こっちの世界ゾ〜ン第五夜「痴漢・・・してしまったことが・・・(^-^;」

さんがつうさぎさん談


名古屋でOLをしていた頃、地下鉄鶴舞線で通勤していました。

職場のある伏見まで乗り継ぎナシで30分。

しかも、私が乗り込む駅から先は反対方向の扉が開閉するので、乗り込んでから扉近くの

スペースに陣取ってしまえば30分、ゆっくりと新聞を読んで過ごすことが出来ました。

さて、その日の朝もゆっくりと新聞を読んで過ごしました。

隣に立っていたのは背の高い若いサラリーマンでした。

彼は丁度胸の位置ぐらいにバックを抱えて立っていらしたので、

彼の腕が私の首のあたりに入り、まるで腕枕のようになって体勢が楽でした。

そろそろ降りる駅が近くなり、私はショルダーバックの脇ポケットに新聞を入れようとしました。

手探りでファスナーを降ろし、新聞をねじ込む・・・あれ?入らない?なんで?

ふとバックを見下ろすと脇ポケットのファスナーが開いていません。

でも、確かにファスナーを降ろした音が・・・


あ!


隣に立っていたサラリーマンの方が真っ赤な顔でもじもじしていらっしゃいます。

そう、私は彼のズボンのファスナーを開けて一生懸命新聞をねじ込もうとしていたのです。


「す、す、す、すみませ〜〜〜〜んっっっ(T.T)」


私は震える声で目を伏せたまま必死で謝りました。

彼も赤い顔で目を伏せたまま

「いいえ、どういたしまして・・・。」

と答えて下さったので、許して下さったのだろうと思いますが・・・(^-^;

さんがつうさぎ、人生最大の汚点でした。





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