こっちの世界ゾ〜ン第九十六夜「うどんですね・・・」

固持虎児さん談


どうも、お久しぶりです。固持虎児でした。

うどんですね。我が家では食卓に上らない食べ物です。

なぜかと言うと、喧嘩のタネになってしまうので。

答えは簡単。

主人は関西、私は北海道なので、汁が違うのです(でも、住んでいるのは東京)。

そう、うどんと言えば一つ。あまり気持ちよくない話、よろしいでしょうか。


私が高校2年の時、学校の帰りに友達と地下鉄(札幌のです)に乗っていた時の事です。

夕方だというのに、もう早、酔っぱらっている

熟年(死語ですね、コレ)サラリーマンが、向かい側に座っていました。

友人と私は、興味むきだしで彼を見ていました。

彼は、うぃーうぃーと繰り返し言い続け

箸が転がっても可笑しい時期の私達ゆえ、ケラケラと笑い続けていました。

南北線が平岸霊園前(現、南平岸駅)駅を越えた時、その異変は起こりました。

地下鉄はこの駅で、地下から地上にあがります。

上がりきったその瞬間、友人が火のついたように笑い出したのです。

泣きながら笑う彼女の指さす方を見ると、

サラリーマン氏の鼻からなにかが、ぶら下がっているのです。

長さ的には5cmくらいでしょうか。

鼻水・・・かと思った瞬間「ジャー!!!」と

蛇口をひねった時の様な音と共に、大量の汁と白い物が口と鼻から。

そう、鼻から出ていたのは、うどんだったのです。

次の日生物の先生に、人間は鼻と口がつながっているのかを、

友人と共に質問しに行った記憶があります。

あまり、おあとがよろしくない話なので、消しちゃってもいいです。





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