こっちの世界ゾ〜ン第六十九夜「千里さんの「ニュー8x4」を読んで思い出した話」

せるさん


千里さんの「ニュー8x4」を読んで思い出した話です。

中学生のころ、姉から聞きました。


あるところに鬼婆の住む山があった。

その山に若者3人が登ることになった。

山のふもとの村人たちは止めたのだが、3人は耳を貸さない。

あきらめた村人は3人に鬼婆に会ったときの注意を教えた。

1.逆らってはならない。

2.逃げてはいけない。

(鬼婆はすごく足が速く、どこに逃げてもすぐに追いつかれてしまう)

3.鬼婆の前で笑ってはいけない。

(鬼婆は笑顔が大嫌い。)

「これらをやってしまうとすぐに殺されてしまうよ」

と村人は忠告した。


そして山に登った3人だったが、やっぱりすぐに鬼婆に捕まってしまった。

鬼婆は3人に山から果物を1個取ってくるよう命じた。

鬼婆からは逃げきれないと聞いていた3人は、仕方なく果物を探しに出かけた。

しばらくすると、3人のうち Aはぶどうの実を1個だけ、Bはりんごを

手にして戻ってきた。

Cは果物が見つからないのか、まだ戻ってきていなかった。

果物を持ってきたAとBに鬼婆は

「持ってきた果物を自分のお尻の穴にいれてみろ」

と言った。

それを聞いたAは、

「死んでもいやだ!!」

と逆らい、鬼婆に殺されてしまった。

Aが殺されるのを見たBは、

「無理だ・・・」

と思いつつも、鬼婆が恐いので、りんごで挑戦することにした。

Bの努力のせいか、それは少しだけ入ってきた。

そこへCが帰ってきた。

Cを見たBは思わず、

「ぷっ・・・」

と笑ってしまい、鬼婆に殺されてしまった。

Cが持ってきた果物。

それはスイカだった。


・・・・・書いてて恥ずかしくなってきた。




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