こっちの世界ゾ〜ン・第四十九夜「強い精神力」
信長波平(和歌大将)さん談
強い精神力(前偏) さて私の友人が尊敬している友人がいます。 彼はとても強い精神力の持ち主なのです。 彼が大学に入学した時のお話しです。 入学式が終わると.. 強引な新入生略奪(新入生勧誘)が始まります。 彼はサッカー推薦で大学に合格していたので.. 一々説明するのが面倒に思っていたそうです。 ?『ちょっといいですか?』 彼『は?...........なっ!!!!!!!!!!!!!』 そこには絶世の美女.....ちょっとこんな美人いないだろう..とゆうぐらいの美人 顔.スタイル.すべて彼の好みでした。 女の子『一年生..だよね?』 彼『はい..そうです』 女の子『どこ入るか決めた?ちょっと話聞いてほしいんだけど...』 その時彼は推薦入学のことなど頭になく、 ただひたすらに思いました..『やりてぇぇぇぇ〜』と、 二つ返事で、サークル席に向かいました。 なにやらサークルの人達が一所懸命に説明していましたが...彼の耳には入りません。 彼は自分に微笑む女の子をひたすらみつめ..そして思いました『やっやれるっ!』 そして新入生歓迎合宿参加に同意したのでした。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 強い精神力(中偏) 行きのバスの中で彼は例の女の子の隣に座りました。 『やりて〜やりて〜』と心の中で唱えつつ.....『へ〜由佳さんていうんだ〜.....................』 何を話したか覚えていないそうです。 目的地に到着すると40〜50才くらいの中年男女が10人くらい待っていました。 『OBかな?』彼は思いました。 食事をしている時に初めて気が付きました。 『オタクばっかり..........敵はいないな...楽勝!』 食後飲み会かと思っていたら.....映画鑑賞会でした。 『う〜ん...飲み会で落とすつもりだったのに....まっいいや..とりあえず隣に』 彼は由佳さんの隣にすわりました。すると 『あっ!これ配ってくれない?』 『何ですか?....これ?』 『カスタネット!』 『何に使うんですか?』 『あとで.....ちょっと...』 とりあえず彼は配りました。 『今日は何の映画観るんですか?天文関係の?』 『まあ...宇宙関係...』 『ふ〜ん』 映画が始まりました....それは人類が過去行ってきた悪行の数々... そして人間の醜さを60分見せるものでした.... そして悪行の末には地獄が待ってるという内要のビデオがさらに60分 さらに...そのようなカルマから逃れる為には...宇宙の摂理にしたがいなさい、という内容が60分....。 由佳さんの目に涙が浮かんでました。 『うわ〜やりて〜』 彼はこの状況下でまだそんなことを考えていたそうです。 映画が終わると先輩達とOBらしき人たちがカスタネットを打ちはじめました。 すると中央にチャイナ服を着たおっさんが出てきました。 すると突然そのオッサンが『お前達も悪人だ〜』と叫びだしました。 その後、『映画の悪人も君たちも同じ悪人で、地獄が待っている。 助かる為には天の力を借りるしかない!』 まあそんな話を60分ほど続けました。 由佳さんの目から涙が溢れだしました...その横顔がどうしようもなく可愛かったそうです。 『やっやらしてくれ〜!たのむ〜』彼も泣きそうでした。 周りを見るとほとんどの一年の目がマジでした。 その後は、オッサンがパワーを送る儀式が始まりました。 パワーをもらうと皆泣き出しました........しかし彼だけなぜかそのパワ-が息子に行きました。 『うおお〜すげ〜ぜ!宇宙のパワ-..これなら7回はいける!』 儀式が終わるとオッサンが一言.....『最高ですか〜?』 やっと彼も気が付きました...『あっ....これ洗脳合宿だ....』 『最高で〜す!』『最高で〜す!』 カスタネット叩くわ、踊るわ、叫ぶわ、啼くわ....もう大変な状態でした。 そして..涙と鼻水流しながら、絶叫して踊る由佳さんを見て..『こりゃぁ〜やれないな...』 彼は悟ったそうです! −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 強い精神力(後編) その夜は息子に行った宇宙のパワ-を自分で処理し....寝ました。 次の日のバスの中でも爆睡、 結局、全員洗脳された合宿で彼だけ『やりたい...やりたい』と念じていたおかげで 洗脳されずに帰宅しました。 後談ですが、 それから1ヶ月くらいしてから、信者の皆さん5人に囲まれ、合宿に出るように言われたそうです。 彼が罵声を浴びせると襲ってきたそうです。 しかし彼は身長180センチの大男..しかもインターハイ出場経験ありの猛者.. 信者は色白のもやし君 5分でのしたと自慢してました。 この彼の武勇伝は彼を精獣といわしめ、その精神力は高く評価されました。 しかし彼は言います..『俺が信者のした時....あいつら最後まで..最高で〜す!って叫んでた。 俺は負けたのかもしれない...』と |
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