こっちの世界ゾ〜ン・第八十四夜「大阪のおっちゃん」

ふぁるこさん談

こんばんは、ふぁること言います、初めての投稿です。

これは、私が約７年程前に、大阪環状線新今宮駅徒歩３分のウイークリーマンションに

住んでいた頃に体験した話です。


大阪在住の方以外、信じられないかもしれませんが、全て「実話」です。



『にいちゃん儂のも・・・』


住環境は最高でした・・・

関西在住の方なら、もうお分かりですよね（＾＾；

そうです。

大阪環状線新今宮駅と言えば、新世界まで徒歩３分。

例の暴動があった西成地区は道路を挟んで向かい側・・・


大阪に住んで約１週間程経った、とある会社帰り、

そんな新今宮駅のキオスクでスポーツ新聞の夕刊

（大阪ではスポーツ新聞は何故か夕方発売）を買おうとしたときの事です。

おいらが、新聞をおばちゃんに差し出すと、どこからとも無く現れたおっちゃんが・・・

おっちゃん：「にいちゃん、儂のもこーとくれ！」

と言って、おばちゃんに新聞を差し出すんです・・・

目が点になっているおいらに追い打ちをかけるように


キオスクのおばちゃん：「２部ね、２００円」


おいら：「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

おいら：（誰がこーたるか！）

おっちゃん：「えーやろ？」

キオスクのおばちゃん：「買わんの？」

おいらは１００円払って、とっとと家路につきました・・・。

恐るべし！新今宮のキオスク！



『もういらんやろ？』


東京から新幹線で大阪に帰った（行った？）時です。

梅田から福島（会社があった）までの間にそれは起こりました。

新幹線の中で読んでいた雑誌（確かＳ○Ａ！）を読んでいて、ページを戻したときです。

となりのおっちゃんが・・・

おっちゃん：「さっき、そこ読んだやろ！」

おいら：（なだ！？）

おっちゃん：「はよ、次、読もーや！」

おいら：（絶句！）

電車が福島に着いたので、降りようとすると・・・

おっちゃん：「それ、もう読まんやろ？」

おっちゃん：「あんた、もういらんやろ？」

おっちゃん：「儂がもーたっとくは」

おっちゃん：「えーやろ？」

おいらは雑誌を置いて、電車を降りました・・・。

恐るべし！大阪環状線！



『おくれ』


夜１０時頃、新世界の近くにある、居酒屋「●ちゃん」から、部屋に帰る間のことです。

帰り道には、一泊３００円とか５００円の高級ホテルが立ち並んでいます。

そんなホテル街を、ほろ酔い気分で歩いていると、向かいから歩いてきたおっちゃんが・・・

おっちゃん：「にーちゃん１０円おくれ！」

おいら：「無い！」

おっちゃん：「なら５円でええわ」

おいら：「無い！ゆーてるやろ！」

おっちゃん：「たばこも無いか？」

おいら：「あってもやらんわ！」

おっちゃん：「・・・・・・・・」

おっちゃんは行ってしまいました。

でも、そのおっちゃんが、ブツブツ言っていたのが耳に残ってしまいました・・・


おっちゃん：「今度おーたら、いてもーたらぁ・・・・」


１０円でいてもーたれるなんて、「嫌だー！！！！！！！！」


恐るべし！大阪のおっちゃん！





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