こっちの世界ゾ〜ン第十四夜「そこまで、解っているのなら・・・・。」

サリー・ドラゴンさん談


まぁ、ここは、・・・。

もしかして、こっちの世界ぞーん!!!

まぁ、どうしましょう!!!

わたくし、花の盛りを修行色に塗りつぶした前歴20年の占い師、サリー・ドラゴンでございます。

よろしく、お願いいたしますわね。

まぁ、どうしましょう!!!あっちの世界ぞーんに行くはずが、こんなところに・・・・。

まっ、迷い込んだからには、いっちゃった方々のことでも一席。


わたくし、今こそ、フリーでやっておりますけれど、占い屋にいたことがございましてね。

さぁ、もう6年程前になるでしょうかしら。

そこへやって来た、ある女子高生のお話をしましょうか。

えぇ、えぇ、いまでもよおっく覚えていますことよ。

今どき、手をしっかりつないで、それは、それは思いつめた顔つき、目つきでございました。

その2人が言うことにゃ、(それ、いうことにゃ)


「私達の前世を見て下さい」


あら、そう。

てなわけで、前世見のサリーとも呼ばれておりましたわたくし。

「ぷろ」の微笑みを一発。


「どちらの前世からみましょうか?」


そう、これからが、このお話の題名の始まり。

2人は、はしっと見つめ合い、ゆっくりとうなずいてこちらを向きました。

(こ、これは、まさか・・・。)


「実は、私達。前世で、選ばれた戦士たったんです。」


(やっぱりぃぃぃーー!)

「・・・・・・・・。?!=?」

「私達は、前世で恋人同志で、ある王国を守る為に選ばれた戦士でした。

私たちは、角のある白い馬に乗って、敵と戦い続けていたのです。」

(うぅーーー、恥ずぃぃーー!聞いてる方が、恥ずぃぃーーー!)

「・・・・・!!??///」

「夢の中で、啓示を受けました。今度は、地球を守る為に、私達は、覚醒しなければいけません。」

「・・・???・・・・・」

「もうすぐ、大きな敵が、やってきます。

私達は、*******によって、聖なる武器を与えられるのです。」

「*******って?・・・」

「地球の本当の守護者です。」

「で?」


2人は、そりゃ、大真面目で迫り繰る地球の危機から、

覚醒しなきゃなんないという御自分らのおもたぁーーーーい使命とか、

聖なる剣と、角の生えた真っ白けのお馬さんの名前から、

よく覚えて無くて幸せなんですが、本当の守護者とかゆうお方のことまで、

たっぷり、語って下さいました。


「で、?わたくしに、何をお聞きになりたいの?」


「あのう、これって、現実なんでしょうか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

わたくしのほうが、知りたい・・・。


では、また。





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