こっちの世界ゾ〜ン・第二十壱夜「お前が恐いわ〜ぼけっ!」
信長波平さん談
私は結構話すのが得意なんです...特に怪談は超得意! しかしどうしても勝てない人が一人いました。(小学校の時の話) 彼は無口で、めちゃくちゃ口下手で...というより自閉症ぎみでした。 でも勝てないんです。 修学旅行で私達は怪談をしてました。 彼が私達の部屋になぜか来て、黙って私達の話を聞いていました。 何か怪談話ししてよと頼むと、 彼は『小学校の時....放課後...5時..教室開けたら..顔がぐちゃぐちゃの子供がたってた』 おいおい..それで終わりかよ..オチとかフリとかないの? そうなんです彼の話にはいつもオチもフリもないんです。 それが凄い恐い! 彼の話を一覧表にするとこんな感じです。 『クラゲ狩りにいったら..海の中で足引っ張られた...』 クラゲ狩りって..何..? 『弟で遊べないんだ..弟の玩具が埋まってるから..』 死んだのか?弟..... 『おふろに入ってると...知らないおじちゃんが入ってくる..』 だから..誰? 『昨日怒って....お墓壊しちゃった......』 何故?????そしてどうしてお墓? 彼は私達の疑問に一度も答えず、施設に行ってしまわれた.....。 残ったのは謎だけ......。 恐いのはお前じゃ!!!!!!!! |
戻る |