こっちの世界ゾ〜ン第八夜「釣り人の怪」

OTEFさん談
 と、その他特別出演有り


*注意 
     今回の話はいわく付きの掲示板
     に書き込みされたものです。
     リアルティを出すために掲示板
     方式で掲載させてもらいました。


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No.81 At 98/03/18 11:15 From OTEF

おはようございます。螺旋さんはやいですね!

Skyline RSさん今も乗っているんですね!なんだかうれしいなあ。

半年前に、RSさんも事を知っていれば、部品をあげれたのに・・・残念じゃ。

(コンピューターやドアミラー、エアクリーナーセット、ブーストアップ部品等々)

突然ですが、

「釣り人の怪」のはじまりです。

昨年の10月私は静岡県のと或る漁港に行った。

目的は真鯛釣り。

朝マズメを狙いたかったので、自宅のある三鷹を2時半には出発したかったのだが・・・。

1.前日10時頃の友人からのTELでたたき起こされ、そのまま2時間以上も話し続け、

寝る時間が無かったこと。

2.持って行くはずだった、リールがどこを探しても見つからなかったこと。

3.天気予報とは裏腹に雨が降ってきたこと。

などの理由で、体調面、精神面とも「なんかいやだなあ」という雰囲気になっていました。

でも、情報によれば、鯛が釣れているらしいし、その日に行けなかったら、

一週間も延びるわけだし・・・。

てな事で、「一度決めたら男の子」(?)

行くことにしました。

釣り竿、リール、などの道具の他、カメラ・・・(後に重要な意味を持つことに・・・)を

バッグに詰め込んで部屋を出ました。

駐車場まで歩いて5分ほど掛かります。

雨が強くなってきました。

「カッパ持ってこよう」と思い、部屋に引き返しドアの鍵を開けようとした時。

なんと、鍵がなーーーーい!
                           ・・・つづく

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No.82 At 98/03/18 13:11 From 螺旋

OTEFさん。引きますねぇ。

早く続きを書いてくださいぃ。できれば夜になる前に。

螺旋@気になる木です。


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No.83 At 98/03/18 15:42 From OTEF

螺旋さんのリクエストにお答えして、一曲歌わせてもらいます。

良ければ、みなさんもご一緒に。

♪♪そのー木何の木、気になる気になる。

              見たことのない木ですから、

                       見たことのない花が咲くでしょう。

さあ、「驚異の世界」じゃなかった、「釣り人の怪」の続きですじゃ!

・・・・・・・

なんと鍵がなーーーーい!!!

何処にいったんじゃーーーい!

雨が横なぐり状態になってきたし・・・。

急いで、バッグの中を調べる・・・。やっぱ無い!

ズボンのポケットにももちろん無い!

靴の中にも、キャップの中にも、脇の下にも、パンツの中にもどこにもなかった。

(すみません、ギャグです)

「おんどりゃ!責任者出てこんかい!われ、いてまうど!ほんまに!」(私、出身は倉敷なもんで)

などと、見つからない鍵に悪態をついたとしても、ただのアホですな。

もしかして、落としたか!?まずい!それは非常にまずいのねんのねん!

とその時、

ドアがかってに開きました。ギャオーーーィーーー!びっくりひょうたん島(再び、すみません)

なんだ、なんだ、どうなってるんだ?

どうやら、ドアロックが完全ではなかったようです。

内側に立てかけておいたスキー板の重みで開いたみたい。

まあ、ドアが開けばこっちのもんじゃ、鍵を探そう!

鍵はすぐ見つかった。玄関の所に置いてあった。

そういえば、普段は履かないブーツのひもを結ぶ時に・・・。

良かった、良かった!

でも、これ使えるな!

新聞配達の兄ちゃんビックリさせるのにこれは使える。

今度やってみよう!!

さーてと、出発しよう!3時過ぎだ。

なんか、心なしか雨も小降りになってるし、駐車場に向けてダッシュだ!!

・・・・・・・・・・・・・

さすがに、この時間は道もすいている、東名用賀インターまで15分かからなかった。

その間ブレーキは2回しか踏んでいない。

OTEFはこれから起こるであろう数々の恐怖な体験も知らず、川崎料金所へと急いだ

・・・3時30分、残された時間は1時間ないのだ!

いそげOTEF!風よりもはやく!

「走れ!エイトマン!風よりも速く・・・。」などと歌っているひまはない。

              (ちょっと疲れたので)・・・つづく

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No.85 At 98/03/18 16:27 From 螺旋

TEFさん。引きますねぇ。

早く続きを書いてくださいぃ。できれば夜になる前に。

螺旋@気になる本です。

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No.86 At 98/03/18 16:37 From 螺旋

ミスです。Oがありませんでした。
ごめんなさい>OTEFさん
ギャグで言うと、かんでしまった感じですね。

ところで鍵は玄関にあったんですか?
だったらどうして完全ではなかったといえ、鍵がかかっていたんでしょうか…?
まさか複線!?

このー木何の木気になる木        名前も知らない木ですから
              (気になるきぃー)
名前もしらーないー はなーがさくでしょぉー
(アーアーアー)

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No.87 At 98/03/18 18:01 From OTEF

螺旋さん!あんたはエライ!!

それと、深読みのし過ぎです。

でも、「気になる木」の歌、私の間違ってたようですね。ごめんなさい。

ここで説明・・・

普通、ドアの施錠は閉めてから、鍵を回しますが、

私の部屋はドアの内側ノブについているボタンを押し込んでから、閉めるタイプなんです。

その時、ドア自体ロックされていて、外側からノブを回すことはできません。

しかしながら、しっかりとドアを閉めていないと受け側にピンが入りきらない状態のまま。

てなことになります。

解りますか?下手な説明でごめんなさい。

・・・・・・・・

さて「釣り人の怪」のつづきですじゃ。


OTEFは急いだ。

川崎料金所はすぐそこだ。

霧に覆われた料金所・・・。

車もまばらだ。 ゲートは3ヶ所開いてた。

一番左のに、入れよう!

と、その時、爆音とともに何かが迫ってきた。

左後ろだ!

とっさに、ハンドルを右に切った。

その勢いで、隣の料金所に入ってしもた。

がーーーーん!!

ここ閉まっとるやんか!

なにが因果で高速でバックギア使わなあかんねん!かなしすぎるわ!

さっきの爆音の方を見ると、でっかいダンプの運転席から兄ちゃんが

両手を併せて南無ーじゃなかった、「わるい、わるい」を繰り返していた。

OTEFはこんな事では切れたりしません。

気を取り直して、バックし、開いている料金所に再び入れました。

ウインドウを降ろしました。

ニタニタ顔の親父が券をくれました。

(この親父、全部見てたな)

さあ、ウインドウを上げましょう。(親父さん、バイバイ!)

・・・・・

が、ウインドウが上がらない。

ガーーーーーン!!!

何たるちあ!サンタルチア!!

何が因果で高速の料金所でドアばらさなあかんねん!!


雨降ってるし、暗いし。最悪や!

でもこのぐらいじゃ、OTEFは切れたりしません。ハイ!!

急いで、事務所のある方に移動して、マグライトを口にくわえて作業開始!

人間やろうと思えば、できるもんだ!!

ドアの解体に5分、降りたままのガラスを強引に引き上げました。

パワーウインドを試してみる・・・。

8分目より下ろすと閉まらなくなるみたい。

まあ、閉まればいいか!!

とりあえず、組み立てなおして完了!!

所要時間15分。

あーあ。いろいろおきるなぁ!さきがおもいやられるぞ!

・・・・・

時計は4時を回っていた。

急げOTEF!! 時間がないぞ!!

        (暗くなってきたので)  ・・・・つづく

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No.88 At 98/03/18 18:35 From 螺旋

螺旋@納得しました です。

つまり、手動式オートロックですね(謎)

ここまではこっちの世界ですね。
まさかあっちに踏み入れないまま、明日まで続くのでは…!?

この木何の木は私も自信ありません。
でもコーラスつきです。

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No.89 At 98/03/19 16:28 From OTEF

おはようございます!では、さっそく

「釣り人の怪」完結編始めます。(長いですが、我慢してください)


東名高速はガラ空き状態。

あっという間に沼津インターへ着きました。

4時30分、ラッキーなことに雨は止んでいました。

急いで、釣具屋に向かいます。

捲きエサ用のオキアミブロックと食わせ用のエサをたくさん買い込みました。

そして、目的地の漁港へと急ぎました。

・・・・・・・・・

やっと到着しました「静浦漁港」

駐車場はガラガラ、釣り人もまばらな様でした。

5時10分、東の空が少し白みがかっていましたが、ライト類は必要不可欠状態でした。

釣り場は駐車場からみて左右にひろがっている堤防です。

(前回来たときは、右側で釣ったのですが、シイラやソウダガツオが釣れました)

今回は左側で釣ることにし、道具一式を持ち、薄暗い堤防をとぼとぼと歩き出しました。

すると、正面から、蒼白い顔をした小柄なおやじが滑るようにこっちに近づいてきます。

5メートル位の所まで来ました。

顔面蒼白、無気力状態・・・なんか神経とんでそうなおやじ

けったいなの来よるなあーと思いながらも

彼が私の横を通り過ぎる瞬間

「おはようございます!!」と結構大声で声をかけた。

が、返事はない。

私は、まあいいか!と5、6歩進んだ後、やはり気になって、振り返りました。

あれ?おやじの姿がない!!

おかしい! 私は駐車場から堤防に上がって1分以上も歩いてきているのだ

その間に降りる所はなかったし・・・

さては「釣り人の霊」。

釣り好きだけど、いつもボウズ、という怨念のこもった恐ろしい霊。

彼らは、夜な夜な現れては、糸を垂れ朝がくると恨めしそうに帰っていくという。

何とも悲しい「釣り人の霊」。思わず同情してしまった。

アーメン!

と、その時、後方でうめき声が・・・

「う、う、う、・・・だ・れ・か・・・い・る・か・・・」

「誰かいるか?」 なんだか助けを呼ぶ声が。

声のする方へ引き返しライトを点けてみると

何とさっきのおやじが堤防の下でうめいていました。

まるでひっくり返った象亀の様に(笑い)

私は堤防を滑り降り、おやじを助け起こしました。

おやじ

「あんたじゃ、あんたが突然大声だすから、

ビックリして落ちたじゃねえか!!どうしてくれるんじゃ!」



「何や、それ!!ボーと歩いとるおやじさんが悪いんやろ!!

まあええわ、おやじさん立てるか?骨折れとらんやろうな?」

おやじ

「大丈夫じゃ!こちとら何十年もここに通ってるんだ。このぐらいで骨は折れん!!」



「ごめんなさい。おどかして悪かったな、コーヒーでも買ってくるから、気い直してや!」

・・・・

その後、おやじと話し込み、おやじの自慢話や失敗談、

ポイント攻略法などいろいろと教えてもらいました。

・・・・

時計は6時。

そろそろ釣り始めねば・・・。


釣り始めてすぐ当たりが来た!

20cm位のシマダイ。そしてすぐ次の当たりが、

20cm位のメジナ。

1時間ほど経過しましたが、本命のマダイの当たりは全然ない。

そして、何匹目かのメジナを釣り上げた時

ふと気づくと、さっきのおやじが隣で糸を垂れている。

「写真撮るんだろう?そこのカメラで!なんなら撮ってやろうか?」

と言うんでお願いした。

・・・・・

さすが釣り歴数十年の年輪を感じさせる竿さばき。

エサ付けから投入までの一連の動きには無駄というものがない。



「おやじさん、何ねらっとんの?」

おやじ

「は、は、は・・・、タイしかねらっとらんよ!」



「エサは何使ってんの?」

おやじ

「ひ・み・つ!?」

(何がひ・み・つじゃい。もう1回落としたろか!)

と、その時おやじの素早いあわせ

「来たでぇ、よっしゃー、一丁あがり!!」

威勢の良いおやじの声。

私、黙ってのぞき込む、

獲物が上がってくる。思ったより小さいぞ!一体何だ?

おやじは慎重に取り込んだ。タイなのか?

なんと、右手に持ったそれは 貝!!

がくーーーー!!!何や、それーーー。

おやじ

     「写真とってくれんかのー」


私は今でもこの忌まわしいフィルムを現像できないでいます。

  「釣り人の怪(貝)」 終わり・・・・

やっぱり「こっちの世界」だったーーーーー!!

「こっちの世界」の方が恐ろしいのだーーーーー!!

P・S なおこの話は多少の脚色はありますが全て真実です。

    長々とすみませんでした。

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No.90 At 98/03/19 17:49 From 螺旋

・・・・・・・・そう来たか…

こっちの世界のにほゐを感じていました。
やっぱり、OTEF さんはこっちの人。

螺旋@でも引っ張りすぎ です。

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No.91 At 98/03/19 21:50 From いたこ28号

OTEFさん。

ついに完結!!

こ、ここまで引っ張って、この素晴らしいオチとは・・・

トホホホホ。(^^;

しかし・・・これこそ「こっちの世界ゾ〜ン」です。

感動だぁぁぁぁぁぁぁああ!

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No.92 At 98/03/21 09:25 From ことり

でも、↑面白かった!!(^▽^)





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