こっちの世界ゾ〜ン第四十六夜「ウ●●魔王」

ナイトブレイカー(幻想のまぁちゃん)さん談


みなさん、こんばんは!!ナイトブレイカー(まぁちゃん)でっす!!

今回のお話しは、予告通り『ウ●●』のお話しですので、食事中の方はご遠慮ください。


もうお気付きかと思いますが『ウ●●』って言うのは『ウンコ』です。

精神安定剤や抗鬱剤と言うのは、飲むと副作用で便秘になりやすいものです。

私も例に漏れず入院中は便秘でした。

しかも、出たときは異様な程、黒く固くまるで石コロの様でした。

出す時もとても痛く、下剤を飲んでもなかなか…って、私の話はどうでもよろしい!!(^_^;)


始まりは、入院して2週間程したある日の事です。

そこの病院は、入院したら最初に独房の様な個室に入れられます。

そして、落ち着いて大丈夫だと思われたら2人部屋で大きな窓がある『監視室』に移されます。

そこでも異常がなく、集団生活してても問題無しと判断されると大部屋(6人部屋)に移されるのです。

私の入った大部屋はホール(食堂や詰所、トイレ等のある場所)から一番離れた奥でした。

私が大部屋に移って、すぐの頃。久しぶりの便意がもよおしてきました。

私は「おぉっ!このチャンスを逃したら、次はいつかわからん!!!(^_^;;;;;;)」とばかりに勇んで(笑)

トイレに向かいました。

(便秘の方ならわかるかと御思いですが、チャンスを逃すとまた便秘で苦しみますよね?)

すると、部屋からホールまでの細くて狭い一本道の通路に15cmくらいの何かが落ちています。

すでに踏み付けられたかのように、床に少し貼り付いていました。

「ん?なんか、犬の糞みたいやなぁ…。」

しかし、そんなところに犬がいる訳もなく、それどころでは無い私は無視してトイレへ…。

「ん?なんか、ホールがいつもより騒がしいなぁ…。」

とは思いつつも、それを横目にトイレに入って、私は唖然としてしまいました…。


なんと、トイレ中の壁という壁、天井や床も茶色いモノがあちこちに…。

それはまるで擦り付けたかの様に、ベットリと…。

少し軟らかめのそれは、どこからどうみてもまさしく『ウンコ』でした。(^_^;)//

私がチャンスを逃したのは言うまでもないことでしょう…(;_;)ウルウル。

私は、部屋に戻りベッドの上で

「いったいあれは…誰が??まぁ、こんな病院だからおもらしでもして患者が暴れたんかなぁ?」

と考えて、少し気分が悪くなっていたので横になっていると、そのまま眠りについたのでした。

しかし!!それは、始まりでしかなかったのです…。


その日から3日経った時。朝起きて、朝食前の起床・洗顔・掃除の時間。

起きた者から、ホールに集まりトイレで洗顔したり、

箒で掃除をしたり、血圧・体温を計ったりします。


一頻り作業が終ると、待ちに待ってた朝食の時間がやってきます。

(病院の食事は、夕飯から朝食までの間が長いので、みんなお腹をすかせています。)

その朝食の時間まで、少し間があるので某国営放送のニュース(TV)を見たりして過ごします。

その日もいつもと変わらない朝の風景。でも…何かが違う…。

それはすぐにわかりました。

鼻腔をくすぐる異臭。そう!またやって来たのです。

これは、まさしく『ウンコ』の香り、いや臭い。(-_-;)

私は周りを見渡しました。しかし、どこにも異常がない。

私は、恐る恐るトイレを覗きに行きました。でも、異常は見当たりません。

「あれぇ?おかしいなぁ?」

するとどっからともなく大声で


男A:「また、お前やったなぁ!!」

男B:「やってねえよぉ!!凸(-_-メ)」

男A:「くんくん。お前やないけぇ!!凸(-_-メ)」


なんやら、とっくみ合いの喧嘩が始まってしまいました。

詰所から夜勤明けの看護師さんが現われ2人を殴って喧嘩を止めました。(^_^;)//


看護師:「どないしたんじゃっ!!凸(-_-メ)」

男A:「だって…こいつがやっとんる。臭い。(;_;)」

男B:「やっとらん!!凸(-_-メ)」


看護師さんは、すぐさま男Bのトレーナーのズボンを擦り降ろしました。

その時、私は見ていなけりゃよかった…(-_-;)と後悔。

そこには、ドロドロのブツが…下半身全体にベットリと…

朝食のパンが、私の頭の中で音を立てて崩れ落ちていきました…(;_;)ウルウル。





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