こっちの世界ゾ〜ン第十五夜「まきまき」

ニロさん談


暗室ならば、少なからずあることですが。。


そこの暗室には、御札が貼ってあったです。

あっちとこっちに2枚ほど。


目のあたりにすると、ぞっとしたです。

髪の長い女幽霊がでるそうで。

大勢で入っていても、なんか、一人、多い。

そんなこともよく聞いてて、夜に暗室入るのは恐ろしかったです。

やはり、暗くて水のあるとこには霊がよってくるのだね、と皆、妙に納得してたです。


その日は写真課題1の締切で、クラス全員でフィルムの現像をしていたです。

課題のために、みんな苦労して撮ってきたです。

対人恐怖者にとってはポートレートだって四苦八苦だし。

みんな、フィルムをリールにまきまき。。まきまき。。

キュッキュッキュ...まきまき音だけが不気味に響きます。

次の瞬間......

「ま、眩しいよ。。。!!!」


目くらましをくらう人々。現実を受け入れられぬ人々。

放心する人々。罵声をあびせる人々。泣き崩れる人々。笑う子。


。。助教授です。

ふうっと溜め息つきながら、壁に寄りかかったですね。

「カチッ」だって。そこには電気のスイッチが存在してたですね。

助教授氏「。。わ、わりぃ。。それ、来週まででいいからさ。。はは」

そして、そっと去る、いや、逃げる助教授。


後には、みなの怨念が渦巻きまき、

こういうエネルギーが積もり積もって後々、具象化するのではとわくわくですが。。


そこの暗室のことを知りつくしてる助教授だのにね。

こういうも、霊障かもわかんねいですぜ。





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