こっちの世界ゾ〜ン第八十五夜「精神病院って…2」

ナイトブレイカーさん


ひぇぇぇぇっ、文字数が多過ぎるぅぅぅ(^_^;)

そう言う訳で第2話です。


第2話「ミラクル(誰のた〜めに〜♪)」

精神病院には様々な人がいます。

今回は、その中のMさんのお話をしましょう。


Mさんは、髪の毛は角刈り(いや、坊主か??)で少し小太り。

眼光鋭く、一見そっち系のお・か・た♪(^_^;)

Mさんは、いつも顔に何かが付いてるのを気にしているかのように

両手で撫でまわしてらっしゃる。

そして、陰気に下を向きながら口をモゴモゴさせてブツブツ何かをしゃべっています。

でも、声が小さくて聞き取ることはできません。


そのMさんはある趣味(?)がある様で、ことある毎に大学ノートの切れ端に

メモをしていらっしゃるんです。

私は「いったいどんな事を書いているんだろう?」と少し興味があったのですが

ここの人達とはあまり関係を持ちたくなかったので、

あえて話し掛けたり接触しようとはしていませんでした。


ところがある日、Mさんはそのメモを私のベッドの足元に忘れられたのです。

(おいおい、なんか気味が悪いじゃん(^_^;))

それで、なんとなく後ろめたさもありながら、

忘れた主を確認(好奇心)の為メモを見てみました。


その時、私は「やっぱり関わらん方がよかった…(-_-;)」と後悔してしまったのです。

そこに書かれていたものは・・・

「私は。私は。私は。私は。私は。私は。私は。私は。私は。私は。私は。」

ずっとこの羅列…。

「ひっひえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!(>o<)」

そのメモをずっと足元に置いておくのは嫌すぎなので、

丁重に屑箱へほおむりさってあげましたとも!!(T.T)


それから、2、3日はとくにMさんも変わった様子もなく

「あっ、完全に忘れてるんだな。」と安心しきっていました。


しかし、その夜にそれは起きたのです。

私は中々寝つけず、布団の中でモゴモゴしていました。

就寝時間からかなりの時間が経っていたと思います。


Mさんはもちろん(?)同室なので、隣のベッドで寝ていたのですが

何かしゃべっている様子。

「へっ?」と思っていたら、突然大きな声で…。

「私はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


「ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっっっっっ!!(T.T)」


その後、怖くて布団をかぶって寝たことは言うまでもありません。

あ、あれは寝言だったんだよね?寝言でしょう。いや、寝言だ!!寝言に決定!!(笑)




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