こっちの世界ゾ〜ン第八十壱夜「恐るべし、大学教授!」

奥村紀子(真名)さん


私が通う大学は、おそろしく田舎にあります。

だから、交通の便が最悪。

車で通おうとすると、許可証がないと駐車場に止られない始末。

ところが、裏には裏があるんですね。

許可証がなくっても、百円払えば、誰でも入れるんです。

だから、駐車場に止め放題。

しかも、大学は、許可証を駐車場より多く発行しています。

ふふふ、さすが大学、あこぎな。

そのせいか、故意かで発生してしまうトラブルもあります。


大学の駐車場は四つに分かれています。

理科系駐車場・教育系駐車場・仮駐車場・仮仮駐車場。

理科系駐車場の方は、仮駐車場もあることで、皆さんどさくさに紛れて、理科系駐車場に止めます。

ちなみに、私は実験の関係上、仮駐車場に止めています。

さて、そうやっていると、駐車場はなくなってしまいます。

そこで、校内に路上駐車する輩が出てきます。

そうすると、さる大学教授が暇を持て余して取り締まりをします。

まず、許可証があるかないかを確認し、あったら、車のナンバーをメモり、張り紙をします。

張り紙は、もちろんガムテープで行われます。

さて、車のナンバーの方は、パソコンに入力すると、なんと、学部学科研究室、名前まで出てきます。

そして、さらに教授を通して忠告を行います。

だいたい、ここまでされたら、もう二度と路上駐車はいたしません。

それでもやると、張り紙がノリで貼られ、かなりやばくなります。

許可証がなかった場合、警告の紙を貼られます。

一応ガムテープです。

それでも続くと、次はノリで2、3枚貼られます。

それをされてた車と持ち主&友達を見た時、哀れでなりませんでした。

誰がやったんじゃー! と怒っている方々。

だけど、早く移動させた方がいいぞ。

と思っていると、当の教授がやってきて、教育的指導を行いました。

どうやら、研究室から見張っていたみたいです。

気をつけよう、どこで大学教授が見ているかわからない。





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