こっちの世界ゾ〜ン第九夜「いま住んでるとこ」

ナイトブレイカーさん談


やっほ〜!!今宵は、私の借りたボロマンションのお部屋の話です。

前回お話したとおり彼女と同棲を始めた訳ですが、

この部屋…ちょっとおもろいです(こんな表現でいいのか?(^_^;))


最初に、管理人さんと一緒にこの部屋を訪ねた時のこと。

私は急に決まった同棲の事で少し焦ってはいたんで「どんな部屋でもいい」って感じでした。

すると、案内されたお部屋はなかなか小奇麗で、

以前に住んでいた方が置いていってくれたという電灯やカーテンが残ったままでした。


引越しをされた事のある方なら少しはおわかりでしょうか?

たまに以前、住んでいた方が持って行くのには邪魔だし、

処分するのは大変だと言ってそういったものを置いていってくれる事があるのです。

引越してすぐに、やっぱり電灯はないと困ります。

私の場合、急な引越しでそんな物は揃える暇もなかったので、

とても「ラッキー!!」などと考えていました。


しかし、あまりにも色々と置いていってくれていたもので、私は管理人さんに聞きました。

私 :「ほんとに、こんなに色々もらっちゃっていいんですかねぇ?」

管理人:「あぁ。前に住んでいた人は23歳の病院で医療事務していた

しっかりしていて可愛くて明るい清潔好きな良い子だったから、全然大丈夫ですよ。」

私 :「はぁ…」そんな事を聞いてる訳じゃ…(^_^;)

管理人:「なんでもね、1ヶ月ほどでいきなり実家に呼び戻されたんで、

持って帰るのは邪魔になるからと『次の方に使ってもらってください』。と置いていったんですよ。」

管理人:「そう言う訳なんで、畳もまだ新しいから変えてないので、すぐにお住みになり

たいのでしたら普通は込み込みで52000円のところを50000円にしますよ。」

私は、「まぁ、色々揃っていて都合もいいし、安くなるなら願ったりだ。」と即ここに決めました。


彼女がやってきて、一緒に食事をしている時に、以前住んでいた女性の話になりました。

私 :「…なんだって。」

彼女 :「へぇ、でもなんで1ヶ月で実家に呼び戻されたんだろうね♪」

私 :「さぁ?どうせ僕らと同じで同棲してて、親にばれて連れ戻されたんじゃない?(笑)」


などと噂をしていると…。

一番奥に住んでいる情報通のおばあちゃんがやってきました。

通ババ:「ねぇねぇ、あんたんとこも気をつけなさいよ。」

彼女 :「どうしたんですか?」

通ババ:「最近、この辺、物騒でねぇ。よく泥棒が入るのよ。」

彼女 :「そうなんですか。気をつけます。」

通ババ:「こんな風に、(玄関のドアの側の)窓を開けっぱなしで夜中に寝てると…」

彼女 :「寝てると?」

通ババ:「ここの前の住民さんみたいに、泥棒に押しこまれちゃうわよ。」


そうなんです。どうもこの部屋。前の女性の時に泥棒が夜中に押し込んだらしいのです。

「そ、それって…犯られたんかぁ!?いや、殺られたんかぁ!?(^_^;)//」


う、うらやましい…い、いや、また来たら怖過ぎぃぃぃ(^_^;)


まっ、泥棒が来て怖くなって、その彼女は実家へ飛んで帰っちゃっただけだろうけどね…。

いや…そう思いたい今日この頃…(-_-;)


P.S…しかし、この部屋…暑すぎて真夏は窓しめたら地獄じゃぁぁぁ!!


-------------------------------------------------------------------------


オマケです。通ババの余談なんですが…。

これは、彼女に聞いた話なんですが、この通ババ。

情報通なだけでなく肝もすわってるらしいです。(^_^;)


それは真夏のとても暑いお昼間の事。

彼女が買い物からの帰りマンションの階段を昇っていたところ、

昇りきった廊下に通ババが座り込んでいたらしいのです。(しかも、下着で)


通ババ:「おねぇちゃん、今日も暑いねぇ。」

彼女 :「ほんとに暑いですねぇ。私、暑いの苦手なんですぅ。」


とその時。通ババの横を黒い小さな影が…。

彼女 :「キャッ!!(>o<)」

パシィィィィィッ!!

なんと、それはでっかいゴキブリで、通ババはすでで叩き潰していたとか…。

その晩、彼女にその話を聞いて2人とも…。


「歳をとるのが怖いよぉぉぉっ。」(爆死)





     戻る