こっちの世界ゾ〜ン第七夜「札幌というと・・・」

命知らず(しつちょー)さん談


札幌で路上駐車、と言うと、少し恥ずかしい記憶があります。

以前耳鼻科に母と行ったとき、駐車場が満杯で、母はすぐ先の角を曲がったところ

で車をとめ、私に診察を受けてくるようにといいました。

しかしは母は(そして私も)気が付きませんでしたが、そこは某国の大使館前だったのです。

母がのんきに寝ている間に、

”門前に不審な車あり“

ということで、門番が数人、車を取り囲んでしまいました。

窓を叩かれて目をさました母は、必死に怪しいものではないと説明したそうです。

そしてずうずうしいことに、このまま駐車させてくれと頼んだのです。

どのような経緯があったのかは知りませんが、私が戻った時、母も車もそこにおり、

門番さんはにこやかに私に話しかけてくれました。

あのときまで、大使館などは別世界のものだと思っていたのですが・・・

結構身近に、人知れずあるものです。

って、私達が間抜けだっただけか。





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