こっちの世界ゾ〜ン第六十九夜「ゲイの多い国」

奥村紀子(真名)さん


ゲイの話が出たので、私も一つ、他人の話を・・・・


ドイツ語を教える先生豊さん(仮名)は、かなりかっこいい先生です。

予習を忘れるとにこやかにイヤミを言って、なのに、テストはとても簡単。

とても良い先生でした。

豊さんは若い頃、勉強のためにちょくちょくドイツに行ったそうです。

豊さんは若い頃、とても憧れていたので、実地も兼ねて一人旅をしました。

ドイツの制度についてはあまり知らなかった豊さんは、一人でわけもわからず電車に乗っていました。

とりあえず、目的地まで行かねば。

「すいません、隣りに座って良いですか?」

なかなかの好青年が豊さんに話しかけます。

一人旅なので、途中まで一緒したい、ということです。

豊さんは快く返事をしました。

そして、話していくと、なぜか相手は豊さんの目的地、泊まる宿、そして私生活のことも聞いてきます。

それでも、純な豊さんはにこにこと笑って話しました。

ドイツ語が通じるのが嬉しかったのでしょう。

そして、青年は豊さんを宿まで案内する、というのです。

これは親切な青年。しかし、どこまで旅をするのだろう。

疑問が残るものも、豊さんは案内してもらうことにしました。

電車を下りて、

「ちょっと、トイレに行って来るよ」

と豊さんがいうと、青年も一緒に行く、と言い出しました。

さて、トイレに行きました。誰もいません。

そこで、とうとう青年は本性を現しました。

豊さんをトイレの個室に追い込みました。

「なに考えてるんだー! 男を襲うなー」

焦っていたので、日本語で言う豊さん。相手には通じません。

豊さんは、運動はからっきしです。しかし、自らの危機に渾身の力を込めて青年の腕から逃げました。

それからは、目的地をかえ、宿をかえて、青年から逃れたそうです。


ドイツには色々な人種がいます。

そう、レズとホモが人口の半分は占めていると言われています。

かなりやばいぞ。

親切な同性には気をつけましょう。


おしまい。




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