こっちの世界ゾ〜ン第五十五夜「瞬間芸・消えた私」

にゃんこ(なっちゃん)さん談


こんにちは、にゃんこ(なっちゃん)です。

久しぶりにお話をひとつ。これも私が学生の頃のお話です。

そのころ私はスペイン料理のお店でバイトをしていました。

季節は真冬。とっても寒い日の出来事です。

あまりの寒さにバイト先まで母親のクルマを借りて行っていました。

バイトは夜の9時まででした。

もうすぐ上がりと言うときに、友達が彼氏と一緒に遊びに来たので、もうすぐ閉店だから

と言って待っていてもらい、となりの「すか○らーく」でお茶でもしようという事になったのです。

バイト先の駐車場からクルマを出そうとしたときに、クルマのフロントガラスがガチガチに

凍っていたので、お湯をかけて溶かし「すかい○ーく」の駐車場に移動しました。

もちろん、友達のクルマも移動して駐車場に入れました。

その直後に私の瞬間芸が炸裂しました・・・・・

友達は私の数メートル前を歩いていました。

クルマから降りて、ドアに鍵をかけて話ながらレストランのドアに向かっていた時の事です。

「・・・・・・だよねー、にゃんこ。・・・・・あれ?にゃんこ??」

振り向いた先に私はいませんでした。

それもそのはず、私は駐車場のアスファルトに抱きついていたのでした。(^_^;

・・・・・うつぶせに倒れていたとも言う・・・・・

あまりの寒さに駐車場のアスファルトが凍っていて、すべって転んでいたのでした・・・・・

「いったぁ〜!」と言って起きあがり、友達とお店に入り、

話をしていると膝がとっても痛くなり触ってみると・・・・・

『ヌルッ』として、手を見ると血がべっとりとついていました・・・・・

それを見た途端に、「私帰る。」と言ってとっとと帰って来てしまいました(^_^;

その日に新しくおろしたタイツは衝撃で膝が薄くなってしまい、

2度と日の目を見ることはありませんでした(くっそー!)

そして数日後、私の右足には大きなカサブタが、

左足にはその前の原チャリでコケたときの大きなカサブタがありました。

そのカサブタを見た兄に、

「おまえ、両足にでっかいハンバーグ作ってんなぁ。」と言われました・・・・・

ハンバーグってアンタ・・・・

ほんなら、食べてみんかい!オラオラ!!と言いたくなったのを必死にこらえたのでした。

みなさん、凍ったアスファルトにはご用心。





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