(本十壱)

著者
新潮45編集部

新潮社・2002年〜

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狂った奴いたから家族が狂ったのか?
家族が狂っていたから奴は狂ったのか?

ごく普通の街でごく普通に暮らしている人たちの
隣で息を潜めて発狂する機会をうかがっている異常な人間達。
妬みと妬みと妬みと妬みと妬みと妬みと妬みがパンパンに膨れあがり
殺意となってたまたま近くにいた人たちに向かって破裂する。

明日また誰かが奴らにしか理解できない理由で殺されるかもしれない。
しかし奴らにしか理解できない殺意は、彼らには神の言葉なのだ。
だから誰にも止められない。止められない。止まらない。
奴らが誰かを殺(ヤル)までは・・・・。


本を読んでいくうちにやりきれない不快感と恐怖を感じました。
私にとってこの三冊は恐怖のノンフィクションホラーでした。

犯罪者研究マニア達と某常連さんに、
今一番熱い雑誌と言わしめた「新潮45」。
最近購読し始めたのですが熱すぎて脳みそがとろけそうです。
記事になっていたアレな事件の取材を文庫化しているだけに
・・・なんだか凄いです。

詫間死刑囚と、ちょっとアレな親父の口癖が同じく
「あーしんど」と知ったときの衝撃と来たら・・・・いゃ〜困った。


◆◆2004年5月新作発売◆◆



殺戮者は二度わらう―放たれし業、跳梁跋扈の9事件

「戸籍上の夫に墓場で撲殺された」
あの事件とか載っていて今回もハードそう。


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