こっちの世界ゾ〜ン第三十八夜「あう、おくれてすいません。」

命知らず(しつちょー)さん談


遅くなりましたが、ぼした祭りの秘密を公開いたします。

まず簡単に、「ぼした祭り」とはどういう祭りかを説明致しますと…

ぼした祭りとは、熊本の伝統行事の一つで、

町中を馬をひきつれて、「ぼした!ぼした!」と叫びながら歩きまわる祭りです。

当然ただ歩くだけではなく、尻を叩いたりして興奮させ、暴れる馬とともに踊るのです。

独特の笛の合図にあわせて踊る、

当事者たちは楽しいのですが、見ている観光客はかなり「ひく」という祭りです。

以前は馬が倒れ、場合によっては死ぬまで踊りまくっていたのですが、

動物愛護団体からクレームがつき、いまでは馬を叩いたりするのは禁止となりました。

よかったね、お馬さん。

関係ありませんが、知人の馬主の娘は、

馬肉は絶対食べようとしないくせに、ぼした祭りは彼氏とともに見物にいっていました。

どういう基準なのだろう?

で、なぜ「ぼした祭り」という名称が使えなくなったかといいますと、

これまた、朝鮮からクレームがついたからです。

「『ぼした』という言葉の起源は、豊臣秀吉が朝鮮出兵した際の『滅ぼした』である。

そのような言葉を用いて祭りをするのは非常にけしからん!」 と、言ってきたのです。

たしかにそのような説はあります。というよりも、最有力説です。

これを受けたトップの方々(国か県かは知りません)は、「それがどうした」と開き直るか、

「そんなことはありません。母子を祝う言葉です」とか言ってしらばっくれればいいものを、

要求とおりに、名前を変えてしまったのです。

それに伴い、祭りで「ぼした」という言葉を用いることも禁止となりました。

今では、「どうかい」と叫んでいるようです。

聞く人によって違う言葉に聞こえるらしく、ハッキリしませんが(^^)

ひょっとしたら、この言葉は朝鮮に対する嫌味なのかもしれません。

「これでどうかい、満足かい!」ってね。

ですが、やはり掛け声が変わると、いまいち盛り上がりに欠けるような気がします。

これは本物の「ぼした」ではない!と考えてしまい…

そりゃあ、朝鮮の人達にはいい気持ちはしないだろうが…

というわけで、私は意地でも「ぼした祭り」とよんでいるわけです。

この心情、お解りいただけるでしょうか?(^^)





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