こっちの世界ゾ〜ン第九十七夜「オリジナル タクシー爆笑幽霊談」

ろんろんさん


こんにちわ♪こわい話しから飛んできました。

私の叔父は都内でタクシーの運転手を昔していたのですが

体験した爆笑幽霊談は、いまやコントのネタになるほど有名です。

もともとの話しは以下のようだったんですが、けっこう脚色されてるので怒ってます。


深夜にロングのお客が付き、

鎌倉まで走った帰りに、ふらふらと女性が道路に出てきて急停車!

乗りたい風なのですが、神奈川県は勤務区域外なのでお客さんは載せられないんです。

断ろうとしたら、勝手に何時の間にか乗り込んでたらしいんです!

「だめなんですよお客さん、これ東京のタクシーなんですよ」

「・・・・東京へ行って下さい」

何だそれなら乗せられる!と叔父はラッキーな客に内心喜んだんですが

この女性、気が付けばびっしょり頭から濡れてるんです!

その日は朝から雨など一滴も降ってないのに・・・。

それに何やら、えも知れぬ嫌な匂いがするんです。

気味が悪いなぁと思いながらも、

ロングの往復は売り上げが良いので車を東京方面へ走らせました。

一言も話さず高速のインターまで走らせ、

料金所の近くになって初めてバックミラーを覗くと、映ってない!!

心の中で「ひーっ!やっぱり変なもんのせちゃったなー」

叔父は後悔しながらもう一度、バックミラーを見ると・・・

ちゃんと今度は映っていました。

また心の中で「なんだー、勘違いかよー、脅かすなよー」

ホッとしてまた見ると、今度は映ってない!また見る、映ってる!

またまた見る、映ってない!

このくり返しで汗びっしょりになりながら、東京へ戻り、

高速を降りたところで見ると、また映ってない!

「うわあああっ!お客さん!」

車を急停車して後ろを振り返ると・・・!!!

客は横になって寝てました。(笑)

どうやら泥酔している様子で、シートに倒れこんだり起き上がったりしてたんです。

酔ったはずみでドブかなんかに頭から落ちのでしょう、匂うはずです。

叔父は酩酊している女性を警察に引渡して帰車しました。


その後のタクシーの中の糞尿ゲロ掃除は大変だったそうです。


これがオリジナルですよー。





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