こっちの世界ゾ〜ン第八十弐夜「すき!すき!おぢいちゃん!」

ちょりさん


非常に、おひさしぶりです。ちょりでした。

あっちの話に載せて頂けて、もう、泣いちゃうっっ!!

これはもう、何か恩返さなきゃねと思い立ち、キーボードを打たせて頂きます。


この話は、ワタクシのおぢいちゃんの話です。


ウチのおぢいちゃん(推定75歳)、先月入院しました。

原因は、心不全。

今も非常にデンジャラス。管だらけの人生を送ってます。

何故、倒れちゃったのかと言うと、それは・・・。


2ヶ月ほど前から、お向かいの家が何かと騒がしくなりました。

その訳は立て替えのため。お化け屋敷(草ぼうぼうで酷いボロ。

近所のガキ共から、言われて当然の物件)は、もう返上!!

といわんがばかりの解体工事。

おぢいちゃんは元左官屋。

現役を十五年前に、退いたとはいえ、やはり血が騒ぎます。

毎日毎日、お茶の間の濡れ縁からその様子を、目を細めて見ていました。

そうこうしている内に、一週間ばかりが過ぎ、お向かいはきれいな更地になりました。

その晩はおぢいちゃん、撮り溜めをしていた水戸黄門を一気に見たため、

いつもより遅く(といっても、夜の十時半くらい)寝床につきました。

おぢいちゃんが目を覚ましたのは、あくる日の昼過ぎ。

その時、母はお向かいの家を見に行っていたのですが、

自分の家から「うぎゃー!!」と言う悲鳴が。

慌てて帰ってみると、白目をむいたおぢいちゃんが、

茶の間で仰向けに倒れて、アウアウ言っているのです。

母は、何度もおぢいちゃんを呼びました。

すると一瞬だけ意識が戻り、おぢいちゃん一言


「緑さん(母の名前)ワシゃ、一体、何ヶ月寝とったんかのぉっ・・・」。


みなさん、セキ○イハイムってご存じ?

アレって一部屋一部屋を、トレーラーハウスみたいに、

内装まで工場で作ってしまい、現地でなんと半日で組み立ててしまうのです。

おぢいちゃんは、そんな技術があるなんて知らなかったのですね。

てっきり、自分が半年位、昏睡状態だと思ったんでしょう。

そのショックで、まさか本当に昏睡状態に陥るとは、さすがワタクシのおぢいちゃん。

でもね、おぢいちゃん、孫の話はチャンと聞いてね。

ハイムの工法は、ワタクシ、おぢいちゃんの耳にタコが出来るくらい、

お話しして上げてたじゃない。

だって、お向かいにアレを紹介したのは、セ○スイハイムにお勤めしている

(もう、やめちゃうけど)貴方の孫=ワタクシなんだからね。


もの凄く長い駄文。ごめんなさいです。


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ちょっと訂正をば。

「更地になった」のところは、

既に基礎を打ち込んである、と解釈して頂ければ、です。




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