小学校低学年の頃、テレビで見世物小屋の特集をやっていた。
まずは『タコ女』。正直ビビった。
次に薄暗い部屋のセットの中で正座をしている着物の女が映し出される。
しがれた声の弁士が女の悲しい因果を語る。

女の顔が苦痛に歪んだ。

首が伸びた!伸びる伸びる!ぐにゅぐにゅ伸びる・・・。
私はタコ女もろくろっ首はいるのだと確信した!!

とにかく生でタコ姉さんとろくろっ首姉さんに会いたい!!
そんな嬉し恥ずかしい子供心を抱いてから数十年がたち中年のおっさんになった。

そんなある日、見世物小屋が花園神社のお祭りに出ると聞いた。

タコ姉さんもろくろっ首姉さんもいなかったが、昭和の薄暗く胡散臭い世界を感応できた。
平成になり見世物小屋も消滅の危機になっていると云う。

2012年に作られたこのドキュメンタリー映画には、
『タコ女』も『ろくろっ首』も『ヘビ女』も『人間ポンプ』も
闇に隠れていた昭和の妖怪達が八時だと全員集合状態だときく…

見たい。なんだか凄く見たい。

2017年11月25日(土)〜12月1日(金)新宿『K’s cinema』にてロードショー決定!!