないような気もしましたが、もう耐えられない。ある日私は思いきって母に訪ねました。

「泥棒が入ってきた夢を見たんだよ」

母はそう言ったきり、何故か怒りだし、それ以上のことを話そうとしません。こっちも必死で食い下がりました。もう、あんな怖い思い、イヤだ!無理ならせめての慰めに、本当の所を聞いておきたい。私のしつこさに根負けして、母は本当のことを話してくれました。真夜中になると3人の真っ黒い人が母の部屋に入ってくることを。そのうち一人は、亡くなった母の実母、つまり私の祖母。もう一人は亡くなった母の夫、すなわち私の父。そして残る一人は・・・

この私だったそうです。

この3人が、母の枕元に夜な夜な立っては、じっと睨みつけるのだそうです。そこで納得がいきました。なぜ、母がいつも私の名を呼んだのか。なぜ、私が寝ているところを確かめに来たのか。そーか、そーいうわけだったのね・・・!そんな母の子である私ですが、おかげさまであっちには縁がなく、日々息災に過ごしておるのです。今の所は。

あ~一度誰かに話したかったのですっきりした(^^;)かあちゃんゴメン!もう20年も昔の話だからいいだろ?!長々としつれーしました(*_*)

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2008年11月30日

第五五夜「タンスの上・・・」よしかづ さん談

こんにちは! 久しぶりのあっちです。
これから書く事は、私が中学3年の時の出来事です。

受験を控えていた私は、夜に起きて勉強(?)をしていたので日中、
寝ている事がありました。
ある日、お日様がまだ高いというのに布団に入ってウトウトとしていました。
耳の奥から『キィィーン』という音・・・
あっ! やばい、金縛りになる!
そう思った時には、もう動けなくなっていました。
なんとか動こうと必死になりましたが、身体は重くなっていく一方・・・
と、いきなり自分の視界が変わった事に気が付きました。
私が寝ている横には低めのタンスが置いてあったのですが、
何故か私はタンスの上に、しゃがみ込んでいたのです。
そうして、下で金縛りにあっている私を見下ろし
「金縛りにあって苦しそうだな・・・何とかしなきゃ!」
と思い、タンスの上に乗っていた段ボールの箱を『えい!』と蹴り落したのです。
いきなり、お腹の上に落ちて来た段ボールの箱で金縛りは解けました。

自分で自分を助けた。 とても、不思議な体験でした。
これは、幽体離脱なのでしょうか?

第五六夜「入れて欲しがる女(前編)」Saturaさん談

はじめまして、Sakyoといいます。いつも読ませてもらってるのですが、あまりにも怖い体験をしたので投稿させてもらいます。

前編で書く内容は、友人が体験したことです。本当は、ある出来事があり、それについて問いただしたところ、この友人の恐怖体験を聞かされたのですが、この話しを先に書かせてもらいます。ある出来事のほうは、後編にて書きますね。

友人は最近仕事が忙しく、自宅に帰るのは2時~3時になっていたそうです。この自宅というのは、8階建てのマンションで7階にある部屋です。いつものように、帰りが2時を過ぎていて疲れきってマンションにたどり着きエレベーターで部屋まで行ってとっとと寝ようと思っていたそうです。エレベーターに乗込み7階のボタンを押します。

この時間だと利用する人もほとんどいなく直通なのですが2階で止まって扉が開きました。でも、待ってる人はいなかったそうです。それで、「おかしぃなぁ・・・」と思ったそうなのですが、なにやら、廊下の奥の方から誰かが走ってくる足音が聞こえます。「あ、誰か乗るのかな?」と思ったのですが、「開」のボタンを押すより早く扉が閉まってしましました。「ま、いっか」とその場は何も気にしなかったのですが3階でまたエレベーターが止まり扉が開きました。「おっかしぃぃなぁぁぁ・・・」とただ不可解に思った直後身が凍る思いをしたそうです。

またもや、廊下の奥の方から走る足音が聞こえてくるのです。
それも、どうやらこっちに向かって走って来ている様子・・・鳥肌がぞわわっっと立ち、あわてて「閉」ボタンを押したそうです。

心臓がドキドキしながらも、「もしかして次の階も止まるのでは・・・」と直感的に思ったそうです。直感は当たり、4階でも止まり扉が開こうとします。扉が開く前から、「閉」ボタンを連打したのですが、やはり、ある程度開いてしまします。

その開いた時に、エレベーターの中からは見えない位置だったのですが、もうエレベーターの近くまでその走る足音が聞こえてきてたそうです。それと、苦しそうで、くぐもってはいるが女らしき声で「い゙れでぇぇ・・・」と聞こえたそうです。

もう、半ば気絶しかかりそうになりながらも5階でも止まると確信して、「閉」ボタンの連打。

それで、また5階で扉が開いてしまったわけなのですが、ちょっとだけ開いて閉る瞬間、廊下からエレベーターホールに走り込んで来た人が見えたそうです。

友人はもう恐怖で泣き叫びながら、「閉」ボタンを連打してたのですがついに6階でまた止まり、扉が開いた瞬間、2m近くの目の前に目をかっと見開いたバサバサの長い髪をした人が、こっちに向かって走って来てて先ほど言っていたと思われる「れでぇぇぇぇ」の部分をその人が喋っているのを聞いたとこで気絶でもしてしまったのか記憶が途切れているそうです。

気が付くと自宅のベットの中にいたそうです。

夢だったのかとも思ったそうですが、どう考えてもそれはないと本人は言い張っています。

とここまでが友人の恐怖体験なのですが、いまいち、信じられない話しですよね?わたくし本人もあの出来事が無かったら嘘かと思った事でしょう。

あ、でもこの話しをあの出来事の前に聞いていたとしたらもっと怖い思いをしていたのかもしれません。

2008年12月18日

第五七夜「金縛り」Rommelさん談

久しぶりにここに巡回にきた夜 金縛りに合いました。
普段よく起きる体だけ眠って脳だけ起きている状態と違い
目は開きます そして
目の前になにやら黒い人影が・・・
そして目だけが私をみていました。
”なにさらすんじゃ!! どっか行け!! 殺すぞぉ!!”と凄むと
人影はどこかに行きました。 が まだ金縛りは解けません
”南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏”と念仏を唱えることにより
金縛りが解けました。
数日後 また 寝ているとき 耳元で女性の声が聞こえた
とおもったら また金縛りに合いました
今度は何者かに 強い力で振り回されています
必死の思いで”臨 兵 闘 者 皆 陣 烈 在 前”
九字を切ることで解くことが出来ました。

怖い話って 何かを喚ぶんですね 
そう納得しました。

第五八夜「金縛りといえば」しろさん談

最近金縛り体験談が多いので其れに触発されました。
宜しくお願いします。

あの金縛りは中学校の時でした。
気持ち良く寝ていた筈が目が覚めかかりました。耳元でキーンという音が続いたからです。『何の音だ?』と思って頭を上げようとしたその瞬間バシッっと動けなくなりました。『?』と思った私の耳元で何やら声がします。男女の声なのは分かりますが、どうも・・・・雰囲気が悪い。争っているようです。
『これが金縛りか?だけどなんか声が聞こえる??なんだ?』と思った時です、足を誰かが押さえ、さらに僕の首を誰かが締め付けてきます。焦りました。正直殺される!と思ったほどです。
ジタバタしたくても体はピクとも動きません。息が出来なくなりました。なぜか首が左に廻っていきます?目が飛び出しそうな感覚と舌が口からはみ出てくるのが解ります。駄目だ・・・と思った一方で猛烈に怒りが湧き出ました。
何処のどいつだか解らん奴等に殺されてたまるか!!
怒りで手が動いた瞬間、両手で自分の上にのしかかっていた奴に殴り掛かりました。拳固ではなく、ショウテイといって手のひらの付け根で相手を打つやり方でした。(近距離の相手に効果あり) あら?何か当たったぞ?と思った瞬間気配が消えました・・・・。明かりを点けても・・・・何も変わったところはありません?今思い出しても・・・・頭にきます。
幽霊も生身の人間にちょっかいばっかりださんでほしいものです・・・。
しかし、あの手に感じた感触は何だったのでしょう?
冷たくはなくて、なんかふわっとした感触でした。

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