(本弐)

『怪談徒然草』
著者・加門七海

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◆◆素敵な呪系物件とは◆◆

@建っている場所が妙。
A建物の外見が妙。
B内装又は置かれている物が妙。
C住んでいる人又はオーナーが妙。
D霊感のある人が入るとビビビビと感じるのが妙。
E妙な噂や伝説がある。
F恥ずかしい紫の液を出すから妙。
G幽霊もののけのたぐいが出ない方がよい。

このなかの三つ以上の「妙」が存在すると、私的には
「素敵な呪系物件」と呼ぶことにしているのですが。

この妙度最高%素敵すぎるぞ三大呪い物件!!
と、マニア達の中で呼ばれるものがありまして。

ひとつが『山の牧場』−新耳袋第四夜・第十二章 山の牧場にまつわる十の話−

もうひとつが
『天寿をまっとうした人物がいない家』−現代怪奇解体新書 廃墟探訪記【怨念編】−

そして

『三角屋敷』−怪談徒然草・最終夜 三角屋敷を巡る話−

なのです。

恐怖体験談収集マニアのなかで伝説となっていた、
あの『三角屋敷』の完全封印バージョンが語られているのです。
まだこの『三角屋敷』の話を知らない人は幸せかもしれない。
この話だけで私は約八九回もイケました。
未体験者の人は死んでゾンビになっても味わって欲しいです。

いや!あじわいやがれ!!!!!

もちろん他の話も、ちょっと電波て・・・怖くて面白いです。

そしてなにより、加門七海さんがいろんな意味で素敵です。